ぱんだ

みながすなるnoteというものを めんへらもしてみんとてするなり

ぱんだ

みながすなるnoteというものを めんへらもしてみんとてするなり

最近の記事

孤独のスピカ

夜に星を放つ 窪美澄 オムニバス形式となっており ひとつずつの話に 必ず星がひとつ出てくる 婚活アプリでできた恋人の秘密を知ってしまっても 愛する母が亡くなってしまっても 一夏の、憧れと勘違いしてしまっているような、 恋のような曖昧な感情を抱いてしまっても それでも、星は煌めいている 心の揺らぎのように星々は瞬く 彼も彼女も 誰も彼も 孤独を抱えて、星を眺めている そういえば わたしが今住んでいる地域を愛している理由の一つに 星がきれいにみえるから、というのがある

    • 春の息吹にふれる

      瀬尾まいこ著「春、戻る」 突然現れた年下の、おにいさん 彼がきてからさくらの日常は少しずつ変わっていく 特別に大きな大事件がおこるわけでもないけれど (まぁ急に年下の男の子が兄を名乗るのはそこそこの事件だが) ゆったりとした日常のなかで 心のわだかまりだとかが解けていく ヒロインのさくらは、何かを成し遂げたわけでも 苦難を超えたわけでもない それでもおにいさんと出会う前の彼女と出会ったあとの彼女は確実に違っていて 生きるというのはそうやって 少しずつ己も気付かないうちに 感

      • 美しく静かにまわっていく毒

        小中高と進む中で 各学校にて一回は書かされたであろう作文 かつて教師たちは 「作文はタイトルが重要。内容をひと言でまとめたものをつけてね」といったものだ さて2024年最初の読書記録を飾るのは 花束は毒 正義感あふれる主人公の憧れの兄貴分のもとへ届く脅迫文の差出人を探すというミステリーである まず驚いたのが読みやすさ 良い意味で淡白でサラッとした文なので とにかく入ってきやすい さらさらさらと内容が入ってくる 白砂のように情報が入るなかで 次々と浮かび上がる事実 鵜呑みに

        • 読書記録

          今まで知り合った男の話をば、 と思っていたのだが わたしの恋愛遍歴に なんのコンテンツ性もないだろ と思っていた矢先 noteに「読んだ本の感想を書いてみせんか?」なんて 声を掛けられてしまった やろうと思ってたよ!! と、若干癪であるが読書記録をはじめてみる

        孤独のスピカ

          ということで 今まで知り合った男の話を まとめてみようと思う 己の問題とか拗らせの要因がわかるやもしれんってのが半分と エンタメ的な理由と あとは文を書く練習というスパイスを少々 人の窃視性を続けたらよい

          ということで 今まで知り合った男の話を まとめてみようと思う 己の問題とか拗らせの要因がわかるやもしれんってのが半分と エンタメ的な理由と あとは文を書く練習というスパイスを少々 人の窃視性を続けたらよい