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聖アンデレ(4-C) なぜ惹かれるか & どう見倣うか
どんな組織にもマネジメントが必要とされます。そして、規模が大きくなり、継続性も高まってくると、組織のトップにいる人物の「思い」を実現するための番頭役が必要になってきます。成功した組織はトップ(CEO)と番頭(CFO)の二人三脚で成長しているように見受けられます。
世の中は美談であふれており、その中には作られた美談も多いのが実際です。自らの評判を高めるために、また他者の評判を下げるために作られ流
聖アンデレ(4-B) 信仰の深さの尺度をめぐって
聖アンデレに近づくことができなくても、自分を高めることが出来るかも知れない。その気持ちをもって、聖アンデレに倣って生きることができないでしょうか。どこまで行っても不十分だとは思いますが、どうすればいいのか検討してみましょう。
倣うということまず、「倣う」は、「すでにあるやり方(手本など)を真似して、その通りにすること」という意味として捉えておきましょう。幼い鳥が、親鳥の真似をして羽をばたつかせ、
ファティマ 第3の秘密 (全文)からの懸念
ファティマの奇跡とは?ポルトガルのファティマ(Fatima)で1917年に聖母マリアが降臨し、羊飼いの子どもたち3名に啓示を与えたといわれています。これがファティマの奇跡です。(カソリック教会も正式に認めている「奇跡」とされています。)
その様子は、いろいろに書かれています。例えば以下をご参照ください。
7万人が、どんな風に目撃したかは、以下のリンクの写真を見てください。
内容は?1917年
聖アンデレ(2-G) 黙示録の復権
ユダヤ戦争でエルサレムが陥落した70年から数十年間は、特殊な時代であったと思われます。
先ず、イエスの弟子たちが亡くなっていき、主に孫弟子たちが活躍していた時代です。彼らは、弟子のように「この目で見た、聞いた」というイエスの言葉を伝えることが出来ません。人徳による教化だけでは少数精鋭主義とならざるを得ず。教団の成長は望めません。
他方で、聖典としては、マルコ福音書や聖パウロの一連の書簡などが散
聖アンデレ(3-C) 信者ネットワークづくり
古代のキリスト教のネットワークというと、ローマ帝国下で置かれた5つの管区のことを思い浮かべる方も多いでしょう。5管区の大司教は、ローマ、コンスタンティノープル、アレクサンドリア、エルサレム、アンティオキアそれぞれの教会(五本山)に常駐し、各管区を統括していました。
それより以前では、聖パウロの布教を思い浮かべる方も多いでしょう。異邦人伝道を自らの役目と認識した聖パウロは、エフェソス、コリントス、
聖アンデレ(3-B) 教団運営を託されて
イエスが聖アンデレに託したことイエスは、洗礼のヨハネの教団が解散させられた後、自己の布教を満足のいく形で遂行するためのパートナーとして、まず第一に聖アンデレに声がけをしています。そして、聖アンデレの眼鏡にかなった人物(ペテロ、聖フィリポなど)を教団に採用しています。
この経緯を見る限り、イエスは、聖アンデレに教団経営をゆだね、自己は布教に専念しようと考えていたのではないかと思われます。換言すると
聖アンデレ(3-A) イエスは「発酵」の力を信じた?
聖アンデレが心酔したと思われるイエスの思想を振り返って見ましょう。この思想を振り返ることで、なぜイエスが聖アンデレをスカウトに来たか、聖アンデレはなにを期待されたのかが分かるように思われます。その際、鍵となるのは、以下の4点ではないでしょうか。
(1) イエスの身体と血
(2) イエスの律法感
(3) イエスの終末思想・救済思想
(4) イエスのリーダーシップ
イエスの身体と血イエスは、いわ
聖アンデレ(2-F) グノーシス主義
グノーシス主義とは、聖フィリポの弟子シモンが広めたとされる考え方で、イエスの教えを継承した一派です。グノーシスというのは、「認識」「正しい知恵」という意味の古代ギリシア語です。「自分の本質を知る」ことを標榜しています。
グノーシス主義は、一般には以下のように説明されます。
原始キリスト教とともに出現したのは、イエスの弟子たちの間の対立なのですから当然のことです。ペテロたちの創始した「正統派」
聖アンデレ(2-E) ペテロ
ペテロは、福音書の中で、12使徒の中では常に1番目に書かれている、初期からのイエスの弟子です。聖アンデレの導きでイエスに弟子入りしています。
聖書には、ペテロという表記以外にも、シモン、シモン・ペテロ、ケファなどの呼び名が示されています。生前は「岩の断片」「石」の意味をもつ「ケファ」というあだ名で呼ばれており、このギリシア語訳がペトロス、ラテン語がペテロになります。
生年不詳ですが、没年は6
聖アンデレ(2-D) 弟子たちの対立、イエス教団の分裂
フィリポやステファノなどは大きく「ヘレニスタイ」(ギリシア系)と言われます。対立する一派は「ヘブライオイ」(ヘブライ系)と言われます。
イエス没後、この対立が先鋭化していき、それぞれの教義が発展します。新約聖書27文書にも影響を与えていきます。
まずは大きく違いを把握してみましょう。
ヘブライオイの中心は、義人ヤコブです。当初はペテロが中心になってイエス教団を引き継ぎましたが、早々に聖フィ