Hiro Oaks / 日々の雑感

日々の雑感の記録。食と健康とお酒に関することが中心。

Hiro Oaks / 日々の雑感

日々の雑感の記録。食と健康とお酒に関することが中心。

最近の記事

甘酒生活 はじまる

以前、ダイエット幻想の感想のときにも書いたけれど、自分は体重が少なすぎるように思えていて。全体的にカロリーを増やそうと思ったのだけど、朝昼晩の3食それぞれの量をそれなりに増やしてきてはいるものの、目立った効果がなかった。 無理に食べると気持ち悪くなるし、食べた後の満腹感で動けなかったり気分が良くなかったりで、やっぱり腹八分目は大切だと気づく。でも、食べれる量が多くないから腹八分目だとそんなにカロリー量は多くなくて、というスパイラル。 もうひとつ、自分はどうやら消化吸収力が

    • 新しい視点

      最近思ったことを取りとめなく。 最近、立て続けに「新しい視点」を獲得していっているような気がする。 ダイエット幻想 超相対性理論の "More than Human" シリーズ COTEN RADIO のタガワ回 どれも文化人類学的な視点で、それぞれ新しく自分の中にインストールされていっている感じ。知識を得ているのではなくて視点を得ている、というのが以前と比べてここ最近は増えているように思える。 ここ最近の学びはこういうものが多くなっているように感じる。と同時に、

      • 『アジア発酵紀行/小倉ヒラク』 読了

        文化の坩堝を覗き込んだみたいだった。 発酵のことに興味がある人なら、たぶんほとんどの人が知っていると思われる小倉ヒラク氏の著書。結構な数を出されているので、正直これが何作目で何番目の本だったのか分からなかったのだけど、2023年10月の出版ということでかなり最近のものだったみたい。 著者の本は、これまでにも何度か読んだことはあって、それぞれがそれなりに興味深いと思いつつも、なんとなくカタログ的な位置づけのものが多い気がして「面白い!」とは思わなかった気がする。 でも、今

        • 暑さを感じる湿度と、その先の話

          5月後半から、湿度が高いと感じる日が多くなってきた。 朝や夜に、そんなに気温高くないはずなのになんだか妙に暑い、と感じるときには大抵湿度が高い。70%後半を超えてくると特に。気温の高低よりも、湿度の高低の方が、暑く感じるかどうかにはダイレクトに効いてきている気がする。 身体を動かしたりするとじっとりと汗をかきやすくなったり、夜に寝苦しく感じたりしているのは、やはり湿度が関係しているだろうと。 以前、GWに海外に出かけたことがあって、帰りの飛行機を出た瞬間に「日本って、湿

        甘酒生活 はじまる

          かなや刷毛の歯ブラシ

          久しぶりに歯ブラシを購入した。 かなや刷毛の、歯ブラシ。 ブラシ全般を扱うカナヤブラシは、創業は対象まで遡るらしい。以前、浅草近くにあるかっぱ橋をぶらぶらしていたときに見つけて、ブラシ専門店というのも珍しいと思っていろいろと見させて頂いた。 馬の毛を使った革用のブラシや、絵や書を描くための刷毛、掃除のためのブラシなど、たくさんの用途に合わせて材質や形状が考えられて作られている。ブラシとひとことで言っても本当にいろいろな種類があって、小さい店舗だけれどなかなか飽きない。

          かなや刷毛の歯ブラシ

          久しぶりに風邪をひいて、気づいたこと

          風邪をひいていた。 前日からなんとなく喉に違和感があって、休みの日の朝も、起きたらなんとなくダルさがあるような・・・という。念の為体温を測ってみると、それでも36.4℃と熱があるわけでもない。 あとから考えると、もうこの時点で風邪の原因は抱えていたのだろうな、と思うけれど、進行中ってなかなか気づかない。 平日が忙しくて身体を動かせていないので、少しでもと思って半ば無理やり走りに出かける。最初は気持ちよかったのだけど、1時間くらいしてだんだん寒気と、脚に力が入らないような

          久しぶりに風邪をひいて、気づいたこと

          世界各国の食を巡る:イラン編

          東京近郊で、世界各国の料理を食べようシリーズ。 ことの発端とあらましについては、過去回を参照。 少し前にポルトガルに行ってどっぷりポルトガル料理に浸かっていたので、あまりこのシリーズになるような体験をしなかったのだけど、久しぶりに。 訪れたのは、神奈川にあるインド・アラビア料理店。昔何度か行ったことのある店だったのだけど、その後メニューが変わったりしてペルシャ料理がなくなったり、全然別の業態になったりでもう行くこともないかな、と思っていたのだけど。 久しぶりに店の近くま

          世界各国の食を巡る:イラン編

          久しぶりのInbodyで体組成測定

          久しぶりに体組成を計測してみた。InBodyという、自分としてはいちばん信頼している計測器。 TANITA の器具だと、年齢で統計データによる補正が入っているという話を聞いている。つまり、年齢をいれると「だいたいこのくらいだから」で結果が出てしまうということ。 純粋に今測定した個人の情報を表したいのであれば、InBodyがいちばん良い。まあ、これも聞いた話でしかないのだけど。あと、使えるのが最新の機種ではないのでどうしても若干の型落ち感はあるのだけれど、それでも申し分ない

          久しぶりのInbodyで体組成測定

          世界各国の食を巡る:中華料理編2

          東京近郊で、世界各国の料理を食べようシリーズ。 ことの発端とあらましについては、過去回を参照。 少し間があいてしまったけれど、久しぶりに料理を主な目的で出かけた。先日、中国に出張が多い知り合いから教えてもらった情報で、ガチ中華の流れのひとつらしい。前回、中華料理(この場合は中国料理と言ったほうが正確なのだろうか)を食べて、他にもいろいろと食べてみるのも面白そう、と思っていたので今回も中華料理で。 というのが今回のお店、御徒町の「羊貴妃羊湯館」 「楊貴妃」をもじって羊貴妃

          世界各国の食を巡る:中華料理編2

          『急に具合が悪くなる/宮野真生子・磯野真穂』 読了

          この本を読もうと思っている人は、事前情報なしで読んだ方が良いと思う。 なので、そういう人はこの後の文章は読まない方が良いかも。 (ネタバレ的なものはないはずだけど) 少し前に読んだ、磯野真穂さんの著書ということで、内容をあまり知らないまま気軽に手を出したのだけど、失敗した。こんな気軽な心持ちで読むものじゃなかった。 いや、きっとご本人たちは、気楽に読んでほしいと言うのかな、とも思うのだけど、何の前準備もなく読んだせいで心が揺さぶられて仕方がなかった。せめてもうちょっと準備

          『急に具合が悪くなる/宮野真生子・磯野真穂』 読了

          大掃除と断捨離と

          ゴールデンウィークにやることといえば、そう、大掃除。 これについては、ちょうど1年くらい前に書いていた。 今年もこの連休は遠出する気にはなれず、やはり大掃除をしないといけない気分に。ちょうどいいので衣替えもかねて、普段手を出していなかったような隅々まで掃除、掃除、掃除。 いろいろな荷物やらベッドやらを一度外に出して、要らないものがあるかも確認しながら、拭けていなかった場所を綺麗にしていく。ホコリが溜まっていたりする場所もあれば、ちょっと拭いただけでは落ちない汚れなどを落と

          大掃除と断捨離と

          糖質制限していた時期のことを考える

          先日読んだ「ダイエット幻想」のことと、その後の糖質制限に関する磯野真穂さんの一連の記事に触れて、改めて糖質制限について考えていた。 3年くらい前まで、少し軽めながらも糖質制限をしていた。 実施していたのは、だいたい5~6年間くらい。 確か、糖質制限が巷で流行り始めたことだったと思う。自分もなんとなくいろいろな記事を見ていて、そのロジックは知っていたけれどまだ実践する前。飲み会で知り合いが、糖質制限やパレオ・ダイエットの有効性と原始時代の人間から考えた妥当性などについて話し

          糖質制限していた時期のことを考える

          『ダイエット幻想/磯野 真穂』読了

          新しい視点を得たような、ちょっと不思議な読了感。 食関連でつい最近知った磯野真穂さんは、文化人類学の研究者。 ダイエット。もとは単に「生活習慣」という程度の幅広い意味だったのに、いつの間にかそれが「痩せるための食事」に置き換わっている現代。なぜやせようとするのか、もっというと、「やせたいと思わされているのか」というそのロジックについて、人類学の観点からアプローチしているのがこちらの本。 端的に言って、とても面白かった。 開催したワークショップの中でのアンケートや、様々

          『ダイエット幻想/磯野 真穂』読了

          もう一度、ベジタリアンの栄養を考える

          最近また少しベジタリアン関連の情報を集めていて、世の中のベジタリアン・ヴィーガンのアスリートの食生活をいろいろを見ていた。自分はヴィーガンでもベジタリアンでもないけれど、でもプラントベースの食生活を送っているので、やっぱり気になるところ。 食生活の話題になると、だいたいがどこでも話題の中心にあるのは、「タンパク質が大事」という点。最近のプロテイン市場の拡大もあって、タンパク質が大事というのは少し食生活に意識がある人ならだいたいは認識していることだと思う。 でも、タンパク質

          もう一度、ベジタリアンの栄養を考える

          蕎麦屋で呑む そば三昧の夜

          蕎麦屋で呑む、ということにはちょっと憧れがあった。 なんとなく、格好いいお酒の飲み方を知っている、というような。そういう人は「通」だ、というような。「蕎麦前で酒をやりつつ、シメに蕎麦」という、イメージ。 でも憧れだけで、自分ではなんとなくやってみる機会もなくて。 美味しい蕎麦屋さんというのも、そこまで知らない。有名な蕎麦屋の老舗といえば……というあたりなら名前はいろいろと知ってはいるものの、実際に食べに行ったことはそこまで多くない。 行ったとしても蕎麦を食べにいくこと

          蕎麦屋で呑む そば三昧の夜

          『酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として/砂野 唯』読了

          驚きの食生活を垣間見れたことに感謝。 著者は地域研究の博士で、生態人類学を専門とされている研究者の方。現在は助教となっていらっしゃるらしいが、2008年頃からの大学院生活で、エチオピアのデラシェという地域、そこに住む人々「デラシャ」を研究されたらしい。 と序章にあるとおり、研究をベースにしているものの体験記という体裁を取っている。研究論文にするくらいの濃密な調査をベースに、「酒を食べる」という、普通の日本人からしたらかなり無理のある食生活に、著者の言葉通り「体当たりしてい

          『酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として/砂野 唯』読了