牛は草食であり人間社会と共存してきた。
母なるガイアへ
〜地球は泣いている〜15
牛の四つの胃袋
腹の四分の三を占める「ルーメン」と
呼ばれる第一胃「ミノ」
ここは微生物の楽園
バクテリアなどの多くの微生物がいる
草を食べると、まず微生物の働きによって強固な繊維質の壁を分解し
その草はもう一度口に戻して
もぐもぐとさせながら唾液と混ぜ合わせる「反芻」
反芻によって発酵を促進し
胃の中の微生物の繁殖をたすけている
十分に分解、発酵された微生物は
草と一緒に第ニ胃、第三胃を経由して第四胃に運ばれ胃液で消化吸収する