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SAC_2022 -MOONSHOT 1000日計画-

前回のnote「ぼくらの会社10周年〜」にて、KUONの運営会社でもある、ぼくたちの会社、MOONSHOT Inc.が会社設立10周年を迎えることができたことをご報告させていただきました。

その中で、「運と勢い」だけでここまでやってきたことを再確認すると共に、次なる目標に向かうべく立ち上げたのが「MOONSHOT -1000日計画-

長嶋“ミスター”茂雄氏が松井”ゴジラ”秀喜氏を球界の真の4番バッターにするためのプロジェクトよろしく、ぼくたちの会社がファッション界の4番バッターになるためのプロジェクトです。
そのプロジェクトの第1弾がこちら。

会社を拡張しました!

KUON Flagship Storeにお越しいただいたことのある方はご存知かと思いますが、ぼくらの店は築40年以上の建物を改装しています。
この建物が二軒長屋で、この度、なんと、お隣も借りることに。
そうなんです、一棟まるっとです。
KUON Flagship Storeのオープン時からずっと気になっていた、この外観が、統一性のある外観に生まれ変わりました。

改装前。入り口の雰囲気は良いんですけど、奥の隣の住居の外装が…
改装後。一棟丸っと統一性のある外観に。
KUON Flagship Storeにつながるアプローチも一体感あります。

1番最初、KUON Flagship storeもできる前は↓だったので感慨深いです。

さてさて、中はこんな感じです。

床から全部つくりかえました

こだわりはこの吹き抜け。
今回もKUON Flagship Storeと同じ設計チームにお願いしています。

1部屋丸っと吹き抜けにして陽の光が入るように。
天井はもとの木を残して

どうですか?
ずっと気になっていた、歯に挟まった骨が抜けた感じです。
KUON Flagship Storeが奥座敷って感じなので、こちらは陽の光を意識して。

さてさて、肝心のこの場所の使い道ですが。
KUON Flagship Storeを増床する訳ではありません!

この場所は、展示会を行ったり、イベントやポップアップストアを開催したりする空間にしたいと思います。

ちなみに2階はオフィスなのですが、2階からの景色もグッドです。
1階の吹き抜け上が大きな1枚ガラスなのです。

KUON Flagship Storeのオープン時に書いたnote「ぼくらが店を出す理由」にもありますが、ぼくたちはファッションを通じたコミュニケーションが好きです。

コロナ禍で私たちの生活は大きく変わりました。
良いことも、悪いことも。便利になったことも、そうでないことも。
改めて、ぼくたちは、より多くの人たちとコミュニケーションを取りたいです。
この新しい空間もそういう場所に育てていきたいと思います。

これまではお店のスペースが限られていたので、少人数でしか出来なかったワークショップなども、もう少し多くの人にご参加いただけるようになると思うし、ずっとやりたかったアーカイブストアもやれるんじゃないかと。

少なくともぼくの頭の中には、すでにやりたいことが何個もあって、今からワクワクしています。

レンタルスペースとしても、お貸し出しをする予定ですので興味のある方はぜひお問い合わせください。

この場所の名は「一朶」と名付けました。
「いちだ」と読みます。

辞書には

1 花のひと枝。また、一輪の花。「一朶の桜」「一朶の白百合」
2 ひと群れ。ひとかたまり。「一朶の雲」

デジタル大辞泉より

とあります。

ここからはめんどくさい話なんで、興味のない方は飛ばしてください笑

この場所、はじめは「はなれ」と呼んでいました。
だけれども、どこか引っかかるところがありました。

KUONからみたら「はなれ」なんですが、この新しいスペースはKUONではなく、一個の独立をした空間として育って欲しい。

これは、ぼくらの会社、MOONSHOTの特徴だと思うのですが、ぼくたちはそれぞれが独立した個性で、自由に動きながらも、全体として一個の組織になっている

ぼくの好きなアニメ「攻殻機動隊」で言えば“STAND ALONE COMPLEX”です。個人的に、STAND ALONE COMPLEXを日本語で表現する言葉が「一朶」だと思っています。

これまたぼくの好きな小説「坂の上の雲」の有名なあとがきに。

このながい物語は、その日本史上類のない幸福な楽天家たちの物語である。やがてかれらは日露戦争というとほうもない大仕事に無我夢中でくびをつっこんでいく。(中略)楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみ見つめながらあるく。のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつけて坂をのぼってゆくであろう。

坂の上の雲 司馬遼太郎

幕末、明治維新で坂本龍馬のような一個人のヒーローの時代が終わり、近代国家という仕組みの中で、それぞれが個性を持ちながら、全体として、組織として世界と戦っていく物語が、ぼくらの会社としての理想と近いと思っています。

今はちょっと、世の中が色々と失敗に敏感過ぎて、新しいことや、面白いと思うことを出来なくなってしまていると感じているので、この場所は、ぼくたちが次のステージにのぼっていくために、あらゆる可能性を試す場所

だから、はなれ、ではなく「一朶」と名付けました。
STAND ALONE COMPLEX

とりあえずKUONの長谷川店長は、「バー 長谷川」をやるそうです。

こけら落としは「KUON 2023 Spring/Summer」の展示会。

今日からです!

さあさあ、MOONSHOT-1000日計画-のスタートです。

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