ホロ9

33歳無職ひきこもりです。社会不適合者として絶望しつつも、首の皮一枚で今日もどうにか生…

ホロ9

33歳無職ひきこもりです。社会不適合者として絶望しつつも、首の皮一枚で今日もどうにか生きています。このnoteでは文章作成による脳のリハビリついでに、目にされた方を楽しませたり、激励することを目指してゆこうと思います。宜しければご笑覧ください。

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  • ひきこもりの作法

    ホロ9が長期に渡るひきこもり経験から見出してきた渾身のネタ、或いは奥義の数々です。

  • ホロ9の記事販売所

    ホロ9がこれまでに作成してきた有料記事の一覧です。「アイドルでもない無職ひきこもりの記事をお金を払って読む」という常識外れの尖った行動を取りたい方にオススメです。つまり基本的にオススメ出来ません(笑)

最近の記事

「心」で溢れて息苦しい現代社会との向き合い方

自然物は曲線状の「色」や「形」から成り立っている。 人工物は直線状の「色」や「形」から成り立っている。 樹木の先端に付いた葉っぱを一つ取ってみても、そこには繊細なグラデーションや、柔らかで神秘的な「曲線」の数々が現れています。この宇宙に流れる複雑な法則をそのままなぞったかのように、見方によって移り変わる豊かな美学に満ちているのです。 一方で、人工物と言えばその大半が「直線」で占められており、それぞれがグラデーションを持たない想定された一色で取り揃えられています。 このこ

    • 「ブッタ」で鎮まるひきこもり

      図書館に行って「なやんでもいいよとブッタは、いった。」という本を読んできました。 ※社会との繋がりを持たないひきこもりにとって、「図書館」はディズニーランドやユニバーサルスタジオと同じくらい夢と刺激に溢れた行楽地です。 「そういえば、最近は自己啓発本を読んでいないな……」と気付いたのがきっかけで、その手のコーナーを探し回っていた際にたまたま目に留まった一冊です。 よく見てみると、この絵柄。私にとっては懐かしいものでした。 本書は「ブッタとシッタカブッタ」というベストセ

      • 「頑張れ」が人を壊し、「休め」が人を壊す理由 ~忘れ去られた人間の道について~

        はじめに人間。それは皆が同じようなシルエットを持つ種族であり、異種族からすれば「全部同じに見える」くらいの差しか有しておりません。 それでも各個体らはたしかに違った人生を歩んでいて、十人十色の経験や考え方を持っているものです。 私のように"量産型"と言われるような冴えないネクラ男であれ、或いは死んだ目をしたサラリーマンの集団であれ、その体内には皆それぞれの好きな事、思い出がたくさん詰まっていることでしょう。あとは夢とか、守りたいものとか……。 ところが「生命体」という

        • 精神疾患・ひきこもり向けの友達募集サイト「menpal(メンパル)」が閉鎖。ひきこもりは何処で友達を探すべきか?

          終わりは唐突に旧サイトであった「MHTB(メンタルひきこもり友達募集)」まで含めると実に10年以上にも渡って運営されてきた、精神疾患者、ひきこもり向けの友達募集サイト「menpal」ですが、2024年4月、運営者によっていよいよ完全閉鎖の声明が出されてしまいました。 その手の募集サイトでは"金字塔"のような扱いであった一方で、当事者であっても意外と名前も知らないという人も多い、路地裏の人気喫茶店のような空間でした(変な表現ですが……)。 4月いっぱいでドメイン契約が切れ

        「心」で溢れて息苦しい現代社会との向き合い方

        • 「ブッタ」で鎮まるひきこもり

        • 「頑張れ」が人を壊し、「休め」が人を壊す理由 ~忘れ去られた人間の道について~

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          22本
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        記事

          脳の「ある特性」を活かして幸福になる方法

          人間の持つ奇妙な仕組みそもそも人間の脳は「自分」と「他人」の違いを識別出来ない仕組みになっていると言います。 人によって程度に差はあれ、他人がケガをして痛がっている光景を見ているとこちらまで痛くなってきたり、恥をかいているのを見るとこちらまで恥ずかしくなってきたり、笑っている光景を見るとこちらまで楽しくなっているのはその為です。他にも、誰かに対して無暗に暴言を吐いたり、八つ当たりをしてしまった後は自分の「脳」の方が深く傷ついています。 よって、他者への施しが鏡のように跳

          有料
          100

          脳の「ある特性」を活かして幸福になる方法

          人間の標準について

          ひきこもり。 それはあらゆる社会的な刺激から隔絶された、不自然な暮らし方です。 従って…… 思考はより内省的に。 浅はかな絶望。 狭小な静謐。 無知を原動力に、自由奔放な発想へ。 今回は、そんな一長一短のひきこもり生活の中で見い出した、とある発想を主題に一筆執ってみようと思います。時間と思考こそが取り柄のひきこもりによるものなので、日々妄想に耽っている暇もない健常な皆さまには幾ばくか新鮮ではないでしょうか。 同じひきこもりの同志にも、「そんなしょうもないことを考えて

          人間の標準について

          とある無職の「反ライター」宣言

          はじめにまさに、溺れる者は藁をも掴む。 noteやSNS、YouTube、はてなブログ、他にも非公表のサイト(副業の練習として)を開設するなど、やたらめったら多くの発信を展開している長期ひきこもり、ホロ9です。 よほど発信が好きでやっているのか、自己肯定感を得られるのはもうこの道しかないと執着しているのか、自分でもだんだんと分からなくなってもきているこの頃。実際には、その二つが半分ずつ両在しているのではないかと予想しています。 ひきこもり、火が付く不器用、無教養なりに

          とある無職の「反ライター」宣言

          「精神的なダメージ」を常に減らす方法

          「中高年が攻撃的になる理由」私が好きなYouTuberでもある「rの住人ピエロ」さんが、先日このようなショート動画を投稿されていました。 「中高年が攻撃的になる理由」という思わず目を背けたくなるようなタイトルですが、内容は思考のきっかけとして逸品なので、是非ご覧になってみてください。 彼の動画は賛否が分かれますし、ファンでさえ全く共感できない動画が多々ありますが、そうした場合でも自分の中にある「反対意見」を明確に言語化出来たりと、思考のきっかけとしてとにかく優秀なのでオ

          「精神的なダメージ」を常に減らす方法

          人間の目には視えない「透明のコイン」

          不運にも、通ろうとした道が工事中で封鎖されていた。 向かい側から大きな犬が来て、怖くて別の道を行った。 人生、そんな風に「回り道」を要される状況が多々あります。 それで、「なんて自分はツイていないのだろう」「人生は嫌なことばっかりだ」なんて不貞腐れた気持ちが湧くこともあります。 ところが、回り道をした先で、季節の花々が風に混じって香って来る。 絶妙な光と影のコントラストがある空間に、知らぬうちに癒される。 そこにあった景色の感じが、遠い記憶と重なって懐かしい。 少しだ

          人間の目には視えない「透明のコイン」

          『ゴジラ-1.0』を観た感想(酷評)

          あまりにも酷い駄作でした。 前半部分を視聴している際、台詞や演出の妙なチープさに目が付き、わざと間抜けで醜悪にデフォルメして描かれたような日本人らの姿からは、「戦勝国であるアメリカへの供物」または「見世物」として悪ふざけで作られた映画なのではないかと危惧してしまったほどです。しかし、後半部分の印象からそれらを払拭出来たことは唯一良かったところです。 物語の大筋としては、特攻隊の生き残りである主人公が、過去の"とある失敗"についてを悩み苦しみ、その後悔を乗り越えるまでの軌跡

          『ゴジラ-1.0』を観た感想(酷評)

          「30代からガタが来る」とは言いますが…

          私の場合は30代に入ってから20代の時よりも活力が増し、体が言うことを聞いてくれ易くなりました。更には頭痛や不眠も治り、寧ろ若返ったようにさえ感じられています。 実物資産は空っぽですが、健康資産は大儲けです(笑) それから、これは意外と知られていませんが……。 定義上、人間の33~40歳辺りの時期は、最も気力と体力に満ちている人生のピークだとされています。世間では何となく「人生は20代がピーク」といったような風潮がありますが、生体的には30~40歳が本当のピークとして設

          「30代からガタが来る」とは言いますが…

          「発信」についての感覚的な気付き

          最近、ひとつ重要な気付きがあったので備忘録を付けておきます。 支持されている発信物の中でも、特に自分で視聴した際にも深い情感を得られたものらが有している「共通の特徴」についてを、遂に見出すことが叶いました。 それは「想像し、浸る余地がある」ということです。 先んじて用意したあらゆる結論をただ視聴者に押し付けるのでなく、あくまでも大枠となる斬新な骨組みだけは最初に与えておきながら、そこに伸び伸びと視聴者の新しい血や肉を形成させてあげる。 別の表現をするならば、木や川や山

          「発信」についての感覚的な気付き

          【自己紹介】「ホロ9」を名乗る怪しいひきこもり男性について

          何者なのか?一言で表すとすれば、「相当ヘンな人物」ではないでしょうか。 自身の正体については未だに自分でも把握しきれておりませんが、とりあえず今持っている記憶が正しければ、あらゆる気力を失いながらも「せめて高校だけは……」と進級できる限界ギリギリの日数まで学校を、担任との相談の上で休みつつ、這う這うの体で高校を卒業した後、世間で言うところの所謂ひきこもり状態に陥り、その後も合計で15年程ひきこもりとして生きてきました。 にしては、こうして文字を書くだけの正気と思考力が残

          【自己紹介】「ホロ9」を名乗る怪しいひきこもり男性について

          「陰謀論」と「常識」のたった一つの違い

          陰謀と常識のあいだそれは、一言でいえば「世に広く報道されるかどうか」の違いでしかないのだという結論に至りました。 例えば、現代の風潮に倣えば「地動説」とは当時の代表的な"陰謀論"です。人々は天動説、つまり地上に立っている私たちから見た印象の通り、「天」の方が回転しているのだと固く信じきっており、世間一般的にも広くそう伝えられていました。 そのような時代に「地動説」がどれだけ悪質な陰謀論だったかといえば、地動説を支持していたガリレオが異端裁判に掛けられ、死刑にされそうにな

          「陰謀論」と「常識」のたった一つの違い

          虹の色が一色で見えた時、人は自殺する

          現代社会は様々な二元論的思考に囚われておりますが 「勝敗」というものもまさに、その筆頭ではないかと思われます。 地球というこの星に多種多様な在り方で根付く人々のことを、「勝ち組」「負け組」といった単純な二元で分断する論調が特に関心を集められるのも、この厄介な思考ゲームの人気度合いを示すひとつの証拠ではないでしょうか。 今の「競争社会」と言い表される状況下では特に、敗北とは最も人々に恐れられる概念と化しました。皆、とにかく負けたくないのです。「負け犬」に括られるくらいなら死

          虹の色が一色で見えた時、人は自殺する

          先日投稿した記事「月収100円のひきこもり」に関してです。有料記事の世界に興味があり、あの記事では全文無料にも関わらず試験的に値段を設定していたのですが、なんと数名の方にご購入いただけました。お間違いでなければ、私への応援ということで頂戴いたします。誠にありがとうございます。

          先日投稿した記事「月収100円のひきこもり」に関してです。有料記事の世界に興味があり、あの記事では全文無料にも関わらず試験的に値段を設定していたのですが、なんと数名の方にご購入いただけました。お間違いでなければ、私への応援ということで頂戴いたします。誠にありがとうございます。