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「蜜蝋」文芸ネムレヌ第59回

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文芸ネムレヌ第59回タイトルは蜜蝋です。文芸ネムレヌはひとつのテーマで古今東西のnote記事を繋げています。蜜蝋にちなんだ作品、蜂の巣、蜂にちなんだ作品を募集中です。
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記事一覧

解題「蜜蝋」文芸ネムレヌ第59回

全国のネムレヌファンの皆様、こんばんは!真夜中のカーニバル、文芸ネムレヌの時間です。2018…

ムラサキ
1か月前
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Nocturne

火が吹き消される瞬間を 眠りに落ちるその手前で 夕の帳のしなやかな 蜂蜜の結晶 頬にかかった…

理柚
4年前
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蜂蜜の歴史、そして養蜂の国スロベニア!

前回の記事「驚きのはちみつ、そしてスロべニア!」にて、スロベニアにとっていかに蜂蜜が大切…

【短編物語】何も書かれていない手紙が途絶えた時

 これは、遠い遠い国の昔々のお話です。  その頃はまだ、電灯はおろかガス灯も発明されてお…

くにん
2か月前
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知ってる?蜜蝋ラップの使い方

蜜蝋ラップをご存知でしょうか? ご存知ない方のために簡単に説明すると、 蜜蝋を布に染み込ま…

「蜜蝋部屋にて」

「こちらα区警察署……発砲事件発生中。発砲事件発生中。近隣にお住まいの皆様、直ちに窓から…

朝見水葉
2か月前
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【小説】文明大火 #ネムキリスペクト

 そこは世界のすべてだった。王子の証である海水晶の嵌まった金の腕輪を光らせて、彼は世界のすべてを持って生まれた訳だった。なだらかな額は叡智を秘め、すぐれてかたちのよい眉と、雨の日の海のような深い眼は、彼の父の国のすべての人間に愛された。  そこは世界のすべてだった。広大な陸地だ。一周するのに七日間かかる。海水晶の採掘所を中心にして、静かな深い森。そこから流れ出る清い川は、七つの村落を緩やかにはしって、さいはては天と落ち合うまで続く海へとそそぐ。海は透明で、眼の届く限りはガラス

鹿児島市の、鹿児島の若者たちによる、鹿児島の養蜂業のためのはちみつ革命🍯

もぐふる企画運営・広報担当の砂崎です!もぐふるに掲載している地域の、キラリと輝く方々にお…

[0円小説] 蜜蜂の幸、あるいはヒマラヤのそぞろ神に呼ばれて

しばらく曇天の日々が続いたあとに、夜半の雷雨が大気中の夾雑物を洗い流した。 ポカラの空は…

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最強HHKBへの道 - 最高のパームレスト「亀甲名栗」

 Happy Hacking Keyboard!!  「最強HHKBへの道」と題してHHKBのカスタマイズに関する記事を…

Hayashi, Koji
1年前
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【小説】 『蜂』

【医局横のラテラルシンキングゲーム】  三人の兄弟が蜂蜜をアレルゲンとすると思われる発作…

小説『サラブレッド』

「オニイサンってさ、なにしてる人?」 「え、オレ? 警察」 「ふーん、いい身体してると思っ…

千本松 由季
3か月前
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クレアの前の前の前の彼

短編小説 ◇◇◇ (問題はない。何も問題はないのだが……)  エスカレーターの前方を見上…

海亀湾館長
1か月前
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ハードボイルド小説「宮脇朔太郎の隣人は泡姫(みるきー)」(全年齢版)

(あらすじ) 宮脇朔太郎は地元の風俗情報誌にレビューを寄稿するライターである。が、彼の難解な性分はあらゆる風俗嬢に生理的嫌悪を抱かせる。そんな彼に唯一優しくしてくれる泡姫は「コスプレソープ♡‬ハニーカム」の八野蜜月だけであった。八野蜜月が見せてくれた乳房の色香の虜になった宮脇朔太郎。その慕情は、朔太郎の住むマンションの隣室に八野蜜月が引越しをしてきたことにより、増々募るのであった。義妹の宮脇翔子、女編集者の宇井みゆ、風俗嬢の御嶽夏帆、これは彼を取り巻く女たちと宮脇朔太郎の一人