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「夜に駆ける」

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YOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」を巡って、4つの記事(+α)に解釈(妄想)をまとめました。 上から順にご笑覧ください。 [2021.04.13記載]
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「夜に駆ける」

YOASOBIの「夜に駆ける」にハマっています。 THE FIRST TAKEのミドルテンポの方を繰り返し聴いていたのですが、オリジナルも聴かないとな、ということでミュージック・ビデオをチェック。独特の世界観に、今更ながら、かなりの衝撃です。 原作の小説「タナトスの誘惑」を題材にした音楽・映像ということで、原作の解釈を含めて、このミュージック・ビデオをどう解釈するか?という記事やコメントがたくさんあるんですね。知恵袋に「解釈がわからないので教えてください」という質問もあり

「夜に駆ける」Ⅱ

昨日の「夜に駆ける」の解釈、いかがでしたでしょうか? 以前コメントしたカットキャベツなど、私のコメントのクセをわかっておられる方は、これから何を書くのかお察しかも知れませんね。昨日の前振りに対する本題が、今日のコメントです。 昨日の「夜に駆ける」の解釈。 "この解釈こそが正解だ!" とか "こんな解釈ができて凄いだろー" というために書いた訳ではありません。 1. まず、ものごとの解釈は「何を前提にするかで大きく変わる」ということです。 「恋愛小説三部作」や「タナト

「夜に駆ける」Ⅲ

1. 2日続けて「夜に駆ける」をテーマにコメントしましたが、書く上で、書いた上で、やっぱり無責任なことは言葉にできない、という意識でした。本当はどうなのか、作り手の考えを正しく捉えるために、書く前に曲を聴き込み、MVを何度もみて、そして書いた後で、YOASOBIのインタビュー記事をたくさん読み、その他の楽曲のMVも一通り観ました。 結果、すっかりYOASOBIのファンになりました(笑) 2. 何かをアウトプットする、というのは社会人にとっては、仕事で成果を出す、というイメ

「夜に駆ける」Ⅳ

数字のニュースですが、数字に関することは詳しい方にお任せし、今日は「夜遊び」についてコメントします。 ダークな歌詞なのに透明感のある声と疾走感のあるポップな曲調で話題となった、YOASOBIのデビュー曲「夜に駆ける」。 「恋愛小説三部作」の第1章として、曲だけを聴けば男女の価値観の違いや分かり合えないモヤモヤを歌にしたような印象ですが、原作となった小説「タナトスの誘惑」を読むとガラリと印象が変わります。わかりにくいMVをどう解釈するのか、ネット上でも盛り上がりました。

「間」も捉える

昨年2月、日本のAI研究の第一人者、松尾豊教授の講演会を聴講する機会がありました。 教授の書籍や記事に出てくる「ディープラーニングは最小二乗法だ」という話も興味深かったのですが、一番印象に残ったのは下記のような内容です。(私が咀嚼して理解する中で言葉が変わっているため、教授の発言そのものではないので、ご注意を) 1. ものごとを眺める上で「分けて考える」ことで、表層しか見えなくなっていることは多いと思います。 近年、学界ではこれまでの専門別の学科ではなく、文理融合や総合