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【すっきり書きたい】「ビジネスモデル」を表現するフォーマット3選

みなさんこんにちは。
資料デザインのリサーチや分析に取り組むパワーポイントのスペシャリスト、パワポ研です。

今回は、ビジネスモデルを1枚の図に整理する際に有用なフレームワークを取り上げ、詳しく解説していきます。パワポ研で販売しているテンプレートにもビジネスモデルを表現するページは含まれていますが、「他のパターンも考えたい」「ビジネスモデルのパターンだけが欲しい」という方のために、今回は公開されているビジネスモデルのフォーマットをまとめていきます。

なお、ビジネスモデルからは少しそれますが、時短で企画書を作る方法については、以前解説記事を書いているので、そちらもご参照いただければと思います。

それでは早速見ていきましょう。

ビジネスモデル図解ツールキット

https://note.com/tck/n/nb76ac2c2a709

まず始めに紹介するのは、ビジュアルシンクタンク「図解総研」のチャーリーさんが開発した、「ビジネスモデル図解ツールキット」です。これは、スライド形式でビジネスモデルを図解するためのツールキットで、図解するために必要なパーツ・アイコンが内包されています(上図参照)。そのため、これらを組み合わせることで簡単にビジネスモデルを図解することができます。
このツールキットを使って様々な企業のビジネスモデルを解説した「ビジネスモデル2.0図鑑」が、なんと無料で全文公開されていますので、関心のある方は以下のnoteよりご覧ください。

なお、ツールキットについては現時点で有料となっており、個人向けのものはこちらから10ドルで購入することができるようです。

ビジネスモデルキャンバス

https://hybrid-technologies.co.jp/blog/knowhow/20230313/

ビジネスモデルキャンバスとは「事業にかかわる複数の要素を可視化したフレームワーク」であり、上図に示す9つの要素で構成されます。スイスの起業家によって考案されたフレームワークであると言われていますが、日本でも日本語版が一定の知名度を得ており、大学の講義や公募の審査などで活用されています。中央の「価値提供」を中心に、左側は自社に関わる内容、右側は顧客に関わる内容に分類され、社内外の活動の現状を一枚に整理する上で非常に有用です。お金や情報の流れを示す、「ビジネスモデル図解ツールキット」とはやや性質が異なりますが、現状の課題や将来のKPIなどを具体化する場面などで活躍が見込まれます。
こちらのテンプレートについては、チャーリーさんのように特定の個人が管理しているものではないため、様々な会社が無料公開しているようです。参考までに以下に一例を示しておきます。

https://www.canva.com/ja_jp/create/business-model-canvas/

リーンキャンバス

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/lean-canvas/

リーンキャンバスとは、「Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES) 」の著者で起業家のアッシュ・マウリャ氏によって開発された新しいビジネスを開発・実践するためのフレームワークです。一見すると「ビジネスモデルキャンバス」と同じように見えますが、スタートアップには重要ではない項目が省略されており、より重要な顧客・課題・製品などにフォーカスできるように設計されている点が特徴となります。
リーンキャンバスとビジネスモデルキャンバスの違いは主に以下の点です。

リーンキャンバス↔ビジネスモデルキャンバス
①顧客の課題↔主要なパートナーシップ
②ソリューション↔主要な活動
③主要指標↔主要なリソース
④圧倒的な優位性↔顧客関係

こちらもビジネスモデルキャンバス同様、様々な会社が無料公開しているため、以下に一例を示しておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回取り上げた3つのフォーマット以外にも、様々な表現方法でビジネスモデルを表すことができると思いますが、まずはこの3つのフレームワークを念頭に置き、スライドを作る前に手書きで整理すると良いでしょう。今回取り上げたものは、広く何にでも使えそうな汎用的なフォーマットでしたが、〇〇特化のような需要があれば、パワポ研の方でも随時開発していきたいと思います。
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