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noteを見限った日、お姫様に助けられ、フォロバ100に転身した話


ジジイは自慢じゃないけど、フエイスブックもインスタもツイターもLINEもやったことないし、やりたいと思ったことも一度くらいしかない。ジジイだから。

そんな時代遅れのジジイだけど、若いころはパソコンを存分に使いこなし、ホームページを作り、自分の書いた小説や詩なんかを発表したり、同じようにホームページを作った人と相互リンクを張り合ったり、そしてメルマガを発表したり、Yahoo!の掲示板ではトピをいくつか立てて、多くの人と語り合ったり、それなりにインターネットをフル活用していた。

結構その頃、ホームページを自分で作って公開するのが流行っていたんだよ。手作り感があって楽しかった時代だ。ジジイは流行のコミュニケーションツールを縦横に使いこなしているつもりだった。

だけど、徐々に仲間がホームページの更新をしなくなり、Yahoo!の掲示板もサービスを停止し、既成のブログ型ホームページが主流になっていった。

9年前に、ある作品を書いてホームページにアップしたのが最後で、ちょうどその頃、仕事が忙しくなり、自分もホームページを更新しなくなっていた。

それから数年の時が流れ定年の時が近づいていた。定年になったらバリバリ書くぞー、という思いだけはあったんだけど、世間ではスマホが台頭してきて、スマホには対応していない時代遅れの代物は、当然、何を書いても、誰一人見てくれる人はいなかっただろう。

実は、フエイスブックがどんなものなのかと図書館で本を借りて調べてみたことはあったけど、いまいちよくわからず名前だけ登録してやめてしまった。そもそも図書館の本で調べるというのも時代遅れのような気もするが。

もはや埋もれ切っていたジジイの3つのホームページも、畳もうと思っていた矢先、ひょんなことでこのnoteの存在を知った。(「ジジイの遺言書-1-」ようこそ! 参照 )


インターネットでnoteなるものを検索してみたら、かなり多くの人に絶賛されていて、SEOにもめっぽう強いなどとあり、もちろんスマホにも対応している。note公式を見ると「多い時には一日1000人もの投稿者がいる」と書いてあった(これは古いデーターらしく現在では2.6万人を超えることもあるようだ)。

これはすごいということで、ジジイのホームページで公表していた作品を少しずつこちらに移させていただくことにしたんだ。


だけど、9ヶ月ほどたったころ、どうも様子がおかしいということに気づき始めた。

自分の「マイページ」の左上に「note」のロゴがあるが、それをクリックすると出てくるページには、いつも同じ10名くらいの人たちばかりしか投稿していないのだ。その人たちの名前もすっかり覚えてしまった。

自分が投稿すると確かに一番上に表示はされるので、投稿した人の記事は全部ここに表示されているはず‥‥と思った。

もしかしたら、一日1000件というのは古き良き時代のnoteの話で、今ではこの10名ほどの常連さんたちだけが残存し、もうnoteは多くの人に飽きられてしまったのかな、と思った。

あるいは、1000件もの投稿を表示させると、どんどん自分の記事が埋もれてしまうので、それを避けるための配慮としてクラス分けみたいなことがされていて、自分はこの10名くらいのクラスに入れられてしまっているのかなとも思った。

そこで、一応《note運営事務局》にメールで聞いてみることにした。

「左上のnoteのロゴをクリックして表示される記事が、投稿されてくるすべてなのですか? もし他に投稿している人たちがいたらそれらの新着はどのようにしたら見れるのですか?」との質問を送ってみた。

すると、次のような回答が来た。
「アクセスした際に、最新の記事が表示されないということでよろしいでしょうか? こちらは、現在フォロー中のクリエイターの記事、フォロー中のマガジン、購読中のマガジンに追加された記事が、新着順に表示されます。正しく表示されない場合は、お手数ですが、推奨環境をご確認いただき、ブラウザのキャッシュの削除や端末の再起動、別のブラウザの利用をご検討くださいませ」

今、よく読めば、「フォロー中のクリエイターの記事が表示される」とは書いてくれてはいるのだが、その時はその意味を考えるよりも、「最新の記事が表示されない」「推奨環境」、「ブラウザのキャッシュの削除や端末の再起動」、「別のブラウザの利用」などというところにばかり目が行ってしまい頭がクラクラして、なぜか、「もうnoteは終わったな」と思ってしまった。

しかし、noteを見限ったその日、全く予期せぬある人から、直前に投稿したジジイの記事『「ジジイの遺言書-7-」真の科学とは何か?』に「スキ」が届いた。
早速その人のnoteに飛んでみると、このような名前の人だった。


ジジイは、この太字の部分は自分の名前かニックネームだけを書かなきゃいけない場所だと固定観念をもっていたから、まずこの名前を見て驚いた。

「ずいぶん長いニックネームの人だなあ」💦

後で気づいたけど、この人はこの太字部分の日付を毎日書き換えているようだということに気づいた。

すごいことを考えつく人だった!💦


そして、「PV」ってどっかで聞いたような気がするけど一体なんだ? と思った。その次に「フォロバ100」って一体なんだ? と思った。
要するに全体的に意味不明だった。

だけどこの人の「自己紹介」や「note攻略法」の記事を読み進めていくうちにすべてが判明した。


まず「PV」とは「プロモーションビデオ」のことではなく、ここでは「ページビュー」のことで、「フォロバ100」とは「フォローを100%返します」の略だった。

そして何より驚いたことに、19歳の女子大生で、5月にnoteを始めたばかりだということだった。

信じられない!💦

自分はこの子よりも4ヶ月も前に始めていて、それなりにnoteのことを調べ上げていたはずなのに、何もわかっていなかったなんて!

それに比べて、5月に初めてまだ3ヶ月ほどでnoteの専門用語や機能を使いこなし、これほどたくさんの記事を書いてしまい、それどころか自分なりに新たな使い方まで開発しているこの子はいったい何者なんだ!💦

そして、「もうnoteは終わったな」と見限ったのは全くの自分の思い違いで、むしろ投稿者は1000人どころじゃないことを彼女の調査で知った。ホントどこで情報を得てくるのか不思議な子だ。そしてnoteは終わっちゃいなかった。

終わるどころか、この子のおかげでコミュニケーションツールとしての無限の可能性を感じ、気持ちが明るくなった!


その後、「これは負けてられない」と思い、いろいろ調べてみると、「左上のnoteのロゴをクリックして表示される」のは「タイムライン」という名前で呼ばれているものらしく、自分がフォローしている人たちの記事しか表示されないということもわかってきた。

タイムラインなんていうのは、フエイスブックやインスタやツイターやLINEなどをやる人には常識的な言葉なんだろうな。


その時は、ジジイのフォロー数は100人くらいだったので、その中の90人くらいはほとんど新しい記事を投稿していなかったのだろう。

と言うか、休眠中の人の中から、気に入った記事ばかり見つけてはフォローしていたのかもしれない。

自分がフォローしている人しかタイムラインには表示されないということは‥‥? 

そう、フォローしてもらっていない人のタイムラインには、自分の投稿は見られていない、ということだ。

9ヶ月もかかって、その時のジジイのフォローワー数は50人ほどだったというのに、この子はたった4ヶ月で3000人もいる!

その時からジジイは、とにかくフォローワー数を増やさなければいけないと思い、恥ずかしいけど自分のnoteの記事の下に「#フォロバ100」と入れることにした。

今では「相互フォロー」なる言葉も知り、お陰様で少しずつフォローワー数も増えてきている。ああ、今まで、何と無知だったんだろう。

まあ仕方ない。
ジジイは自慢じゃないけど、フエイスブックもインスタもツイターもLINEもやったことないし、やりたいと思ったことも一度くらいしかないのだから。

あの日、19歳のお姫様が年取った王子様に会いに来てくれなかったなら、今でもたった10名のクラスの中に入れられたままで、誰にも読まれない投稿を悶々と続けていたことだろう。

(*違和感のある表記名は、全部SNSに疎いジジイの友達の言い方です😢)


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📌分身主義とは(ジジイの遺言書-10-)
📌真の科学とは何か?(ジジイの遺言書-7-)
📌個人主義から分身主義へ(ジジイの遺言書-8-)

★★★   未来モデル小説   ★★★
ブンシニズム・ドット・ネット
人類が「科学的覚醒」を果たして、「個人主義の《環境》」から「分身主義の《環境》」に移行した未来の世界を感じてもらうために小説にしました。
お金も武器もなくなった世界なので、誰もがボランティアのように自由に働きながら世界を行き来して、行く先々で出会う人たちと交遊して人生を楽しみ、生だけでなく死も大切にする人たちの物語です。
実現可能な平和な世界。実現の願いを込めて描いた未来の世界です。

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#フォロバ100 #相互フォロー

長い文章を読んでくださりありがとうございます。 noteの投稿は2021年9月27日の記事に書いたように終わりにしています。 でも、スキ、フォロー、コメントなどしていただいた方の記事は読ませていただいていますので、これからもよろしくお願いします。