【ことばあてクイズであそぼう!】(WEBアプリ)今年度最初の授業参観で盛り上がる!
WEBアプリ【かくれた”ハテナ”を あてよう!】
→ こちらから (Scratch版を直接開く)
※JavaScript版 ダウンロードしたファイルは、オフライン環境でも動作します。(アプリによってはWEB接続が必要になりますが、Scratchサイトは介しません)
4月の中旬、勤務校で今年度最初の授業参観がありました。
先生たちは皆さん、授業計画、教室環境整備と着々と準備を進めています。
僕は、今年度、転任校で特別支援学級(知的)で、低中高計4名の担任になりました。
が、転任早々、10日間お休みをとることになりました。入学・始業式にも出ていません。・・・この間、諸事情でヨーロッパにいました・・・詳しくはまたいつか
帰国翌日の月曜日、時差ぼけのまま、子どもたちに出会い、そこからは日々、全力で職務に邁進しています。
なんやかやで睡眠時間も短くなり、眠りの質も低下し、疲労感が累積していますが、何とか最初の一週間を乗り越え、その翌週、さっそく授業参観です。
このような状況で行った授業です。万全の準備というレベルにはほど遠いのですが、以前に作った WEBアプリ【かくれた”ハテナ”を あてよう!】 が役に立ちました。
授業のながれ
(1) めあて&テーマ
「みんなで なかよく げんきに うたおう! あそぼう! 」
(2)やること
うた :おなかのたいそう(3分)
学習 :ことばあつめ(5分)
あそび:ことば当てクイズ (タブレット) (30分)
・先生のお手本クイズ
・子どもたちのクイズ
ふりかえり
・・・太字部分は、あらかじめ黒板に書いておきます
この授業の肝は、
子どもたちが自分で作った問題をお互いに出し合うという関わり合い活動
にあります。
ことばあつめ
自分で問題を作ると言っても、ここでは単語を一つ決めるだけなのですが、それでも問題がなかなか思いつかない子もいるので、ことばあつめという活動を入れ込みました。
たとえば 先生が「くだもの」といったら、子どもたちが「イチゴ」「スイカ」「オレンジ」・・・と思いついた言葉を発表します。今回は僕がそれを黒板にそれを書いていきました。他にも「野菜」「食べ物」「教室にあるもの」などでも同様に行い、黒板の反面は、あつめたことばでいっぱいになりました。
ことば当てクイズ
WEBアプリ【かくれた”ハテナ”を あてよう!】を教師用タブレットから開き、それをプロジェクターにつないで子どもたちに見せます。
問題を選んで、タブレットに書き込み、出題するまでの流れを実演しながら説明します。
・「オレンジ」を問題にするとします。
もじのかずを4にすると、マスの数も4つになります。
ここに、文字を書いていきます。
実際のクイズのときは、書いているところを見せないように(見ないように)します。
左下の「ボタン」を押すと、下のように全文字がマスクされます。
これといった決まったルールはありませんが
・・・回答者は、いきなり答えをいうのではなく、出題者が「はい」「いいえ」で答えられる質問をくりかえしながら答えを予想する・・・
という流れが基本なります。
子どもたちの状況に応じて、自由にアレンジできます。
僕のクラスでは、こんな感じになりました。
A:出題者
Q:回答者
A「今から僕のクイズを出します。5文字になります。」
「質問してください」
Q1:食べるものですか?
A:いいえ
Q2:うごくものですか?
A:いいえ・・うごいたらびっくりしちゃいます。
Q3:色は赤ですか?
A:赤もあるけど、ほかの色もあります。
Q4:それは教室にあるものですか?
A:はい、あります。
「あっ、わかった!」と答えを言いかけた子が言いかけた子がいたので、
T:まだ、質問が4つなので、もっとたくさん、質問してくださいね。どんなことを質問するのかみんなで話し合ってね。(質問は一応5こ以上10個まで、それでも分からない時は、質問を増やすことができます。出題者からヒントをもらうことができます。・・・ここらへんの感じは自由にアレンジ)
Q5:それは毎日、使いますか?
A:はい、使います。
Q6:それは、教室の後ろの方にありますか?
A:はい、後ろです。
Q7:最初の文字は「ラ」ですか?
A:はい、そうです。
Q8:最後の文字は「ル」ですか?
A:はい、そうです。
T:答えがわかったようですね。みんなで、そうだんしてから、声をそろえて答えをいいましょう。・・・・準備はいいかな?
※勘がいい子が、一人勝ちするのではなく、みんなで正解を共有することが大切だと思うのです。
出題者:ファイナルアンサー?
みんな:ファイナルアンサー!せえの・・・ランドセル!
出題者:(パネルを1枚1枚はずしていく。全部はずしてから・・)ランドセル、大正解!!
・・・・こんな感じです。
このクイズは、出題者VS回答者の対戦でもなく、回答者から一番を決めるわけでもありません。参加者がそれぞれの立場で、協力しながら答えを見つけるまでの過程をまるごと楽しむことを目的にしています。
このクイズは、2人でも楽しめますし、小グループはもちろん、全校規模でも楽しめます。
単純なクイズなので、こんなアプリを使わなくとも、紙を使ったアナログな方法でもできます。でも、単純なクイズのために、紙を何枚もつかったり、文字を書くホワイトボードを数枚用意したりする手間はかけたくありません。
文字数は、1~7文字、または画面全体21マスを選べます。
かくすのは、文字とは限りません。
あいているスペースにヒントや絵をかくこともできます。
子どもたちに、遊び方やルールを考えさせるのもよいと思います。
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