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京城クリーチャーシーズン1全部観たよ

 前回全部観られるか心配する記事を書いたが、あれから4日。シーズン1を観終えた。


 正直4話目まではなかなかしんどくて1日1話が限界と思っていたけど、5話からは意外とスムーズに観ることができた。慣れ?
 日本軍の加藤中佐、ラピュタのムスカみたいだなーとか、クリーチャー、エイリアンみたいだなーとか、キャラ当てしながら楽しめるようになった。
 それに、ちゃんと観てやるぞ!という謎の使命感を感じながら観てしまった。おかげで、うっかり世界ランク2位に貢献してしまってることに微妙にモヤモヤを感じる。

【観ながら思ったこと】
(あくまで個人の感想です。話のネタバレはしてないと思いますが、まっさらな気持ちで観たい方は見ないでください。)

①話の流れはよくある感じ。

 1年以上前から楽しみにしていたから、期待値が強すぎて。そのせいで批判的に観てしまうのかもしれないけど、歴史的背景を参考にしているところとか、自分が日本人として思うことを除けば、単純にこんな話あるよなって感じ。お金はかかってるなと思う。俳優さん達のアクションは上手い。
 主人公がクリーチャーに近づくと攻撃の手が著しく緩むのが謎だが、そんなもんかな。緩まないと死んじゃうもんな。

②自分があまりに無知な状態で楽しみにしていたということが悲しい。

 個人の感情論。
京城という地名から、時代背景は分かっていたつもりだったけど、731部隊がモデルというところまでは知らずに観てしまった。
当時の日本軍が犯した罪は重いのは分かる。
でも、過去の歴史を参考に、日本と韓国をここまで全面に出すのであれば、SFホラーみたいなエンタメ要素を入れるべきではないと思う。
重い出来事なだけに、どちらの国の歴史に対しても失礼ではないのかな。
 これでいくなら、せめて国は架空にしてほしい。どちらにしろ日本がモデルってわかるけれど。
 それと、史実に忠実に作って欲しかった。731部隊は、京城で活動していたわけではないだろうに、世界中の人に歪んで伝わるじゃん。正しく伝えて。
両国の正しいはそれじゃなくても合わんのに。

③有名な俳優さん達がたくさん出演されていることに、何気に傷つく。

 数年韓国ドラマを楽しんできて、素敵な俳優さん達がたくさん出ていることを楽しみに観た。
なんなら脇を固めている役者さん達も、よく見かける演技派の素敵な人達ばかり。
だから、あぁ、この作品をこの人達は選んだんだなと勝手にショックを受けた。
 このショックを例えるならば、素敵だなと思っていた人に好意的に接していて、相手も良く思っているかと思いきや、実は嫌われていたみたいな感じ。
 例えが悪いか。
 いや、勝手に私が好きになり、勝手に期待していただけ。ただそれだけなんだけど、歴史が作った溝は、本当に深いんだなと。

 主演女優さんのインスタ、大好きな人だからフォローしている。死体の山の写真やらなんやら載せてて色々びっくりしてしまった。

④やっぱり日本語変。

 京都弁の前田さんは結構上手だったけど。
やっぱり無理があるな、セリフとして日本人が聞くには。世界にどっぷり浸れない。

というわけで、なんとも複雑な気持ちになった。
 エンタメだからと割り切るのがいいのか、日本人として怒った方がいいのか。

 韓国ドラマはこれからも楽しませてもらうと思うけど、前とは少し違う気持ちが生まれたなと思っている。キャー素敵!って手放しで言っていいのか?みたいな。

 文化やスポーツに政治の要素が絡むと嫌だな。
これは日本人だからかな?
人間誰しもそうじゃないのかな?

 ただただ作品を楽しみにしてたんだけど、カウンターパンチくらった気分。
文化を通して理解して、リスペクトしてたつもりだったんだけど、ちょっとやり方が悲しい。
影響力のある今だって思ったんだろうな。
年末年始って時期も、狙ってたんだろうなー。
悪く考えすぎなんだろうか。

観られた皆さんどうですか?

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