- 運営しているクリエイター
記事一覧
書店はエッセンシャルワークである【雑記】
パクチー農家やパセリ農家はエッセンシャルワーカーか?という問題がある。たしかに食べることは生きていくうえでは欠かせないが、パクチーやパセリがなくても、ほんの少しのスパイスがなくなるだけで、生存には何ら影響を及ぼすことはない(パセリにいたっては、そもそも食われずに捨てられたりする)。なら、エッセンシャルワーカーとは言えないのではないか?
こうした疑念を一度抱いてしまえば最後、次はトマト農家やナス農
文章が書けない【雑記】
noteの更新が減ってきている。出版業で忙しいから仕方がないのだけれど、あまりにも書かなさすぎると文章筋が弛んでしまう。なんといっても僕は出版業で飯を食うのと同時に、作家業で飯を食おうとしているわけだ。多少、無理してでも文章は書いていたいのである。
とはいえ『14歳からのアンチワーク哲学』という本が完成したばかりの現在地は、僕にとって実家のように居心地のいいセーブポイントなのである。この本は良く
好きなことをやる男たち【雑記】
ダニエル、ぱくもとさん、稲葉くんが大阪に遊びに来てくれて、昨日、飯に誘ってくれた。
ダニエルに「なにしに大阪に来たの?」と尋ねると「ホモ・ネーモさんに会いに来るのがメインですよー」と言ってくれた。ほんまかいな・・・と思いつつも、なかなかいい気分である。話をしていると、YouTubeでの好戦的なキャラクターとはうって変わって腰が低いことに気が付く。しかも車で家まで送ってくれたり、なにも言わずに気を
太鼓持ち積極採用中! アットホームな職場です【雑記】
自分という人生の映画が上映されているような感覚の中、自分の一挙手一投足の滑稽さと的外れっぷりにイマジナリー観客たちが失笑している状況を想像して「おれなにやってんだろ・・・」と十分おきに自己嫌悪に陥る現象は、みなさんにも馴染み深い経験だと思う。
最近の僕はそんな感覚にずっと浸っていた。十分おきと言わず、常時浸っていた。そのせいでメンタル的に少しやられていた。とはいえ、ここ何日かは褒めてもらえること
ロボットとAIに労働を撲滅して欲しいのだけれど・・・【雑記】
僕は最近、ロボットやAI界隈の動向にほとんど注目していなかった。僕は「機械が労働を代替してくれる」という言説をおとぎ話だと考えているからだ。
とはいえ、本当に人間がやっている労働をすべてロボットやAIがこなしてくれるのであれば、それはそれでいいことだと思う。ロボットが勝手に野菜を育て、家を建て、中華料理をつくり、トラックを運転し、老人を介護してくれるなら、たしかにすごい。
だが、本当にそんなこ
誰でもない人【雑記】
ああしろこうしろとしきたりを教え込まれて、バタバタと葬式にとりかかるのはいいことなのかもしれない。そうでないなら、悲しみに追い立てられながら、途方に暮れてしまうからだ。儀式を形作る役者の一人を演じれば、ほかのことは考えずに済む。
幸か不幸か、僕にはさほど役割は回ってこなかった。おじいちゃんの息子たちがあれこれと準備をしてくれたからだ。そのため僕にはほかのことを考える時間がたっぷりとあった。
僕
なんやかんやで生きていく【雑記】
ちょっぴり自分の中で整理をつけるために、暗い話を書かせてほしい。読んでも困るようなことを書くと思うので、ご了承いただきたい。
昨日、祖父が亡くなった。
二月ごろ、結核にかかって手術をして、その後、一度は退院したものの、薬の副作用でどんどん気力を失っていった。退院して電話したとき、「おぉ、元気やから心配いらんぞー」といつもの調子で話していたのが嘘のように、どんどん体調が悪くなって、寝たきり状態と
なんやかんや嫌いになれないこの世界【雑記】
労働なき世界を声高に叫ぶ僕ではあるものの、かといってこの世界が地獄であるとは思わない。いや、特定の人からすれば地獄かもしれないが、少なくとも蟹工船や女工哀史に描かれた人々に比べれば、まだマシだろう。小さな子どもが十四時間も労働させられるような状況は(少なくとも日本では)存在しないのだ。
生産も多少は自動化されてきている。非効率な労働慣行も見直されつつある。パワハラもセクハラも問題視されてきた。育
礼儀正しくレスバトルをする人々【雑記】
Xでレスバトルを見かけない日はない。クソリプが来て、クソリプを返す。揚げ足を取り合い、矛盾や事実誤認を見つけては嬉々としてバカにする。そして、最終的にはレッテルを貼り、人格攻撃をする。
しかし、改めて考えれば不思議なことが起きている。こんな人々が日本の人口の多数派なのであれば、そこら中で殴り合い、貶し合いの喧嘩が起きていなければ辻褄が合わない。せめて一日に一回くらいは見かけても不思議ではない。
コスパ見せびらかし消費に熱中する主婦たち【雑記】
この前テレビをみていたら、野菜詰め放題で何円分の野菜を入れられるかを競い合う企画をやっていた。主婦たちは腕まくりをして、張り切っている。そして「土台をつくらなあかん」とか「花を咲かせるように重ねていくねん」とか「単価が高いなすびを中心に・・・」とか、様々な理論を展開しながらみちみちに野菜を詰め込んでいく。
テレビの企画なので、おそらく実際にその主婦たちが野菜を持って帰るわけではないし、間違っても
ここが地獄じゃあるめぇし【雑記】
意思決定の量が多すぎると人間はダメだ。一定程度、日常はルーティーン化していて欲しい。出版社を始めるというのは初体験の連続であり、なにかをルーティーン化するまでは時間がかかりそうだ。
noteは、ほぼルーティーンと化しているわけだが、文章を書くというのは完全なルーティーンにはなりえない。これまでにない文章をひねり出す以上は、なんらかの思考が必要になる。僕が欲するのは無思考で取り組めるルーティーンワ
みんな味音痴になろう【雑記】
オリーブオイルが値上がりしているらしいというニュースがあった。まいったな、という気分になる。が、すぐに別にいいか、という気分になる。
純度の高いオリーブオイルじゃなくて、サラダ油と割ってる廉価版オリーブオイルを買おう。そうすればいい。オリーブオイルの純度なんてよくよく考えればたいした問題ではない。なんと言っても僕は味音痴なのだ。
僕はパスタやサラダなんかにオリーブオイルをドバドバかけるのが好き
まじでトイレを磨くというだけの【雑記】
嘘か本当かは知らないけど、スマホの画面は便器よりも雑菌が付いているらしい。それでも、スマホはその気になれば舐められても、便器は舐められない。なんなら触ることすら抵抗がある。そんな人が大半だろう。人間の清潔意識っていうのは、一定程度までは合理性があるのだろうけど、一定以上を超えれば信仰である。
そんなことを考えながら、この半年ぐらい放置し続けてきたトイレの黄ばみを落とすことにした。いや、これまでト