なみお

フリーランスの教育者。そして親。日本の教育をあらゆる角度から。 子どもたちに必要なもの…

なみお

フリーランスの教育者。そして親。日本の教育をあらゆる角度から。 子どもたちに必要なものはもっとシンプル。海外の教育と日本研究中。 Keep on rockin'! https://www.youtube.com/channel/UCxjbMB03BFg0kxiz3jROs_g

マガジン

  • 「変な英語教師」の日常

    「変」というと語弊があると思うのですが、インパクトをとって「変」という言葉を使っています。子どもたちからも「先生って変」って言われます。これは「変わってる」って意味だと思います。友達からは「ピーターパン先生」って呼ばれています。特性的に子どもたちの心に寄り添う指導をしている、フリーの英語教師の経験談。面白がってくださったら嬉しいです♪

  • 不登校にお悩みの方へ

    不登校に関する記事をまとめています。不登校って悪いこと?いや、全然違います。まず、読んでみてくださいね♪

  • Camblyで世界と語る

    2024年1月に始めたCamblyのグループレッスンで、世界の方々と話したことが面白過ぎるので、忘れない様に特に思い出に残る会話を記録するマガジン。

  • Namio的読書感想文

    Instagramで記録中の読書感想メモの抜粋 since 2023

  • 体を張って語学習得観察日記

    英語講師が、学習者目線を体験することと、「今」の語学習得方法を学ぶために始めた挑戦。 2022年6月から2023年5月までアプリDuolingoのみでほぼ毎日10分程度の学習を続け、更にアプリでインプットを続けながら、一年経過したところでアウトプット開始。スピーキングのオンラインレッスンを始める...その自分観察日記。 さて、どこまで行けるかな。

最近の記事

  • 固定された記事

いい質問、ありがとう。

 例えばある生徒が授業中に「先生、なぜ…なんですか」と質問をすると、クラスの雰囲気はどうなるだろう。その質問をきっかけに盛り上がる、と思われる方はラッキーな方。今までそんなクラスを経験してきたのでしょう。でも私が知る限りでは「今はその時間じゃない」とか「後で聞く(ずっと聞かれない)」と言われて流されることが多かった。また、先生が言う前にクラスの子が「そんなん今関係ないやろ」と言ったり、あからさまにイライラし出したり。そんな空気に覆われたクラスをたくさん見てきた。  授業に関連

    • 最高のバディは自分

       いろいろな人と話していて、私が心地よく感じる人は「最終的に笑い飛ばしている人」その人が笑い飛ばすまでにどのくらい悩んだのかに思いを馳せ、どんなアイデアでそれを笑い飛ばすに至ったのかに興味を持つ。  若い頃、通う学校もクラスの人も、通学路も学校行事も、違和感があっても辛くても居心地の悪さを感じていても、自分には変えられないと諦めていた。ただ友達と肩を寄せ合って愚痴を言うのがやっと。先生を馬鹿にして友達と笑い合って、なんとか違和感や不満を消化しようとしていた。でも、そんな自分

      • たまに感じるアウェー感

         友人と話をしていた。ある場所に行った時に、かなり居心地の悪さを感じたという話で、痛い程その気持ちがわかって胸が痛かった。  私は英語講師だ。英語講師って世間的なイメージは、明るくて朗らかで誰とでも仲良くなれて、日本人離れしたコミュニケーション力で盛り上げてくれそう…なんて言葉が上がってきそう。私だって同じ質問をされたらそう答えるだろう。だって、英語講師仲間にはそう見える人がとても多いから。    でも私は違う。仕事だったらいくらでも明るく出来るし、人を盛り上げてなんぼの仕

        • Camblyで世界の旅⑧イタリア・イギリスの同級生たちとお金について語る

           Camblyでいろいろな国の人とご一緒するけれど、私生活も含めて今日は人生初のイタリアの方との会話だった。時間帯的に"Financial Forum"というカテゴリーしか空いてなくて、お金のことは全くわからないのに予約してしまった。しかもそのイタリアの方は自己紹介で「ファイナンシャルプランナー」というので、内心「間違ったところに来てしまった」と思った。  陽気なイギリスの先生が会話を始める。 「お金に関する短期目標と長期目標を教えて」   私が最初に指名されたけど、これな

        • 固定された記事

        いい質問、ありがとう。

        マガジン

        • 「変な英語教師」の日常
          282本
        • 不登校にお悩みの方へ
          127本
        • Camblyで世界と語る
          8本
        • Namio的読書感想文
          75本
        • 体を張って語学習得観察日記
          9本
        • 聴くnote(毎週月曜朝7時配信)
          100本

        記事

          根拠の無い自信でどこまでも

          「英語を話せる様になりたい」  私の夢だった。幼児から英語を習っていた私は、英語が出来ると思い込んでいた。この「根拠の無い自信」をつけてくれた環境には今でも心から感謝している。実態を伴っていなくても、私はずっと英語が得意だと思い込んでいた。  中学、高校と試験に出てくる膨大な量の単語や熟語の暗記などで「あれ?」と思うことはあっても、なぜか心の中にはずっと英語を話して生活している自分の姿があった。  迷わず大好きな英語をもっと学ぼう、と大学は文学部英語学科。教員免許も取って

          根拠の無い自信でどこまでも

          東京百景(読書感想文)

           私が好きなお笑い芸人は「小学生マインドの人」。大人の色に染まった「人をいじる系」小学生ではなくて、想像力中心に生きている子どもらしい小学生のこと。   私自身、友人たちから「ピーターパン」と言われる程、内側は小学生のまま見た目だけ年を重ねてしまった。でも姿や立場が大人になると、悲しい想像ばかりする様にもなってしまった。  又吉さんのエッセイやYouTubeを拝見すると、私は自分の中にしまいこんでしまった面白イマジネーションを思い出して泣き笑いしてしまう。  「今日1日は

          東京百景(読書感想文)

          Camblyで世界の旅⑦トルコの方に囲まれて

           トルコは時差が6時間。私が1日の終わりにCamblyでおしゃべりしようと思う頃、トルコは仕事終わりだからかどうなのか、トルコの方とクラスでご一緒する機会が多い。そんなこんなでトルコの方とご一緒の2回分のお話。 トルコの美味しいものは  料理のカテゴリを選んで取ったレッスンは、3人の生徒の内私以外の2名はトルコの方々。トルコの方と話すと面白いのは、アジアとヨーロッパの間にあるけど比較的ヨーロッパの話が多く出ること。住んでいる場所でこんなに違うのか、と改めて世界の広さを感じ

          Camblyで世界の旅⑦トルコの方に囲まれて

          所詮、人の感想

           人生にガイドが欲しい。  きっと多くの人がそう思っていることだろう。 でも実際は自分が生きてみないとわからない。だって、普通の旅と違って人生の旅はその人の性格、環境、出会う人で大きく変わっていくのだから。全く同じ経験をしている人なんて過去にも先にもきっと誰もいない。 自分で紡いでいくしかないから。  それでも尚、人はガイドを欲しがる。そして今ソーシャルメディアやAIによって、自分の人生を生きながら必要な時に誰かのアドバイスがもらえることが現実になった。  例えば肩こりが

          所詮、人の感想

          学びは自分の解放

           最近自分が年を重ねていくことを思いながら、何がしたいかと自分自身に問うと、即答で「学ぶこと」と答える。友人等からは「すごいね」とか「なんのために?」とか聞かれる。  そこで、なぜ学びたいのだろう、と考えた。それは自分が解放されたからだと思う。「学びには目的が必要」とか「学びは苦しいもの」っていう思い込みから解放されたからなんだと。  スペイン語を使う予定も旅の予定も何もないのに、私はオンライン英会話のクラスを増やし、スペイン語検定を受けてみようかと考えている。なぜか。

          学びは自分の解放

          旅するモヤモヤ相談室(読書感想文)

           英語講師として生徒の皆さんと共有したいのは、人に対する敬意。特定の国の人を悪く言ったり、自分が理解出来そうにないことを理解する前に諦めることは、本当にもったいない。  大人になっても残念ながら、自分の理解を広げようとする前に諦めて差別的発言をすることで、理解をしようとしないことを正当化する人と出会う。  私は若い頃韓国に行って、歩いていたら何も言わずに押しのけられることに驚いた。何度も同じ目に遭っている間に、これがここの「普通」なんだと気付いた。一人旅だったから一人でそ

          旅するモヤモヤ相談室(読書感想文)

          生涯現役!

           大人の英語学習者の方のポテンシャルの高さに、最近驚くばかりの今日この頃。大人の方の英語学習に伴走し始めて8年程ですが、大人のスタートは子どもよりもマイナスから、の方が多いのが特徴です。  「英語なんて無理」「間違いたくない」という意識が強くて、「自分にも出来るかも」というゼロの状態に持っていくまでにしばらく時間がかかります。  ただ、そこに立った方は次々と自由に英語を話すようになります。そこはテクニックや知識よりもマインド(考え方)が強い気がするんですよね。  生涯学習

          生涯現役!

          Camblyで世界の旅⑥そんな日もある(Camblyに興味がある人へ)

           Camblyの会話は安価でネイティブに見てもらえるのが良いところでもあるけれど、最初はどの先生が良いか、またクラスメイトが誰になるかが分からないので、入ったクラスによっては「あ、ハズレ」と思うことがある。  例えば、先日ご一緒した方はひたすら喋る。先生はその人が話したいだけ話させるので、私は頷くだけ。時々会話に割って入るけど、とめどなく話している人の隙間を見つけて割って入るのは、なかなかのストレス。  でも何度か割って入って話していたら、ひたすら喋っていた人が「質問がある

          Camblyで世界の旅⑥そんな日もある(Camblyに興味がある人へ)

          体を張って語学習得観察日記⑨

           毎月2回と決めているレッスン。語学に必要なのは、よい先生や友人だと思う。私の大好きな先生は、多分20歳くらい年下の先生。静かというよりは穏やかな方で、顔はずっと笑顔。ゆっくり話してしっかり聴いてくれる。間違っていたり迷っていたりしたら、チャットのテキストでヒントや答えをくれる。だから、会話が途切れることが無く、私話せてる?!って思えるのだ。  今日はあらかじめ話したいことやいつも詰まるところを調べたり練習したりして臨んだ。月に2回は丁度良い。週に一度だったら、多分プレッシ

          体を張って語学習得観察日記⑨

          本屋、ひらく(読書感想文)

           小学生の頃、友達と遊ぶのと同じくらい一人で行動するのが好きだった。自転車を走らせて、だいたいいつも行く場所は同じ。  町の小さな「歴史資料館」。ひんやりとした誰もいない大きな納屋みたいな場所に、昔の人が使っていた農具や食器、かめ棺が陳列されていた。昔もここに人がいたんだ、と想像を膨らませロマンに浸るのが好きだった。  小規模ホームセンター。「ないものは作る」両親の影響で、自分の手で何かを生み出すのが好きだった。ホームセンターは四次元ポケットみたいだ。  そして、近所のちょ

          本屋、ひらく(読書感想文)

          『罪と罰』を読まない(読書感想文)

           主宰している英語教室の生徒さんが推薦してくださった本。「本を読まずに読む」という、すごい企画。  誰もが作者と本の名前は知っているドフトエフスキーの「罪と罰」。これをちゃんと読んだことのないクリエイターさん4名が時々ヒントを手にしながら、この本の内容を読み解いていく。だったらちゃんと読めばいいじゃん、とつっこみたくなるけれど、この「読まずに読む」ということを実践されているのを見ていると、これも本の楽しみ方の大切な一つかも、という気になってくる。  最後の方にあとがき的に

          『罪と罰』を読まない(読書感想文)

          Camblyで世界の旅⑤南アフリカ・中国・日本出身者で美について語る

           この日は中国の男性と女性、それに私が生徒で先生が南アフリカの方だった。文化について話すトピックの中から中国の方が「美しさの基準」を選んだ。この先生のスタイルはとても素敵で、自分が選んだトピックに関して会話を自分で回す、というルールがあった。会話を回すのは難しいので、こうして慣れておくのはとても良い。この先生をお気に入りに追加しよう。  その中国の方が「中国では、一昔前までは色白で痩せていて、意志のない様な女性が美しいとされてきた。でも今は少し強めの女性の美しさも注目されて

          Camblyで世界の旅⑤南アフリカ・中国・日本出身者で美について語る