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2023年J1第34節鹿島アントラーズ-横浜FC「終わらない歌」

時を超えた青いリボン 時は鹿島戦の前に遡る。第33節湘南戦でクラブが試合会場で配布していたフラッグにプリントされていた、横浜のエンブレムの中央上部にある青いリボンがゴッソリ抜け落ちていたことが話題となった。原因究明や再発防止策の議論はさておき、ここで初めてその青いリボンの意味を知る事になったサポーターも多かったようだ。あれは横浜フリューゲルス存続活動いわゆる青い翼運動にて、参加者が揃って身につけていた青いリボンになぞらえてのものだ。 合併の話が出てから青い翼運動が広がってい

    • 2024年J2第17節ヴァンフォーレ甲府-横浜FC「万物流転の法則」

      2023年のJ2で話題になったのは町田の昇格でもあるが、甲府のACLでの奮闘も忘れられないだろう。22年の天皇杯に優勝し、23-24シーズンのACLを戦った。甲府にはACLの試合を開催できる規模のスタジアムがなく、新国立で試合をし、スタジアムの一角は来場をクラブからも促された他クラブのサポーターが埋め尽くすといった甲府でしか出来ない光景もそこにあった。 甲府がACLに出場するだなんて2000年代初頭の解散の危機を見ていた当時の自分には想像も出来ない事だった。世の中は変わってい

      • 2024JリーグYBCルヴァンカッ3回戦横浜FC-名古屋グランパス「陽の当たる場所」

        ルヴァンカップは2024年に開催形式をこれまでのJ1クラブメインでの開催から、J1からJ3の全チームが参加するトーナメント形式に変更された。この変更により、特に下位カテゴリに所属するチームには様々な恩恵があることが報道されている。 サポーターの多いJ1クラブが大挙することによる地域への経済効果、普段より多い観客を入れての試合運営の課題洗い出しと改善、上位カテゴリーのチームや選手を相手にして高いパフォーマンスをすることで選手自身も個人昇格やこれまでと違った評価を手に入れることも

        • 2024年J2第16節横浜FC-清水エスパルス「イシを積み上げる」

          2点目のゴールを決めた後、伊藤翔の周りに歓喜の渦が出来る。守備陣のボニフェイスも駆け寄ったほどだ。1点差のまま突入した後半アディショナルタイムに試合を決定付ける追加点が生まれたらポジションに関係なく喜びたくなるだろう。 その一方で、ゴールの後にフィールドに仰向けになっていた選手がいた。櫻川である。その伊藤翔のゴールを結果的にアシストする形になったが、フリーで放ったシュートを枠にすら飛ばせない自分の不甲斐なさに天を仰いでいたのか、それともこれで試合を終わらせたという一種の達成感

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          2024年J2第15節ロアッソ熊本-横浜FC「心濡らす雨」

          今年のJ2リーグ、横浜にとっては非常に不思議な日程で前半戦のうちに九州のアウェイゲームは全て消化することになった。熊本は一時期9月の秋分の日前後に何年も連続して開催していたこともあったが、今年は大分、鹿児島、長崎、そして熊本と4県全てが前半戦、しかも5月までに終わってしまった。アウェイの何がよいかと言えば、日帰りではなく旅行、つまり非日常を味わえることである。大分なら別府温泉入ったなぁ(試合翌日は松山から帰ったけども)とか秋田では稲庭うどん食べたなぁとか、どこそこへ行った食べ

          2024年J2第15節ロアッソ熊本-横浜FC「心濡らす雨」

          2024年J2第14節ジェフユナイテッド千葉−横浜FC「凡」

          雨降って地固まらない。長崎戦で見た光景を再現したかのような試合になってしまった。先にミスのような形で失点し、あとは攻撃してもゴールを得られないままタイムアップの笛が鳴る。今年の横浜の典型的な負けパターンに陥った 立ちはだかる 前節の勝利で岡山を抜いて3位に浮上した横浜だったが、試合開始から千葉のプレスに苦しむ。前線高い位置からのプレスを3バックで回避しようとするが、ここで井上が落ちて受けようとすると後向きで受けるばかりで有効な打開策がないまま消耗させられる。プレスの強度も

          2024年J2第14節ジェフユナイテッド千葉−横浜FC「凡」

          2024年J2第13節横浜FC-水戸ホーリーホック「穀雨すぎて」

          春名のに ゴールデンウィークだが、すでに汗ばむ初夏の陽気。異常気象かもしれないが、それが何度も繰り返されると異常気象ではなく通常になる。ちょっと前までは25度くらいになって、そろそろ夏かなんて思っていたが今ではこの気温は梅雨を思い浮かべなければならないのだろう。もっといえば、自分より年長の方は25度だと昔は稀に起こるまさしく当時では異常気象だったのかもしれない。春なのに夏日が来るのはもう当たり前になるのかもしれない。 さて、このゲームが動いたのは後半7分だった。水戸GK

          2024年J2第13節横浜FC-水戸ホーリーホック「穀雨すぎて」

          2024年J2第12節ブラウブリッツ秋田-横浜FC「温さと温かさは紙一重」

          後半40分まで横浜は選手交代は行われなかった。山根の後半30分のゴールを見て、時間の消費を計算しつつ3枚替えを行った。そして残りの2枠も記録上90分を過ぎてから。三田に至っては90分+6分と、試合終了が97分頃とすると1分もフィールドにいたかどうか。選手の入れ替えをせずとも、横浜は試合の大部分を支配して、0-2というスコア以上の完勝となった。 試合は、秋田に攻め込まれる部分はありつつもセカンドボールを回収してサイドを広く使った横浜がボールを握って優位に試合を進めていた。ビル

          2024年J2第12節ブラウブリッツ秋田-横浜FC「温さと温かさは紙一重」

          2024JリーグYBCルヴァンカップ2回戦ファジアーノ岡山-横浜FC「ふぞろいのうちの子たち」

          中野が蹴ったPKはゴール左隅に吸い込まれていった。GK永井の周りに広がる歓喜の輪。(永井を弄りすぎて若干苛立たせた後輩もいたようだが。)横浜は久しぶりの120分の死闘を制して3回戦に進むことになった。平日夜シティライトスタジアムのGATE7に集った勇者たちも勝ち鬨をあげた。試合が終わって15分程で照明を落とし始めたので「電気つけろ!電気つけろ!」と。 4月3日つい3週間前に対戦した両チームはメンバーを大幅に変更。ここ2週間で5試合をこなすハードな日程を考えれば当たり前。J1

          2024JリーグYBCルヴァンカップ2回戦ファジアーノ岡山-横浜FC「ふぞろいのうちの子たち」

          2024年J2第11節V・ファーレン長崎-横浜FC「かもめの唄」

          今、まさに岡山に向かう電車の中でこれを書いている。車の免許はあるが、所謂ペーパードライバーの私にとって電車やバス、はたまたフェリーは移動の手段として欠かせないし、それらを使って旅に出ることはもう相棒にすら感じている部分もある。 もっともそれは日本の公共交通機関がかなり高い精度で時刻表通りに運行しているからこそ得られるものでもあるのだが。(要するに月曜書けばいいのをサボっていただけ。) さて試合を振り返ると、タイムアップの笛が鳴って感慨に耽っていた。次に諫早に来るのはいつにな

          2024年J2第11節V・ファーレン長崎-横浜FC「かもめの唄」

          2024年J2第10節横浜FC-藤枝MYFC「Easy Come, Easy Go」

          後半17分になるまで横浜は前半の中盤からずっと耐える試合を続けていた。「耐える」の表現は、藤枝にボールを握らせたと見るか、握られたと見るかによって異なるだろう。私は前者として見ていた。 前線の3人が藤枝のビルドアップを限定し、後ろも決定機そのものはほぼ許していない。事故でもない限りは失点しないだろうと見ていた。ただ、それだけでは心許ない。事故はどんな盤石な状況でも起こるので時間を考えるとまだ追加点は欲しい。局面を変える必要がある。四方田監督がそれを選んだが、後半17分の一気の

          2024年J2第10節横浜FC-藤枝MYFC「Easy Come, Easy Go」

          2024年J2第9節横浜FC-いわきFC「白羽の矢」

          翔と翔 彼の事を思い出していた。「熊川翔」彼は2020年に1年だけ横浜に所属した選手。2019年J1昇格を決め、2020年にJ1に挑戦した際に右サイドの補強で白羽の矢が立ったのは彼だった。柏の育成組織時代に下平監督に指導を受けており、当時東北1部に所属していたいわきFCからJ1に一気に個人昇格した。入団時に熊川のスクワット195キロの動画を見て、どんなフィジカルモンスターがやってくるのかと色めき立った。 しかし、熊川はJ1では2試合計21分の出場に終わりそのまま契約満了と

          2024年J2第9節横浜FC-いわきFC「白羽の矢」

          2024年J2第8節ファジアーノ岡山-横浜FC「晴れの国に雨が降る」

          試合の前週からこの日は雨予報。週間予報も外れることも多いので楽観的にいたのだが、月曜になっても雨マーク。もちろん前日もその予報はかわらないどころか、強くなる兆しまで。雨とわかって臨むアウェイほど面倒なことはない。私事ではあるが、試合後は宿泊せずそのままサンライズ瀬戸に乗り東京へとんぼ返りして、そのまま出社予定。着替え以外にも雨用の装備を抱えて向かうのは正直しんどいのだ。 止まるんかい 止まらんのかい 結局、雨は降り続いたままだった。それどころか試合前に一旦小康状態になった

          2024年J2第8節ファジアーノ岡山-横浜FC「晴れの国に雨が降る」

          2024年J2第7節横浜FC-ベガルタ仙台「生き残るのは、変化できる者である」

          そのシュートが外れる度、何度も私は天を仰いだ。 中村拓海の至近距離からのシュートも、ユーリララのヘディングシュートもゴールラインを割ることはなかった。 横浜はベガルタ仙台に逆転負けを喫したのであった。 タフな試合になる予感 試合開始前より 両者の戦いには興味があった。 横浜も仙台もJ 2リーグでは最小失点。 つまり矛と盾ならぬ盾と盾のぶつかり合いとなった。 こうしたチーム同士の試合の場合、 前半は手堅い入りでゲームが動いていくことが多いと私は感じている。 お互いに相手の攻

          2024年J2第7節横浜FC-ベガルタ仙台「生き残るのは、変化できる者である」

          2024年J2第6節鹿児島ユナイテッドFC-横浜FC「鹿児島×雨=???」

          「またか。」 5年前と同じだった。大雨でずぶぬれになりながら勝利の余韻に浸る間もなく、速攻着替えて撤収したのは。そして、手にした勝ち点も。 窓を叩く雨。博多から鹿児島に向かう新幹線では5年前のことを思い出していた。5年前も大雨の試合で、最後はイバのPKで逆転勝ちだった。鹿児島とはこれで3回目の対戦だが鹿児島のホームゲームではいつも雨に祟られている。 当初平壌に行く気マンマンでこのゲームの試合のチケットや往復の旅程すら購入しないままだった。3月上旬に平壌行きが怪しくなり、

          2024年J2第6節鹿児島ユナイテッドFC-横浜FC「鹿児島×雨=???」

          2024年J2第4節栃木SC-横浜FC「サウダージ ~キョウシュウ~」

          「次に日本に帰ってくる時は、必ず日の丸を背負って帰ってきます。そして次のW杯で点を取るのは僕です。」そう言ってヨーロッパに旅立った男がいた。小川航基は、22年のJ2で26点のゴールを挙げて得点王となり、23年のJ1でもチーム得点王となる6ゴールを叩き出し彼はシーズン途中で移籍していった。そして、オランダでシーズン途中ながら12ゴールを記録して、4年ぶりに日本代表復帰を果たした。 現在所属しているのはオランダのN.E.Cであるが期限付き移籍いわゆるレンタル移籍であり、保有権は

          2024年J2第4節栃木SC-横浜FC「サウダージ ~キョウシュウ~」