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新品の灰皿

暇つぶしに
点けた火では
汚らしく
ただ燃えるばかり
.
夜空に
押しつければ
星が焦げてくすぶった
.
消せない
こんな新品の灰皿に
捨てるような
吸い殻はないと
今さら思ったところで
減ってゆく時間と長さが
妙に生々しく
私を最短距離で
見つめてくるから
黙るだけ
.
.
好き嫌いに
混ざるなんて
面倒臭く
また泣けるくらい
.
夜風に
立ち止まれば
星が溶けて転がった
.
足りない
こんなちっぽけな灰皿に
注ぐような
溜め息はないと
ようやく気づいたところで
繰り返す時間と長さが
常に苦々しく
誰かを特等席で
待たせているから
笑うだけ
.
.
残酷と愉快を
履き違えてしまう前に
ちゃんと止めて
.
消せない
こんな新品の灰皿に
捨てるような
吸い殻はないと
今さら思ったところで
減ってゆく時間と長さが
妙に生々しく
私を最短距離で
見つめてくるから
黙るだけ
.
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晒しの鳩の巣に傘を差した。

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