ジャック・アマノ(モーターレーシング・ライター)
アメリカのモーターレーシングを牽引する チーム・ペンスキーの栄光 Tytle Photo : Motorsports Hall of Fame of America, NASCAR Archives & Research Center アメリカには世界で最も歴史を誇る自動車レース、インディー500がある。1911年から2回の世界大戦中を除き、ずっと同じコースで行われてきているレースは、決勝レースに30万人以上が集まる世界最大のスポーツイベントでもあり、今年が106回目の開
2022 年のインディーカーのシーズンも、すでに折り返し点を過ぎました。アメリカの新型コロナの感染状況もひとまず落ち着き、他のプロスポーツ同様に、インディーカーも新型コロナ感染症が蔓延する以前の状況を取り戻しています。現在、ジャック・アマノは7月第1週の第9戦ミッド・オハイオから8月第1週の第14戦ナッシュビルまでの6週間6戦の取材の真っ最中。ハードなスケジュールのなかで、ひさしぶりの投稿です。 燃料込みのレンタル料金ということで決断! ミネアポリス・セイント・ポール空港の
予定を変更してアンテロープ・キャニオンへ 夕陽に染まるデリケート・アーチは次回に取っておくことにして、ユタ州の制限速度80mphでザイオン国立公園、ブライス・キャニオン国立公園方面に向かった。グリーン・リヴァーからインターステイト70をインターステイト15にぶつけるまで、2時間ほど西進。そこまでの景色がまた豪快かつ雄大だった。しかし、遥か遠くの山裾まで続く荒れ地のとてつもない広さには不安を感ずることもあった。クルマがダウンしたら、かなり厄介なことになるので、燃料の残りと水温に
アーチズ国立公園から南にわずか8㎞、キャニオンランズ国立公園まで1時間あまりと、観光拠点の街、ユタ州モアブ。メイン・ストリートは観光地っぽ過ぎず、ワイルド・ウエストの雰囲気が漂う モアブのダウンタウン。お土産屋さん、レストラン、バーが立ち並ぶ街の中心部 街外れに見つけたローカル・ビール醸造所&ジンやウォッカの蒸留所「モアブ・ブリュワリー」。レストランも併設されている。この直後、モアブは雷雨に見舞われた このお店オリジナルのビール。すっきりおいしかった。5ドル台という価格
メサ・アーチの神々しい日の出。早起きした甲斐があった 次なるターゲット、キャニオンランズ国立公園のメサ・アーチへ アーチズ国立公園の次には、州道191を挟んだ西側にあるキャニオンランズ国立公園にトライした。こちらにも色々目玉はあるんだけれど、そのひとつであるメサ・アーチ(”またアーチかい?”と言わないで)は、朝陽がとても綺麗ということで、”それを是非とも拝もう”と。日の出が6時48分と聞いたので、朝6時頃に駐車場に着くよう暗いうちにホテルを出発した。 日本の初日の出でも味
ユタ州のアーチズ国立公園は、その名の通り、浸食されて出来上がった2000以上もの砂岩のアーチがあることで知られる。タイトル写真はデリケイト・アーチに次ぐ人気の「ランドスケイプ・アーチ」。非常に薄く、その長さは実に100m以上と公園内で最長! 午前中に行ったら逆光だった。 ついに来た、アーチズ国立公園 ツアー2日目。最初っから頑張り過ぎて体調を崩しても困るので、少し運動をして高地に体を慣らし、余裕を持ってユタ州モアブまで移動した。 パラシュートからグランド・ジャンクションを
タイトル写真:コロラド州アイダホ・スプリングスの看板。ゴールド・ラッシュ発祥の地という 日本に帰ると自己検疫を終えてすぐにまた渡米ってスケジュールになるし……と今年もワイルド・ウェスト・ツアーを行うことにした。ミズーリ州セイント・ルイス近郊でのレース取材を終えた私は、月曜日にコロラド州デンヴァーへと飛んだ。去年は人との接触をとにかく避けたくて、ワイオミング州、サウス・ダコタ州などなど、地べたを走りまくったけど……。デンヴァーまでは走ると12時間もかかるし、レンタカーの乗り
カメラを向けたら笑顔で手を振ってくれたJR。レイバンのサングラスがキマリ過ぎ。ジョー・バイデン大統領より似合ってます! 第105回インディアナポリス500マイルの公式練習が行われているインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。アロウ・マクラーレンSPのピット・スタンドにインディー500優勝3回、インディー500ポール・ポジション獲得も3回という素晴らしい戦績を誇るテキサス出身の元ドライヴァー、ジョニー・ラザフォードが陣取っておりました。 彼の1974年と1976年の
アメリカの場合、ワクチンはドラッグストアで打って貰える。セイント・ピーターズバーグのCVSでは朝からワクチン接種が行われていた。予約をした100人程度が毎日ワクチンを打ちに来ているという話だった アメリカの自動車レース最高峰=NTTインディーカー・シリーズは4月の第3週に深南部アラバマ州バーミンガム郊外のサーキットで開幕した。休む間もなく翌週末がフロリダ州のタンパ湾沿いの街セイント・ピーターズバーグでのストリート・レースで、さらに次の週もレース。しかも、テキサス州フォ
ジョーダン・スピース、3年半ぶりの優勝 今日は4月4日。イースター・サンデイ。 テキサス州サン・アントニオで行なわれていたトーナメントでアメリカ人ゴルファーのジョーダン・スピーズが自身の12勝目を挙げた。彼の11勝目は2017年の全英オープン(メイジャー)だったから、超の字のつく久しぶりの優勝だ。 Photo:Masahiko Amano 23歳の若さでメイジャー3勝目を記録したスピースだったが、その後にスランプに陥った。低迷ぶりは深刻で、もう一度世界のトップ・レヴェ
3月31日。昨シーズンが10月末に終了して帰国して以来、初めての渡米。 4月8、9日の合同テストを取材すべく。今年も到着したら、自己隔離から始まる。 昨年6月は免税品店が全部閉まってて、歩いている人がほぼゼロだったけれど、今回は人影もあったし、店も全部じゃないが開いていた 今回は成田からの出発。アメリカのルールで、渡航直前3日間に受けたPCRテストで陰性じゃないと飛行機に乗せてもらえない。テストは出発日に空港で受けることにした。 問題は、検査結果が出るまでに4時間とか
帰国しました。 6月に渡米しての、長期出張=129日間。 夏前に日本を出て、帰ってきたら、もう冬が間近……。 この4ヵ月間、ほぼずーっと地上でした。飛行機と空港は感染確率が高いと考え、敬遠してたので。 でも、最後に残りエア・チケット消化のためにフロリダ州オーランドウからテキサス州オースティンへ移動。久しぶりに飛行機を使いました。 緊急事態宣言が出された直後に比べ、オーランドウ国際空港は空き気味でしたね。ガラガラでは全然なかったけれど。もうディズニーなどのアミューズ
ノース・キャロライナ州トライオンでの取材の後は、クルマで1時間半ほど東に行ったシャーロット界隈で過ごすつもりだった。それが、「週末はずっと雨」と聞いて予定を変更。更に2時間ほど東に行った辺りで過ごすことになった。100マイル離れるだけで雨雲の影響、結構違ってくることがあるので。 Durham=ダーラム? ドゥーラム? Raleigh=ローリー? ラーリー? リーズナブルな値段のホテルを見つけたのは、発音しにくい都市ふたつに近いチャペル・ヒルというところ。着いてから知ったの
インディー500の優勝トロフィー=ボーグ・ウォーナー・トロフィーは、世界で最も有名なもののひとつだ。アール・デコ・デザインで純銀製、高さは160cm以上もある。普段はインディアナポリス・モーター・スピードウェイ内にある博物館に展示され、インディー500の予選、レースの時にピット・ロード、そしてヴィクトリー・レーンへと運び出されてくる。インディー500ウィナーに贈られるのは、小型のレプリカだ。そちらも純銀製。ただし、ウィナーはその巨大なトロフィーに顔の彫像を貼り付けてもらう栄
10月7日の水曜日の晩、一発勝負の副大統領候補討論会があって、数日が経過して、どちらが勝ったのかの調査結果が出てきている。勝者は挑戦者のカマラ・ハリス、というのがアメリカの受け止め方のようだ。 それとは逆の、「現職副大統領のマイク・ペンスが優勢だった」と発表しているのは、全面的に大統領陣営と共和党を支持してきているフォックスとその系列。ドナルド・トランプ大統領自身も、「ペンスがハリスをぶっ潰した」とコメントしていたが、事実と真逆のことを真実のように、しかもクリアに言い切る
10月1日の夜、アメリカの大統領夫婦がCOVID-19に感染したことが発覚した。大統領選挙の投票日まで1ヵ月を切ろうというタイミングで。しかも、「パンデミックの終わりが視界に入った」と演説でぶったその日の夜に感染が明らかになった。 29日のテレビ討論会では、バイデン氏にCOVID-19感染症を軽視してきたことを指摘されていたトランプ大統領だったが、わずか2日後に自らの感染が発覚 (タイトル写真) その翌朝である今朝、ホワイト・ハウスからは「大統領の症状は軽い」と