マガジンのカバー画像

歌のある風景

74
本
美景ばかりではありませんが、外出先や暮らしのなかで撮った写真に、短歌をつけてみました。
運営しているクリエイター
川中紀行／コピーライター
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

トイレで笑わすカフェに出合った。神奈川県三浦市三崎、まぐろ漁港の町で。

逆転の 発想トイレで 思い出す 蛇口ひねれば　ハンドルに水
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

何もかも全てが、いま始まると思いたい、今朝。

何もかも全てが、いま始まると思いたい、今朝。

始まりを乞うとき人はその裏で何かの終わり希みつつ生く

川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

仇花は、こっちが現実だよと叫びながら、心の闇に手を振った。MARCH 2023 NEAR HARAJUKU STATION

デパートが 消える時代の 闇のなか　クマリデパート 笑顔をバーゲン　
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

「気合」には、「いきが合う」という意味もある。アニマル浜口さん、やっぱり、いま地球に一番足りないのは気合いだ！！

気合には　いきを合わせる　意味もある　合わせる術を　忘るこの星
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

世界で一番、話し合いが下手なのは、政治家じゃないのか。

話し合い　一番下手は政治家か　だまし嘘つき　無視してキレて
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

富士山は 頭を雲の上に出し 歌の世界を 演じて見せた

薄い橙色に染まる富士を見つつ、その富士と自分を隔てるブルーブラックの海、そして江の島のシルエットを視界におさめながら渡る389ｍの弁天橋。富士の気持ちなど、想像するだけ無駄なのだが、自身の行く末も、そして地球の未来も憂えているのではないかと思いながら歩を進めた。
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

竜巻が起きようが洪水が襲おうが、中国共産党が香港で新疆ウイグル自治区で人権蹂躙しようが、何よりも経済優先だと正直に言ってから、世界の政治家は討議すべきだ、環境・人権重視などと嘘をつかずに。

清い海自由な言動 よりはまず 経済が先 と逃げる国々
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

2023年3月31日に高さ日本一となる東京・麻布台の330m・64階建ての超高層ビルの、 未だにビルの高さを競う浅はかさは、行き詰る資本主義そのもののように見えた。

街壊し　ビルの高さを 競うほど 資本主義の世 苦悩深まる
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

いまの20代は50年後、「巣鴨地蔵通り」を歩かないかもしれないが、このままでは福祉が削減されていくしかない日本で50年後、どの通りを笑顔で歩いているのだろうか。_2021年3月26日(金)11時30分。東京都豊島区「巣鴨とげぬき地蔵尊」。

内閣の 対策支持する 二十代 あきらめなのか　希望抱くか　
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

西村経済再生相よ、小池都知事よ、飲食店ばかり悪者にしないで、国民に免疫力が高くなる食事(多くはそこまで注意していない)、気軽な散歩(外に出てはいけないと誤解して免疫力を落としている)、そして改めて手洗い(大半の男は外でしっかり洗っていない)を訴えたらどうなのか_東京・町田駅前、12月31日18：00。

罹らない　強い体を　得ることが　まず基本では　ないか人間
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

「ボロネーゼのランチ、おいしかったです」と、紙ナプキンに返事を書いた。神奈川・相模原。

お返事を　紙ナプキンに　書いて去る　心に残る　味の印に
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

開花を感じるサラダ。

花の絵の　如きサラダは　口のなか　百花の味が　あふれ香りぬ
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

「WITH」じゃなくて、「SOS」じゃないのか、(一部除く)日本人よ、日本の企業よ、日本の街よ。

ピーク超え　たと言われても　先見えず　倒産、廃業　野放しのまま　　　　　　　　　※8.20 THU 15：00　東京「新宿」駅南口前横断歩道、みんな、どこへ行った。
川中紀行／コピーライター

川中紀行／コピーライター

一日一緒にいれば夫婦にトラブルが増えて当たり前、って、それじゃ、あまりにも情けなさ過ぎるじゃないか。

一日中　一緒にいても　いい距離で　ときに笑って　夫婦だからさ