南国技術士

合計20年以上南国 (アラブ首長国連邦アブダビ) に赴任していた技術士 (総合技術監理…

南国技術士

合計20年以上南国 (アラブ首長国連邦アブダビ) に赴任していた技術士 (総合技術監理部門、応用理学部門) です。

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Webサイト紹介・リンク集

2023年12月28日アップデートしました。 私の興味ある分野について少しずつリンクを張り付けていきたいと思います。 ゆっくりですがアップデートしていきます。リンクがたまったら整理もしていこうと思います。 Webサイト紹介 SEPM STRATA SEPM Stratigraphy Web Society for Sedimentary Geology (SEPM) が管理するシーケンス層序学をはじめ、堆積学の基礎が学べるサイトです。石油会社の地質屋さんにはなじみがある

    • 高等教育の学費のこと

      大学などの高等教育においては、学業や研究に適応できる学生を「入学時に選抜する」という発想ではなく、「産み育てていく」という発想が重要なのではないかと思っています。 本当に高等教育のレベルについていけるのか、学業・研究に向き合っていけるのか。それは高等教育を受けてみて初めてわかる側面もあると思います。入学時の入試で測れる能力を重視して選抜を行い、入学してしまえば卒業まではある程度エスカレーターのように進んでいけるシステムで良いのか、門戸を広げて学生を受け入れ、真剣に取り組めな

      • 労働者の生活を守るために力を発揮するのは団結・協力のはずなのに

        労働組合は、一人一人は力の弱い労働者の力を結集して、労働条件・職場環境の改善だけにとどまらず、労働者の権利や生活や安全を守るために、広く労働法制、社会保障制度、経済政策、さらには国内・国際政治を含めた社会的問題の解決に向けて、働きかけていく重要な役割を担っています。 私は現在労働組合の組合員ではありませんが、一労働者としてずっと働いてきましたので、労働者個人の力で自分たちの権利や生活や安全を守っていくことの難しさも実感してきました。 また、私たちの生活や安全を守るためには

        • 無駄か無駄でないか

          仕事でもなにかの依頼でも、その場ですぐに損得や効率や無駄か否かで判断するのではなく、とりあえず引き受けられることは引き受けてみて、「勉強・経験」と前向きにとらえてそれを次のステップにつなげていく人がいます。 私もできたらそうありたいと思っています。それは、なんでも言われたとおりに請け負って、言われるままにこなして、それで「勉強になった。経験になった。」というのとはちょっと意味が違います。 自分が思っていたのと違う仕事でも、自分が希望していなかったことでも、自分が期待してい

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          技術士になろうと思っても、思わなくても、まずは業績の整理。

          私が技術士資格を取ってほしいと思うような人は、会社の中でもたいてい様々な仕事を任されて、頼られて、毎日忙しく働いています。 もし、それでも技術士に興味があるなら、そして受験に一歩踏み出せないでいるのなら、忙しいなかでも少し時間を割いて、まずは自分の業績を整理してみることをお勧めします。 いずれにしろ、技術士二次試験の受験申込書には業務経歴を記載する必要があります。これをもとに受験資格があるかどうか確認されることはもちろんですが、技術者として成長してきた歩みや資質があること

          技術士になろうと思っても、思わなくても、まずは業績の整理。

          仕事選び、学校選びについて思うこと

          中学生の頃、「私たちは何のために勉強するのか」ということが教室で話題になったときに、いつも言葉少なに生物学にのめりこんでいるような先生が、「いつか自分のやりたい仕事が見つかったときに、その仕事につけるチャンスを広げるためにも、今、いろいろ勉強しておいたほうがいいんだよ。」と言われたことを思い出します。 私は父や兄の影響を強く受けて、科学が好きになり、高校の時には大学で地質学か農芸化学を学びたいと考えていました。そこには将来、エネルギーか食料にかかわる仕事につきたいという漠然

          仕事選び、学校選びについて思うこと

          自分に自信を失ったとき

          自分に自信を失ったときに、自分で自分を奮い立たせることがすごく難しく感じることがあります。 そんな時、誰かのせいにしたり、誰かのことを悪く言ったり考えたりして、自分を高く大きく見せようとしたり、そう思い込もうとしたり、そんな葛藤は誰にでもあることかもしれません。ただ、そういう試みはたいていうまくいかないものだと思います。 また、そういう時には、人からの指摘やアドバイスを素直に聞けず、まるで人からひどい仕打ちを受けたかのように、むきになって反撃したり、過剰に反応してしまった

          自分に自信を失ったとき

          アラートを出すことの難しさ

          注意、警戒、警報などの意味がある「アラート」。世の中には様々なアラート、警報、注意報があります。 大雨にかかわる気象関係だけでも「特別警報」「警報」「土砂災害警戒情報」「記録的短時間大雨情報」「氾濫危険情報」「氾濫警戒情報」などさまざまなアラートがあります。 私たちに危険が迫っていることを知らせてくれるアラートですが、受け手がその意味を正しく理解していないとかえって受け手が危険に遭遇してしまう場面もあります。 例えばアラートが出ていないからと言って全くその危険がないと安

          アラートを出すことの難しさ

          気候変動に関するデータ

          地球温暖化、気候変動に関する議論がどのようなデータに基づいて行われているのか、自分自身でももう少しよくみてみようと思っています。 まずIPCCの報告書とその基礎データ。 IPCCとは Intergovernmental Panel on Climate Change: 気候変動に関する政府間パネルのことです。5~6年ごとにその間の気候変動に関する調査研究の知見を評価し、評価報告書を発行しており、国際政治や政策に強い影響を与えています。 2023年にIPCCは第6次評価報

          気候変動に関するデータ

          政府のエネルギー基本計画への懸念

          政府は今年度、中長期的なエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」を見直す方針です。 [NHK 2024年4月1日 6時58分] 現在のエネルギー基本計画は2021年10月に閣議決定された第6次エネルギー基本計画です。今年度見直されると第7次エネルギー基本計画となる見込みです。 第6次エネルギー基本計画では、2030年度の電源構成として以下の目標が掲げられています。 再生可能エネルギー:36~38% (太陽光:14~16%、風力:5%、地熱:1%、水力:11%、

          政府のエネルギー基本計画への懸念

          温暖化が自然の仕組みで起こっているとしたら人間は?

          JAMSTEC (国立研究開発法人海洋研究開発機構)のホームページには「海と地球をカガクしなイカ?」と銘打って楽しいページを展開しています。 その中に「海と地球を学んじゃうコラム」というのがあって、海と地球についてのいくつかの話題についてやさしく解説しているコーナーがあります。 その一つに、地球の地質学的な歴史の中での温暖化・寒冷化についてと最近の温暖化について解説したコラム「10万年でひと呼吸 地球の温暖化と寒冷化」があります。 最近の温暖化の速さは、地層や氷床に残さ

          温暖化が自然の仕組みで起こっているとしたら人間は?

          ルールを守れない人たちが自分たちを規制するルールをつくる・かえるおかしさ

          その体質によって裏金議員を生み出してきた与党自民党。多くの裏金議員を放置したまま、裏金議員も含む数の力で、自分たちを規制すべき新たなルールを骨抜きにしながら自ら作る茶番。 本当に反省しているならば、野党を含む第三者の専門家委員会にでも規制法改正案の原案作りをゆだね、それに素直に従うぐらいのやる気を見せてほしいと思います。 こんな体質ですから、本来、国民の権利や自由を守るために国家権力に縛りをかける目的の憲法を、首相や、政権党である自民党自らが一生懸命改憲を提起する茶番に通

          ルールを守れない人たちが自分たちを規制するルールをつくる・かえるおかしさ

          漫才で眠りにつく

          私はほとんど毎日、布団に入って寝ようと思えばすぐに眠れるのですが、すぐに眠ってしまうのはなんとなくもったいなく感じてしまい、本を読んだり、音楽を聴いたり、YouTubeなどで波の音や、鳥のさえずり、セミの鳴き声、雨の音など環境音を聴いたりしながら、すこし心を落ち着かせてから寝るようにしています。 一時期、個人的に流行ったのは漫才を聞きながら眠ることです。ナイツの漫才をヘッドホンで聞きながら一人で声を出して笑ったり噴き出したりしていると、妻から呆れられ、冷たい視線を感じますが

          漫才で眠りにつく

          政治をタブーにしない

          何となく政治を語ることが悪いことのような、タブー視されているような、そんな雰囲気が日本にはあるような気がします。 本来、政治活動を行うことは憲法で保障された権利であり、自由であり、規制されるべきものではないはずです。ましてや自分の政治的な立場を表明したり、意見を述べたりすることは、それを隠しておくことも含めて、自由であり、最大限保障されるべきもののはずです。 海外赴任先では、政治的な議論は普段の会話の中でも、日本に比べてより活発に行われていたように感じます。 他人の政治

          政治をタブーにしない

          こどもの日に思う

          こどもの日の今日、風は少し強くふいていましたがとても良い天気でした。 朝から懸案だった庭の草むしりと、ぼうぼうに伸びた庭木の手入れをして、午後散歩に出かけました。 最近、私の家の近くではベランダからポールを伸ばして飾るこいのぼりをたまに見かけますが、久しぶりに庭に高いポールを立てて、雄大に泳ぐこいのぼりを見かけました。吹き流しを一番上に、「黒鯉」「赤鯉」「青鯉」そして一番下にはちびっこの「緑鯉」が泳いでいました。今日は風が強かったので、鯉たちはとても元気そうでした。 最

          こどもの日に思う

          茨城県笠間市を楽しむ

          茨城県笠間市内での仕事の話が舞い込んできて、茨城県笠間市について調べていました。 笠間市は「筑波山地域ジオパーク」の一部に含まれていています。ジオパークに関連していくつか魅力的なハイキングコースなども設定されています。 全国的に石材として有名な「稲田石 (花崗岩:みかげ石)」の産地です。国会議事堂、東京駅、最高裁判所などにも使用されているそうです。 花崗岩が風化して堆積してできた石英の粒が蛙の目のように含まれる粘りがあってきめ細かい蛙目粘土は焼物の良質な原料となります。

          茨城県笠間市を楽しむ