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創意工夫の結果が今日/第16回ディスラプティブ・イノベーション研究会

今回の収録動画を通しても、「自分だったらどう感じるかな、考えるかな、どう行動するかな」とご視聴くださる皆さんからも私たちとその場にご一緒いただいているような感覚で、日常や未来を想う気づきや行動へのささやかなきっかけ、ワクワク感につながると嬉しいです。

【前半】
 ・わたしの小さな感動シェア
 ・ディスラプティブ・イノベーション事例紹介

【後半】
 ・オンライン読書会
  書籍「2060 未来創造の白地図~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる」第三章の読み深め

ディスラプティブ・イノベーション研究会とは

これまで2年間のブロックチェーン研究会(*)から一歩進め、2020年9月よりディスラプティブ・イノベーションと範囲を広げて探究を深めています。どんな未来を描き、今とこれからをどのように生きてみたいか、発想や行動していくきっかけとなる時間を共有しています。

(*)シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会(2018年6月〜2020年8月まで毎月開催)では、ブロックチェーンを1つのディスラプティブ・イノベーション(Disruptive Innovation/分岐的イノベーション)として探究してきました。 私たちは、Disruptive innovationを破壊的イノベーションではなく、分岐的イノベーションという表現を使っています。

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藤原直哉より

“春になると当たり前のように花が咲く、それは不審なことであると。でもそれは不思議なことだと、この感性ですよね”

“過去というものは場所にしろ、人にしろ、結構残っているものですよね”

“工場(こうば)の発想は、工芸品の発想ですよね”

“工場(こうじょう)となると、どちらかというと機械が主導ですよね。機械が主役で、機械のオペレーターが人というところが工場(こうじょう)ということですよね”

“日本人は緻密に言葉を使い分けていますよね”

“条件の悪いところが壊れた時にどうするかというところが、おそらく最低20倍くらいの時間はかかるのではないでしょうか”

“人がアシストすれば克服できるというかたちでやっていけば、すぐにでもできることですから。その辺は人間のふんぎり度合いひとつのことですから”

“いつ実現するかカリカリしていてもしょうがないから、まぁできるところからやっていくとですよね”

経済アナリスト・藤原直哉

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【第16回 前半1】 わたしの小さな感動シェア

気づきは誰でもできることだけど、言われて始めて気がつくこと。意外な盲点の発見から、いろいろな疑問を持ってみようと第6回から「わたしの小さな違和感シェア」を毎月共有してきました。

「どう思う?」の違和感から少し視点を変えて、昨秋からは日々の小さな感動をシェアしてみることにしました。(もしかすると、感動の前に、実は違和感から気づいたことが感動につながることもあるかもしれない!?)私たちが暮らしの中で感じるちょっとした感動を毎月共有してみることで、また新たな展開へつながるかなと思っています。

・手入れせずも美味しく育つみかんの木
・意識してみると改めて多い柿の木みかんの木
・酸性の土壌でよく育つもの
・夏みかんの育つ地域_夏みかんの食べかた
・凍結ミイラ「アイスマン」とゲノム解析
・元はみんな一緒
・不審菴_不審花開今日春
・15,000年前からずっと暮らす集落
・チンパンジーと人間のゲノムの違い_1.6%の違い
・一定の速度で変化するゲノム
・鳥の祖先は恐竜か_見かけによらない遺伝子のおもしろさ
・苗から育てたレースラベンダー
・ぬきもちいい貝
・海育ちでも山好き

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【第16回 前半2】 ディスラプティブ・イノベーション事例紹介

樋口からの紹介・藤原の解説・参加メンバーの皆さんからのコメント

・400年の歴史を持つものづくり
・伝統とは革新の連続
・脱皮しない蛇は死ぬ
・暴れ川と303年間で106回の水害からの人工河川
・川の氾濫、水害に苦しむ農民の副業
・川が開いた未来
・3つのKOUBAの意味
・油断すると危ない
・工夫に工夫を重ねる農業
・耕すことを繰り返す農業
・創意工夫の結果が今日
・まちの鍛冶屋さん、粉屋さん、米屋さんの存在
・縦型技術に特化:単一技術を極める
・横型技術に特化:産業を広げる
・その時その場で構成や役割を変える活動体
・大自然を克服する道具が地場産業につながる物語性
・美術品_工芸品_工業品
・100発100中をねらう工芸品
・感覚の違い
・市場(いちば)と市場(しじょう)の違い

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【第16回 後半】 オンライン読書会

気になる書籍を一人で読み深める学びと愉しさ(ときには、なかなか難しく)とともに、毎月1回みんなで共有し合うことで、学びと愉しさの裾野を広げてみることを継続中です。

奇数月の収録では「現代語訳 論語と算盤(ちくま新書20140110)」、偶数月は「2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる(技術評論社20200311)」を読み深めています。

<これまでの読み深め書籍>
日本経済再生論:ディスラプティブ・イノベーションの道
  全7章を毎月1章ずつ(これまでの研究会 第3回第9回

先生、イノベーションって何ですか?
 全12章を前半(1章〜6章)と後半(7章〜12章)にて
 (これまでの研究会 第11回第12回

お互い事前に読んで感じたことや印象に残ったこと、疑問に思ったこと、気になったことなど聴き語り合いながら、より身近なところから引き続きディスラプティブ・イノベーションについての探究を深め、実生活への発想と行動に活かす機会としています。

2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる(技術評論社20200311)の読み深め

【今回の特集】
第三章 ロボット化する交通、ゲーム化する都市

・2060年までの未来予想図
・進むクルマのコンテンツ化
・クルマのシアター化_走る音楽スタジオ_走るカンファレンスルーム
・大統領専用機や政府専用機みたいな感じになる?!
・G空間と遠隔制御技術による自動運転のサポート_G空間とは
・(クルマの目的は)人の移動ではなく機能や価値の移動に変わる?!
・クルマの中でピザが焼ける機能搭載?!
・生体情報と生体認証とコンシェルジュAI
・ハンドルを握ることで健康状態推定
・自動制御の発展系とは
・空飛ぶ救急車
・MaaS_既存の交通の利便性とは異なる価値の誕生
・住宅と一体化したパーソナルモビリティはいる?いらない?
・自動運転を構成する重要技術
・空間時間短縮により変化する人間の生活はどうなる?
・車にもとめられるものの変化
・つながるということ
・電話線がつながる_テレビもつながる
・インターネットの登場から双方向のつながり
・移動体通信の本格化_移動体通信が進化すると最後はどこまでいくか
・三次元の空の話と新しい移動体と人間のふんぎり
・やっかいな各々の運送約款_相当面倒くさい話
・Society5.0
・狩猟社会から農耕社会から工業社会から情報社会から
・未来社会の新しい姿
・テーマパーク型未来都市
・自然と溶け合う都市モデル
・マンションとは違う「集住」の新しい形
・自然エネルギーの地産地消
・未来的すぎてわからないこともある

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動画販売

第16回ディスラプティブ・イノベーション研究会の動画は、下記よりご視聴いただけます。

【前半】
 わたしの小さな感動シェア(26:17)
 ディスラプティブ・イノベーション事例紹介(01:02:58)

【後半】
 オンライン読書会
 書籍「2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる」第三章の読み深め(01:14:58)

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