見出し画像

みずからの発する語が自動翻訳でしっかり日本語として認識されるかどうか


はじめに

 日常生活でつかう程度の英会話をしたい、できたたらいいなと思う。たびたび諸外国の方と顔見知りになるのにこちらとは関係なしに流暢な日本語をお使いになる。ほっとするがときにはこちらからせめて英語でコミュニケーションしたいときがある。

推しのバンドがこのところぜんぶ英語の歌詞で新曲をだした。詞を書くのはメンバーのひとり。すでに何年ものあいだ海外ツアーに出て、ファンとのコミュニケーションをとろうとして、すこしずつ英語を身につけつつある。きっと努力されているのだろうなあ。

きょうはそんな話。

もどかしさのなかで

 ずいぶん前に地元の中学校のALTの方(米国の方)に英語を2年ほど教わった経験がある。わたしは当時研究で留学する意向だったので、それなりに困らない程度には話せないとならない状況。国内ですら学会で質疑するうえで英語はもはや必須。留学の準備として基本からやりなおそうというわけ。

その先生とはおなじ列車を使う機会がたびたびで車内でよく出会っていた。ちょっとした相談を受けたり、とりとめのない会話をしたりしてすごした。典型的なニューヨーカーだったので街や地下鉄のようすなどを聞けた。

それでもなかなかこみいった内容になるとおたがいにつうじない。当時は翻訳してくれるスマホなどなかったので筆談になったり身ぶりをまじえてどうにかつたわらないかなと試行錯誤。つたえたいこと、聞きたいことはおたがいにたくさんあるのにじつにもどかしい。

そうこうしているうちにその方は本国にもどられ、わたしは病気を患い海外への留学をとりやめた。

推しのバンド

 このところよく部屋で音楽を聴く。洋楽を好むのでほとんど英語。最近あらたなバンドを知る。じつはこのメンバーはすべて日本人。日本よりもむしろ諸外国のほうが知られていそう。それほど惹かれるものをもっている。

おもしろいのは海外のファンのコメント。日本語まじりの英語の歌詞がじつに興味深く目新しく感じるらしい。ちょうど日本のポップスの日本語の歌詞に英語のフレーズがすこしだけはいるとそこが強調され耳にのこるのと似ているのかもしれない。

ただし、あまりに日本語と英語がたびたびくりかえされると、ファンのなかには何を言っているのかよくわからないというコメントも。たしかに日本語にあまりに多くのカタカナやアルファベットがまじるとそうなりかねない。

すべて英語の歌詞

 きのうここでふれたばかりだが、そのバンドがこのたび新曲を出した。いつものハードなものとはちがうわりとスローな曲。ぜんぶ英語で歌っていたので、ファンたちは目新しく感じたらしい。

それまで翻訳にたよっていた方々も「なんだ、英語つかえるじゃん。」と感じたらしい。しかもその海外のファンの多くは、バンドのメンバーがふだんは英語を母国語としないヒトビトだと知りつつそう言っている。

おわりに

 バンドの結成のきっかけをつくったメンバーが書いた歌詞らしい。すべて英語なのは新鮮。もちろん今回に限らずこれまでも数多く書いた歌詞やコメントの英語はチェックしてもらうそうで、ふだんからいそがしいあいまに英語をまなびつつあるらしい。

おそらくわたしの英語とそんなに変わらないだろうな(失礼)と思っていたのにとんでもない。いつのまにか英語の歌詞をかけるまでになっていたとは。活躍するすがたがまぶしい。

英語で歌うようすを日本語に自動翻訳してみるときれいな日本語の詞としてあらわされる。AIにはちゃんとつうじているらしい。

いい目標ができたなと思う。


こちらの記事もどうぞ


広告


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?