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2024/4/25 たくさんの長い足

朝からリビングの網戸の外側に巨大なゲジゲジが張り付いている。すぐにズレるソファのクッションを元に戻そうとした時に気がついた。うひ、と思わず手を引っ込めたが、内窓、外窓、網戸、の外側なのだから、考えてみればだいぶ遠いのだ。

しかしたくさんある長い足を目一杯広げて、堂々たる佇まいだ。人間で言えばジョジョ立ちくらいの決めポーズなのかもしれない。

虫がものすごく苦手というわけでもない。カマキリ、バッタ、蝶、黄金虫くらいなら掴める。蝉は厳しい。青虫は平気。毛虫は嫌。蜘蛛は大きさによる(ハエトリグモは掴んで追い出すくらいのことはできる)。なぜカマキリは掴めるのにゲジゲジはだめなんだろうか。足が多いから? でもダンゴムシは可愛がれる。ムカデは怖い。刺すから? ダイオウグソクムシは「可愛い」の部類。

「足が多い」は必ずしも嫌悪が発動する条件ではない。では、「足が長い」はどうだろう。ナナフシは掴めない。確かに足が長い。でもバッタは掴める。あれは綺麗に畳まれて収納されているからだろうか。カマキリだってそこそこ足が長い。「たくさん」あって、「長い」から? 猫バスは可愛い。短いから? でもフラミンゴとかは少し怖いかもしれない。足、2本だけど。

帰ってきてすぐにソファにダイブした次男に「ほら、そこにゲジが」と言ったら、「ふお!」と叫んで綺麗に飛び退いていた。

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