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SynthesizerV表現調整テクニック講座 表現調整編 #05 ジェンダー/トーンシフト

こんにちは。SynthV音屋の十竜です。
この講座はなんぞや、という方はまずは導入編を読むことをおすすめします。
SynthesizerV表現調整テクニック講座 導入編
※本記事は日本語を使用しています。英語・中国語でも応用可能ですが、解釈が大き変わる場合もあるのでご注意ください


表現調整編 #05 ジェンダー/トーンシフト

ジェンダーとトーンシフトは、普通に調声していてもあまり目がいかない、そもそも使い道がわからない、効果がイマイチわからない、といった部類に入るかと思います。

どちらも付加的な使い方がメインになりますので、個別に細かな技術解説はまた別で行い、簡単にパラメータによる変化使い方の一例をあげます。

ジェンダー

声を幼くするか、野太く男声に寄せるかというパラメータです。声質の調整でも変更可能で、通常は最初の声質調整でのみ変更することがほとんどでしょう。

高音でジェンダーを女声に寄せている部分

最初の声質調整での作業も含めてですが、このパラメータをどれだけ動かすかは一つのポイントです。ここでの説明でもそうですが、ジェンダーは男声/女声、幼く/野太くといった説明がなされます。しかし実際その効果を高く得られる範囲は意外と狭く、大きく値を振るとどちらにおいても加工されたような声になります。

声質調整においては不自然にならない範囲で調整することになりますが、パラメータパネルでの表現調整においては、ジェンダーの値を変えたときの特徴的な変化を利用して局所的に表現を深めることが可能です。

トーンシフト

声の「声区」を実際の音程からどれくらいずらすかを調整します。(公式動画の説明より)

(工事中 11/20以降)

応用的な側面を持つパラメータ

ここまで紹介したようにジェンダー、トーンシフトはSynthVの中でも応用的な側面を強く持つパラメータです。この講座はまずは基本から押さえていく方針のため、今回は簡単な解説に留めますが、この二つのパラメータももちろん表現を深めることにおいて多大な影響を及ぼします。

これらのパラメータについても追々書いていきますが、まずは#01から#04までの基本を抑えて調整をしてみてください。それだけでも大きな変化が見られるかと思います。

更新履歴

2023/11/16 画像追加・一部文章修正 

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