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2024/4/23 猫に時間の流れる

昨日が月曜日であったことに、今朝気がついた。日記を書き忘れた。

昔からそうと言えばそうだが、やはり加齢とともに日付や曜日がスキップしたりループしたりすることが増えた。アレクサに毎日何度も「今日は何日?」「今日は何曜日?」「今日の気温は?」「天気は?」と聞いては聞き流している。これは時間感覚の話ではなくて、記憶力と脳の働きの鈍化の話。

時間は万物に平等に流れているのに、もたらす効果も体感も全然違う。そのことに気付いた次男がぼそっと「なんで楽しい時間は短いんだ…」などとつぶやいた。

彼は去年度、担任と反りが合わずに学校を休んでばかりだった。今年度は先生もクラスメイトも好きだと言って、にこにこ通っている。毎日楽しくて短いそうだ。この振り幅よ。

反抗期と思春期の入り口に座り込んでいる長男は「嫌なイベントはすぐやってくるのに、終わりまでが長い」などと薄暗いことを言う。こう見えてこの兄弟、死ぬほど仲がいい。わざと反対のことを言い合って小競り合いをしたりしているが、赤ちゃんの頃から今でも、2人だけにしかわからない言語で会話する。

若い頃と年老いてからは時間の流れの感じ方が全く違うらしい。細胞のサイクルがどうとかこうとかで、でもそれは同じ人間から長い間定期的にデータをとらないとわからないことでは?

子どもはあっという間に大きくなるというし、今振り返ると確かにここまであっという間だったな、と思うけど、今この瞬間には「まだ子どもだなあ」と思っている。これもまた遠くなって、彼らはきっと振り返らずに走るようになって、私の体力と視力はもっと落ちて、猫たちは死ぬ。

その未来に立った時、やっぱり「あっという間だったなあ」とか思うんだろうか。

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