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『イヤならやめろ! 社員と会社の新しい関係』

本書は、同じ会社に勤めるかたからメールでコメントもなく唐突に紹介されました

え?もしかして「会社辞めろ」って言われてる?

ちょっと愚痴を言いすぎたのかもしれません💦。実際に「辞めたら?」と思われていたとしても、ポジティブに受け取ってみたいと思います!(笑)

2003年に発行された少し古い本です。さてさて、一体どんな内容の本なのでしょうか?

一緒に学びましょう!💪


なにが書かれた本か?

株式会社堀場製作所の創業者である故 堀場雅夫さんの著書になります。

自身がつくった会社での50年間で得た「人生哲学」「経営哲学」を社内報にアウトプットされていました。その一部が本書なのです。


社是は「おもしろおかしく」

この堀場製作所の社是が「おもしろおかしく」なんです(現在もそのようです)。著者の堀場さんが考えました。

私のnoteを読みにきていただけるかたなら、「なにそれ!楽しそうな会社!」と思っていただけるのではないでしょうか?私もそうです。

いまでこそ、そういった考えが受け入れやすくなっていると思いますが、当時はかなり反対されたそうで、その辺のエピソードも語られています。


会社で過ごす1日8時間、年間240日、20歳~60歳、これって「人生で一番いい時間」を会社ですごしていることになります。

そんな貴重な時間を、「なんとなく」や「がまん」ですごしてしまっていいのでしょうか?

おもしろければ、能率も上がるし結果も出る、と本書でも書かれています。本当にそうだと思います。


「問題意識」を持つ

この「問題意識」というキーワードが本書で何度も登場します。

自分を中心として、
 ①外に向かった能動的な意識(外を見る目)
 ②内に向かった受動的な意識(受信アンテナ)
両方が大事だと感じました。

情報キャッチの感度を高めることが大事な一方で、それを有効情報として社内に流せることがもっと大事だと書かれています。

まさに「アウトプット力」ですよね。みなさん、noteをはじめとしたSNSで磨かれていることと思います!それを社内に向けてみませんか?


目標は「世界一」だけ

「世界一しか見ていない」

迫力のある経営者のみなさんって、必ずこうですよね。だからこそ、一流企業になれると本書でも書かれています。

新製品を出したら、その日から次の商品を開発する。という「常に新しいものを生み出し続ける意識」についても書かれています。

一方で、「この考えがNo.1だ!」と思っていたけれど、外に目を向けると大したことがなかったという反省も書かれています。

まさにさきほどの「問題意識」ですよね。外を知り、自分のポジションを認識することは大事だと思います。

ただ、みんながみんな大企業の経営者になるわけではないですよね。狭い世界でのNo.1を目指したっていいと思います。


何もしないのは「損失」

何もせずに、じっとしていることは損失

だと、本書では書かれています。私もそう思っています。私の場合、若干せかせかしすぎだとも思いますが💦

他にも、

「費用」とは「時間」の固まりである

とか、

ただ長生きするよりも、24時間を有意義に過ごすほうが大切

というような「時間」に関する言葉も多く書かれています。
関連して、「タイムワンハーフ運動」というのをやられていたそうです。

とにかくすべての仕事にかかる時間を1/2(半分)にしようというのです。

2割削減とか3割削減ではなく半分にする。これには、従来の考え方の延長線上では到達できず、「革命的発想」が必要になります。

こういうことをトップが提案するのは、まさに「おもしろおかしく」ですね。「じゃあいっちょ挑戦してみるか!」と思いたくなります。


やめる前にやれることを

本書のタイトルでもある「イヤならやめろ!」ですが、「イヤだと感じたらすぐにやめなさい」と言っているわけではありません

「やれるだけのことはやった後」というのが前提です。

私は転職を2回経験しているので、「なんかイヤだからやめよっかなぁ」とわりと気軽に考えてしまいがちでした。

「やれることを本当にやったのか?」「やっているのか?」は、都度立ち止まって考えなきゃいけないなと、本書は改めて感じさせてくれました。


まとめ

今回アウトプットしたこと以外にも、管理職に対する厳しいお言葉や、チャレンジに関する考え方、耳の痛い話など、刺さる言葉が盛りだくさんです。

でも、やっぱり一番のキーワードは、

おもしろおかしく

ですね。

さぁ、みなさんも自分の「おもしろおかしく」を見つけ、こだわり続けましょう!


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


読書期間 2023/06/12-2023/06/19
初版発行 2003/02/01

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