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氷の捨て場所、カフェ難民の居場所

 「カフェ難民」になった時に思ったことを書きました(※5月26日に加筆修正しています。全部で1,600字程度です)。

 最近、季節外れに暑い日が多いですね。外を歩いていると冷たい飲み物が欲しくなったりします。せっかく街に出た時は、コーヒーのおいしい専門店でお茶をするのも楽しみのひとつ。
 街にはカフェがたくさんありますが、私が入りたいお店は平日も割と混んでいることが多く、席が空いていないことも。
 そんな時は、持ち帰り用の飲み物を買って店外でいただきます。まだ暑すぎない今の時期は、外の風に当たりながら一服するのも気持ちが良いものです。

かつては透明のプラスチックカップで提供されることが多かった冷たい飲み物。最近はフタも含めて紙でできた容器で出すお店が少しずつ増えてきました。(参考写真)

 立ったまま、あるいは歩きながらものを飲むのはどうも苦手です。お茶を飲む時くらいは腰掛けて休みたいので、ベンチなど座れる場所を探します。でも、このごろ都心では「ちょっと座って休憩できるところ」が少なくなった気がします。

 以前デパ地下でテイクアウトのお抹茶を購入した時も、近くに飲む場所がなくて困りました。休憩スペースはあったのですが、「こちらでの飲食はご遠慮ください」との掲示が。このように、やっと座れる場所を見つけたとしても、飲食禁止のところは結構多いのです。
 店員さんに尋ねると、そのデパートでは屋上なら自由に飲食できるとのことなので移動しましたが、せっかくのお抹茶も飲む頃にはだいぶ冷めていたのが残念でした。

 先日も出かけた先でカフェ難民になってしまったので、アイスカフェラテをテイクアウトして広場で休憩しました。
 飲み終わって容器を捨てに行こうとして、はたと困りました。氷がたくさん残っています。どうしましょう?
 その時は紙のカップでしたので可燃ゴミの箱に捨てることになります。でも、氷が入ったままだと溶けた時にゴミ箱の中を汚してしまいます。また、水分の多いゴミは乾いたゴミよりも焼却に多く時間がかかるので、そのぶん余計な二酸化炭素が発生してしまうといいます。このまま捨てるわけにはいきません。
 氷が溶けて水になってしまえばどこか水道のある所で流せますが、まだ大きいままの氷は当分溶けそうにありません。
 それに、その広場にはそもそもゴミ箱すらなかったのでした。
 結局カップや氷を捨てる場所が見つからず、飲み物を買ったお店まで戻って後始末をお願いしました。
 暑い時期は特に、液体が残ったままの飲み物容器が放置されているのをよく見かけます。処分に困る人が少なくないのでしょう。
 今後冷たい飲み物をテイクアウトすることがあれば氷抜きで注文しようと思います。

 近頃、街ではゴミ箱が少なくなりました(テロ対策なのか、コストをかけたくないからなのか、理由はわかりませんが)。
 ゴミは持ち帰れ、と言われています。
 でも、ゴミの汚れ具合や次の行き先によっては持ち歩くのがイヤな場合もあります。というか、なんであれゴミはなるべく早く捨ててしまいたいのが正直なところ。街で出たゴミはその街で引き受けてくれないかしらと思うのです。
 飲食店のキャパシティが追いついていない以上、テイクアウトで食事やお茶をする人もそれなりに多いはず。街に休憩所やゴミ回収の場がもっとあればいいのに、というのがカフェ難民としての本音です(もっとも、この頃は街の混雑がひどいので、よほどの用事が無ければ出かける気にはなりませんが)。

 ちなみに、海外のゴミ箱について書かれたnoteを見つけました。4年ほど前の記事なのですが、日本でも海外でも事情はそれほど変わっていないと思います。最近はインバウンドの方々のゴミのポイ捨てが問題になっていますけれど、日本人だって困っているのです。

 このように、空き容器や飲み残しを回収するスポットが設けられているなんて羨ましい。こういうのがあればきっと道端に捨てられるゴミも減るでしょう。

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