『ぼくとおばあちゃん』 孫の目からおばあちゃんの「老い」を感じる物語。 以前お世話になった方が執筆した絵本です。 大人も心温まる物語です。
母がデイサービスでカーネーションをいただいてきた。まだ数回しか訪れていないのに、スタッフの方々が寄せ書きしてくれた感謝状も添えられていた。「いつもありがとうございます」「お会いするのが楽しみです」「優しい笑顔とお声が大好きです」「これからも一緒に楽しみましょう☺︎」有り難くて泣く。
夕食後、実家に一つだけある苺スプーンで苺をつぶしイチゴミルクを作っていたら母が自分もそうしたいと言う。スプーンを渡したら「こりゃ便利」と嬉しそうにつぶしている。練乳と牛乳をかけてあげたら「こりゃ美味しいわ!」とまるで初めて食べたかのように無邪気に喜んでいる。’忘れる’ことも佳き。
今日は父の命日。あれから19年。あの日も桜が咲いていた。そのせいか桜が咲くと少し寂しくなる。父が全てだった母は、毎年この日のために精を尽くし韓国式の祭礼の準備をしていた。今年は何の日かもわからなくなり、祭礼もあっさり省略となった。これでいいのだ。お母さん、これまでご苦労だったね。