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SALWAY通信

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株式会社名優が運営する中央材料室向けブランド『SALWAY』に関連する記事をまとめています。
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記事一覧

【第1種滅菌技師が解説】BIの判定方法の種類とその違い

医療現場において、滅菌の確認によく使用されているBI(生物学的インジケータ)。 BIの判定時間が短いほど、器材の払い出しまでの時間がかからず便利と感じる方も多いのではないでしょうか。 実は、同じBIでも判定時間の長短によって、判定の仕組みが異なることをご存知ですか? 本記事では、BIの種類やその判定方法の原理、違いを図を用いてわかりやすく解説していきます。 1. BIとは1-1. BIを使用する目的は、指標菌の死滅をもとに器材の滅菌を間接的に確認すること 滅菌の達成

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【SALWAY】 コンパクトPCD 製品解説動画

▼ SALWAY コンパクトPCD ダヴィンチのインストゥルメントやラパロ鉗子など、内腔器材の内部は蒸気が浸透しづらく、滅菌が困難です。 器材内部までの滅菌条件の達成を確認するためには、器材よりも滅菌抵抗性が高いPCD(プロセスチャレンジデバイス)を、滅菌器内の最も滅菌しづらい場所に置き、その結果を確認する必要があります。 SALWAYのコンパクトPCDは、ラパロ鉗子や気腹チューブなどの内腔器材よりも滅菌抵抗性が高く、滅菌しづらいように設計されています。 コンパクトPCDなら、複雑な器材内部レベルでの滅菌条件の達成をモニタリングし、自信を持って払い出し、安全を届けることができます。 EN ISO11140-6適合。本体はリユースタイプで8,000回以上使用可能です。 本動画では、コンパクトPCDの特徴や使用方法、ラインナップについて解説しています。

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【SALWAY】 ボウィー・ディックテスト 製品解説動画

▼ SALWAY ボウィー・ディックテスト ボウィー・ディックテストは、高圧蒸気滅菌器の空気除去および蒸気浸透の適格性を確認する試験です。毎朝の暖機運転後に、必ず実施することが推奨されています。 テストが不合格の場合、滅菌器を稼働させても蒸気が十分に浸透しない可能性があります。 SALWAYのボウィー・ディックテストは、厳格な欧州規格 EN ISO11140-4(7kgコットンテストパック)に適合したボウィー・ディックテストです。 高い検知力で、滅菌器のわずかな不具合も検知します。本体はコンパクトなリユースタイプで、8,000回以上使用可能。 ISO11140-5米国規格(4kgコットンテストパック)に適合したタイプも。 本動画では、ボウィー・ディックテストの特徴や使用方法について解説しています。

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【SALWAY】 滅菌コンテナ 製品解説動画

▼ SALWAY 滅菌コンテナ 滅菌コンテナの要件は、たった2つ。 1つは、器材内部を含むあらゆる表面に滅菌剤が曝露し滅菌されること。もう1つは、器材が使用される直前までその無菌性が維持されることです。 再生医療機器の安全に関わることから、欧米ではFDA認証、CEマーク取得が必要な医療機器として扱われています。 SALWAYの滅菌コンテナは、滅菌剤の浸透に長け乾燥性能に優れた、きわめて堅牢なコンテナです。 長年使用しても、導入した日と変わらない本来の性能を当たり前に発揮し続けます。19年以上、修理することなく使い続けている施設がいくつもあります。 高圧蒸気滅菌、過酸化水素ガス滅菌、EOG滅菌に対応。7年間の品質保証付きです。 本動画では、SALWAYの滅菌コンテナの特徴や使用方法を解説しています。

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【SALWAY】 ラベラー 製品解説動画

▼ SALWAY ラベラー 万が一のリコール対応は、迅速かつ正確に行う必要があります。ラベラーは、滅菌物の日常的なロット管理やリコール対策としての滅菌物のトレーサビリティーに有用なツールです。 SALWAYのラベラーは、丈夫で壊れにくく、安心して長く使えるラベラーです。ラベルに12桁×3行印字することができ、ロット管理に必要な基本情報を網羅できます。 ラベルの種類の豊富さは、国内最多レベル。高圧蒸気滅菌、過酸化水素ガス滅菌、EOG滅菌、ホルムアルデヒド滅菌、それぞれに対応したタイプ1インジケータ付きのラベルをご用意しています。 本動画では、ラベラーの使用方法やラベルロールの交換方法、インクローラーの交換方法を解説しています。

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【SALWAY】 洗浄工程インジケータ 製品解説動画

▼ SALWAY 洗浄工程インジケータ 機械洗浄では、部品の消耗や誤った洗剤の注入などにより、適切に洗浄できないことが起こりえます。だからこそ、毎回の洗浄をモニタリングすることが重要。適切に洗浄されていない器材は、次の工程に進めてはいけません。 それらの不具合を確実に検知するためには、それぞれの洗浄器やプログラムにあった最適なインジケータを選択することが重要です。 SALWAYの洗浄工程インジケータは、それぞれの洗浄器やプログラムに適したインジケータを、5種から選択する業界唯一の洗浄工程インジケータです。 スプレーアームの不具合や、誤ったプログラムの選択を検知します。予備洗浄で色落ちすることがなく、洗剤関連の不具合も見逃しません。 本動画では、適切な洗浄工程インジケータの選択方法や使用方法を解説しています。

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【SALWAY】 フレキシブルブラシ 製品解説動画

▼ SALWAY フレキシブルブラシ 用手洗浄は、個人差が出やすい業務です。だからこそ、器材の特性に合った専用の洗浄ブラシを使用することが重要です。 吸引管などの、径の細い器材にブラシを挿入するのに苦戦していませんか? SALWAYのフレキシブルブラシは、ブラシの柄から挿入し引き抜いて洗う、スマートで革新的なデザインです。 毛の密度が高く、擦過力に優れており、汚れをしっかりと落とすことができます。毛が倒れにくく、長持ちします。 本動画では、フレキシブルブラシの使用方法を解説しています。

無菌性保証水準(SAL)とは?その意味や覚えておきたい関連用語について解説します。

医療器材の再生処理(洗浄・滅菌)に関わる方であれば、一度は聞いたことがある無菌性保証水準(SAL)。 無菌性保証水準を理解したり実践方法を学ぼうとした時に、用語や理論などが難しい、と感じたことはありませんか? 「無菌性保証水準とは?」 「SALってどういう状態のこと?」 「ハーフサイクル法とは?」 そんな疑問にわかりやすくお答えいたします。 本記事を読めば、無菌性保証水準の基本や関連する用語について理解することができます。 1. 無菌性保証水準とは1-1. 無菌性保

第99回日本医療機器学会大会にて、ランチョンセミナーを共催いたします。

SALWAY(株式会社名優)は、第99回日本医療機器学会大会にて、ランチョンセミナーを共催いたします。 やってみよう!データロガーを使わないバリデーション -はじめの一歩からマニアックまで -バリデーションは、常に安全な器材を払い出すための重要な検証試験です。ガイドラインでも実施することが勧告されていますが、データロガーを用いた試験は、高額な費用がかかり、実施できていない施設が多数あります。 本セミナーでは、データロガーを使わないバリデーションの方法や、日常の出荷判定で使

bird and insect の制作実績でSALWAYが紹介されました

SALWAYのWebサイトのスチールおよびブランドムービーの撮影をご担当頂いた bird and insect さんの制作実績で、SALWAYが紹介されました。 是非、ご覧ください。

「シナー・サークル」とは?洗浄インジケータの色落ち結果をもとに、シナー・サークルが洗浄作用に与える影響について解説します。

洗浄作用に影響する4つの要素を表す「シナー・サークル」。 医療器材の再生処理(洗浄・滅菌)に関わる方であれば、一度は耳にしたことがあるかと思います。 「温度は洗浄作用にどんな影響を与える?」 「水質によって洗浄結果は変わる?」 「シナー・サークルにある『機械的作用』って、具体的に何のこと?」 そんな疑問をお持ちの方も、いらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、SALWAYの洗浄工程インジケータを用いた検証結果をもとに、シナー・サークルの4つの要素がそれぞれ洗浄作

滅菌バッグの日常的なシール性確認について。ヒートシールチェッカーの基本と運用事例を紹介します。

医療機器の包装材として広く使われている滅菌バッグ。 医療機関では、ヒートシーラーを使用して滅菌バッグを密封(シール)するのが一般的ですが、シール関連の不具合は気づかぬうちに発生し、シール性を低下させることがあります。そのため、ヒートシールチェッカーなどを使用して、日常的にシール性を確認することが重要です。 本記事を読むことで、滅菌バッグのシール性確認に関して、以下の基本を押さえることができます。 ・日常的に発生しうるシール関連の不具合 ・ヒートシールチェッカーを用いて日

細いチューブと太いチューブ、どちらが滅菌しづらい?内腔器材の空気除去特性について、文献を基に解説します。

皆さんは、高圧蒸気滅菌で同じ長さのチューブを滅菌する時、径が細いものと太いものとではどちらが滅菌しづらいかを考えたことはありますか? 「細いチューブの方が滅菌しづらそう」「太いほうが滅菌しづらいと聞いたことがある」など、いろいろなご意見があるかと思います。 本記事では、内径や長さの異なるチューブを用いて検証した「高圧蒸気滅菌における内腔器材の空気除去の検証」という文献を読み解きながら、径が細いものと太いものとではどちらが滅菌しづらいかを解説します。 1. 「高圧蒸気滅菌

【眼科診療における滅菌】ハンドピース内部までの滅菌を確認する方法は?プリオン対策まで解説します。

眼科手術に不可欠な「ハンドピース」。 ハンドピースは、鉗子やピンセットなどと違い、複雑な内腔構造があるため、滅菌が難しいことをご存じですか? 器材の不十分な再生処理は、交差感染に繋がる可能性があります。 ハンドピース内部まで滅菌されているかをどのように確認するか? プリオン対策はどのように行えばよいか? この記事を読めば、眼科診療に必要な内腔器材の滅菌保証の基本を押さえることができます。 1. ハンドピース内部の滅菌は難しい1-1. ハンドピースは内腔構造を有する器