マガジンのカバー画像

親の移住と、家族の記録。

20
60代両親が地方移住の夢をかなえるまでの紆余曲折。パソコンデビュー、物件探し、断捨離などの家族の記録。
運営しているクリエイター

記事一覧

実家のIT化完了、そして覚醒は突然に 〜親の移住と、家族の記録#08〜

「実家のIT化3デイズ」という一大イベントを終え、私は自宅に戻った。翌日からは、約束した通…

沼色もず
2年前
20

ついに移住完了!夫婦ふたりの引っ越し 〜親の移住と、家族の記録#20〜

父の退職から一ヶ月後、両親は移住先の町へ引っ越した。業者には頼まず、父が知り合いから借り…

沼色もず
2年前
51

離れてもつながるために 〜親の移住と、家族の記録#19〜

実家の売却が決まり、父も無事に定年退職を迎え、あとは移住先へ引っ越すだけとなった。 これ…

沼色もず
2年前
27

父の退職 〜親の移住と、家族の記録#18〜

家の売却の目処がつき、父は仕事にも区切りをつけることにした。 新卒で入社してから四十年以…

沼色もず
2年前
43

さよなら家族の家 〜親の移住と、家族の記録#17〜

引っ越し前の断捨離が済み、いよいよ家そのものの処分に向けて動く段階になった。 移住先と自…

沼色もず
2年前
20

断捨離しなかったもの 〜親の移住と、家族の記録#16〜

前回、引っ越し前の実家の断捨離について書きましたが、 後から少し反省しました。 潔くモノを…

沼色もず
2年前
29

お見事!両親の断捨離 〜親の移住と、家族の記録#15〜

移住先には、本当に必要なものしか持っていかない。それが両親の考え方だった。 家自体が小さくなるという物理的な理由もあるが、それよりも、「モノの少ないすっきりした環境でシンプルに暮らしたい」という気持ちが強く、断捨離にも積極的だった。 もともと、そこまでモノが多い家でもなかったし、移住物件探しを始めた頃からは余計なモノを増やさないよう気をつけてもいた。それでも長年住めばそれなりに蓄積されるし、部屋数や収納スペースがあるから片付いて見えているところもある。人からもらったモノ、年

まずは週末移住から 〜親の移住と、家族の記録#14〜

いま住んでる家と、移住先の家。一時的にふたつの拠点を持つことになった両親は、まずは“週末…

沼色もず
2年前
27

空き家を整える 〜親の移住と、家族の記録#13〜

移住先の物件が決まり、両親は再び元気を取り戻した。ゴールの見えない物件探しにやや疲れ気味…

沼色もず
2年前
25

ついにめぐりあった理想の物件 〜親の移住と、家族の記録#12〜

早まるな、もう少し待て。 そんなメッセージを、移住サポート制度担当Sさんの態度から感じ取り…

沼色もず
2年前
32

足を運ぶ理由と意義があるはず 〜親の移住と、家族の記録#10〜

物件探しをしながら、今の生活も楽しむ。夢と現実のあいだでバランスをとりながら、両親は日々…

沼色もず
2年前
25

物件の探し方と心得 〜親の移住と、家族の記録#09

移住という夢に向け、大きく一歩を踏み出した父と母。インターネットで情報収集できるようにな…

沼色もず
2年前
11

実家をIT化せよ(3日目) 〜親の移住と、家族の記録#07〜

いよいよ千秋楽。実家IT化プロジェクト3デイズは最終日を迎えた。 やや詰めこみ気味で教えて…

沼色もず
2年前
12

実家をIT化せよ(2日目) 〜親の移住と、家族の記録#06〜

実家IT化プロジェクト3デイズの2日目。 この日は朝から、ネット回線の引き込み工事が入った。父は仕事で不在。他人が家の中に入ることなど滅多にないので、母は少し居心地が悪そうだったが、玄関もリビングもふだんから片付いているので、さして恥ずかしいこともない。思えば、昔から家の中が散らかっていたことはなく、いつもきれいですっきりしていた。急な来客に慌てて片付けたという記憶もないので、母の掃除が行き届いていたのだろう。そんな人の娘なのに、「元あった場所に戻す」ことさえ苦手な私、なぜ