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美術展

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美術展紹介&レビュー
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記事一覧

田名綱敬一・大回顧展

 幼少期に経験した戦争の記憶とアメリカ大衆文化からの影響が色濃いカラフルな作品で知られる…

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「原発のある風景」写真展

 日本の海岸線に普通に原子力発電所がある風景を撮影した写真家がいる。広川泰士(ひろかわた…

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「モネ 睡蓮のとき」展

 印象派を代表する画家のひとりクロード・モネ(1840-1926)。一瞬の光をとらえる鋭…

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戦争時代の藤田嗣治

 エコール・ド・パリ時代、名声を手にした画家・藤田嗣治。  その時代と、戦後、二度と日本…

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十日町市博物館に行った!

 2024年6月9日(日)、十日町市博物館(新潟県)に行った。常設として3つのテーマ別展…

桑原亘之介
10日前
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展示「阿弥陀さん七変化!」

 西方にある極楽浄土の教主である阿弥陀如来は多面的な信仰体系や教義のなかでバラエティ豊か…

桑原亘之介
13日前
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三鷹の太宰治

 太宰治は昭和14(1939)年に三鷹での新婚生活を始めた。以来、居を移すことはなく、作家人生における小説約150作のうち、「人間失格」、「斜陽」を含む、およそ90作を三鷹で書き上げた。  その三鷹の下連雀113にあった小さな家のいくつかの部屋を再現した太宰治展示室「三鷹の此の小さい家」を三鷹市美術ギャラリー(東京都三鷹市下連雀3-35-1CORAL5階)に訪ねた。  12坪ほどの一軒家(借家)で、六畳、四畳半、三畳の三間、風呂場と小さな庭があった。家賃は24円だった。  当

モダンアート三都物語

 パリ、東京、大阪ーそれぞれ独自の文化を育んできた3都市の美術館のモダンアート・コレクシ…

桑原亘之介
2週間前
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須田国太郎「東西絵画の綜合」

「東西絵画の綜合」という壮大なテーマを追求し、骨太で生命感あふれる独自の油彩表現を切り開…

桑原亘之介
2週間前
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デザイナー石岡瑛子の世界

 「このような時代をサヴァイブしていくために最も大切なことは、内側から湧き上がってくるほ…

桑原亘之介
3週間前
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デ・キリコ展を見た!

 今年有数の美術展だろう。そう、シュルレアリスム芸術に大きな影響を与えたジョルジョ・デ・…

桑原亘之介
3週間前
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文豪x演劇@早大演博

 坪内逍遥、森鴎外、夏目漱石、泉鏡花、谷崎潤一郎、菊池寛、岡本かの子、川端康成、円地文子…

桑原亘之介
3週間前
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丸善丸の内本店「英国展」

 丸善丸の内本店で2024年5月21日(火)まで開催中の「英国展」を見た。ここでは写真を…

桑原亘之介
1か月前
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デゾ・ホフマン写真展に行く!

 デビューから間もない若きビートルズを代表する写真の一枚がマッシュルームカットでエリなしスーツの4人のカット。  これらアイコンとなっている写真の数々を撮影したのはチェコスロバキア生まれのカメラマン、デゾ・ホフマン(1912-1986)だ。  「デゾ・ホフマン写真展」が2024年5月21日(金)まで丸善丸の内本店4Fギャラリーで開かれているのを訪れた。  ビートルズの専属カメラマンだったデゾが撮影した若々しいビートルズ・メンバーの貴重な写真30点が一堂に集結している。