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桜井淳現代論集 1 浜岡原発論

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中部電力の浜岡原発にかかわる論文。1
産業事故や安全論では誰よりも優れていると自負しています。
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研究ノート 過去半世紀(1970-)の米原発の設備利用率の変化から、興味深い事実が分かり、あえて言えば、それらは、社会的・工学的要因と言えますが、時系列に沿って記せば、・・・

過去半世紀(1970-)の米原発の設備利用率の変化から、興味深い事実が分かり、あえて言えば、それらは、社会的・工学的要因と言えますが、時系列に沿って記せば、

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Trovatoreさんの質問「米国の原発は地震が少ないために80年運転も可能だそうですが、地震の多い西海岸ではどうなのでしょうか」への回答 欧米の原発の中で、地震の影響を受けるのは、米カリフォルニア州ディアブロンキャニオン原発(110kW級WH社製PWR、2基、PG&E社所有)のみ、米国では、大部分の原発が、20年間の寿命延長認可済み、さらに、20年間の再延長申請に13基が合格しているめ、80年間(設計寿命40年+寿命延長20年+再寿命延長20年=80年)の運転が可能、しかし、・・・

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私が、日本でも代表的な研究機関と大学で体験したことですが、研究者でも、基礎的事項に対し、間違いだらけ、新聞記者や出版編集者や原子力資料情報室スタッフやグリーンピース・ジャパンスタッフや小出裕章さんや支離滅裂なことを主張していた広瀬隆さんなどは、皆、それ以下のお猿の電車のお猿さん的認識、いくら個々の真理教信者相手の商売でも、ひどすぎる

以下、私が、日本でも代表的な研究機関と大学で体験したことですが、研究者でも、

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研究ノート 原発寿命延長の日本特有の課題-機器・配管の経年変化と地震の影響の不確実性-

はじめに 耐震について、参考になる文献は、濱田・曽田・久野『原子力耐震工学』、(鹿島出版、2014)。 クリエータサイトnoteの私のバックナンバー記事・写真参照(https://note.com/kiyoshi_sakurai/all)。

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研究ノート 原発耐震設計の考え方と設計法と課題-静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員の浜岡原発3 & 4に対する視点-

はじめに 世の中には、耐震設計にかかわる学術書(大学院修士課程教科書)として濱田・曽田・久野『原子力耐震工学』、鹿島出版(2014)が存在しており、分かりやすい記載内容です。 私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として、主に、中部電力の浜岡原発3 & 4の耐震安全解析にかかわる重要事項を吟味し、クリエータサイトnote本欄バックナンバー記事・写真にまとめていますので、ご参照ください(https://note.com/kiyoshi_sakurai/all)。

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研究ノート AIの特性(癖)を把握するため、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員であるにもかかわらず、改めて、AIに、「浜岡サイトの津波高さの評価について教えてください」と質問 私は、最初の津波高さ21.3 mの時、中部電力に聞き取り調査を実施し、「21.3 mを超える確率はどのくらいですか」と、それに対し、「日本原子力学会が定めた標準津波評価法に拠れば、10Λ-5以下」と、しかし、その後、22.5 m、22.7 m、25.2 mとなり、評価法に疑問を感じました

質問 AIの特性(癖)を把握するため、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員であるにもかかわらず、事実関係の再確認のため、改めて、AIに、「浜岡サイトの津波高さの評価について教えてください」と質問。 回答 浜岡原子力発電所の津波評価については、以下の情報があります: ・2022年4月20日の原子力規制委員会の審査会合で、中部電力は浜岡原子力発電所の津波評価に関する新たな評価を示しました。 ・前回の審査会合(2021年12月17日)では、津波高を算出するための条件とし

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研究ノート 静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員(2015.4-)として、浜岡3 & 4について考えてきたこと(委員としての個人的意見) 重要問題総まとめ、 yesかnoの判断基準

問題意識 以下、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員(2015.4-)として考えてきたこと(委員としての個人的意見)。

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研究ノート 私は、2024年1月12日(金)開催の静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会会合の討議内容について、事実関係の調査、その過程で、いくつかの確認事項が、発生しましたが、調査結果は、すべて、私の主張が正しい

はじめに 私は、2024年1月12日(金)開催の静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会会合の討議内容について、事実関係の調査、その過程で、いくつかの確認事項が、発生しましたが、調査結果は、すべて私の主張が正しいことが分かりました。 確認事項

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研究ノート 女川2と東海第二と浜岡3 & 4の地震PRAの炉心損傷確率の考察

原電は、東海第二に対し、九電力と異なる方式で安全審査に合格、24時間突貫工事で、特重施設まで建設中で、予定よりも2年遅れの今秋完成予定で、

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基準地震動の定義は、地下において、上の土を取り除いた状態の解放基盤面の地震加速度応答スペクトルのことであり、良く示される値は、振動周期0.02秒の値、原発の実際の基準地震動は、原子炉建屋地下二階床面で定義され、解放基盤面と同じ値の場合もあれば、大幅に異なる場合もあり、その差異は、地震波が伝播する地質構造に起因、浜岡と東海第二と柏崎刈羽の具体例を挙げれば

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Trovatoreさんの質問「南海トラフ地震による浜岡原発の事故の確率は極めて低くなっているので再稼働の安全性は確保されていると思われましたが、リーズンのスイスチーズモデルのように、確率を出す際に考慮したシーケンスとは異なる隠れたシーケンスの存在の可能性はあるのでしょうか。また地震後の富士山の噴火は考慮されているのでしょうか」「麻生さんはスタンフォード大とロンドン大に留学したそうで、以前は経歴にもそれが含まれていましたが、最近は削除されているみたいですが」への回答

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Trovatoreさんの質問「東海原発の解放基盤表面は-370mだそうですが、浜岡原発は-20mですがどうしてこのように浅いのでしょうか」への回答 日本の原発の解放基盤面は、大部分が、370 mより浅く(東海第二原発のみ地下370 m)、解放基盤面の地質学的条件を満たす一般論が、地下370 mであり、その条件を満たせば、より浅くても良いと言う意味ではないかと思います

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私は、静岡県防災・原子力学術会議原子力分科会委員として、浜岡原発緊急事態対応訓練に参加、中部電力名古屋本店の訓練会場が静かすぎ、担当者間の相互の連絡や情報交換法が分からず、webで、PC chat機能で、相互に、情報交換・情報共有しており、昔との違いを認識、模擬記者会見では、技術用語が多く、記者には負担、全体の出来事の時系列フロー図を示し、全体の把握から、時系列に沿って細部へ説明するなど、的確に理解してもらうための工夫が必要

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研究ノート 浜岡原発3 & 4号機の新規制基準適合安全審査の経緯にかかわる考察

先日いただいた調査報告を精査し、次のような現状認識と感想にいたりました。

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