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ジュニアデザイナーが転職活動するまでにやって良かった3つのこと

こんにちは!Webサービスをいくつか運営する小さな事業会社で何でも屋デザイナーを1年経験し、もっとデザインに集中し追求するためSaaSのプロダクトデザイナーとして転職することになったハルサメです。新卒で入社した会社で営業からデザイナーに異動したのでこれが初めての転職になります。

「運用フェーズの事業会社で実績は地味だし、どうやってアピールする?」
「経験1年で、ほぼ1人デザイナーで独学で進めてきたからこの実力で受け入れてくれるかわからん!」

などなど不安もありましたが準備を少しずつ整え転職活動し、ありがたいことに4社から内定をいただくことができました。転職活動にあたり事前の準備が大事だなと思ったので、今回は転職活動するまでにやっておいて良かったことについてまとめたいと思います。

01. 自主制作でやりたこととのギャップを埋める


ちょうどデザイナーなりたての1年前、私はなんとなく「UXやってみたいな〜」なんて漠然と思っていました。一方で、「そもそもUXってふわっとしてるけど何をすればUXなの?」「UXできるために何から始めたらいいの?」とも思っていました。

きっとこの状態で面接に臨み、「UXやりたいです!!!」なんて言ったら全然わかってないこの子って思われたと思います。笑

そこでまず体系的に学ぶのと、それを自主制作でアウトプットしてギャップを埋めたいと思い2つのサービスを使ってみました。

Google UX

UXとは何者か学ぶためにUdemyやSchooなどいくつか動画をみてみたのですが表面的な内容が多く、個人的にはしっくりくるものが見つかりませんでした(探し方が悪かったのかもしれませんが)。そこでTwitterで見つけたのが世界中の企業や大学がカリキュラムを作っていて授業が受けられるcouseraでGoogleが提供しているGoogle UXでした。

自分で書いた記事で恐縮ですが、「Google UXとは何か」「どんな風にどんなことが学べるか」について成果物と一緒にまとめた記事はこちらです。

取り組むのに時間はかかりますが、体系的にまとまっていたかつGoogleのデザイナーが登壇して手を動かしながら理論も実践もできるため初心者の方も経験のある方にもおすすめのコースです。

BONO

私はデザインスクールに通ったことなく運よく社内異動でデザイナーになれてしまったのですが、独学を進める中でプロのフィードバックを受けたいと思い見つけたのがBONOです。
BONOはYoutubeでもFigmaやUIについて解説しているカイさん(@takumii_kai)が運営しているUIとUXのデザインコミュニティ&動画プラットフォームです。

実際にカイさんから直々にフィードバックをもらえたり、カイさんが考えていることを言語化してくれたりとプロの視点がない現場のデザイナーとしては大変ありがたいです。
また、メンバーの発信をみたり交流することで社外との繋がりを持てるため、自分の場所を客観視して足りないものを見つけるのにもよい環境だと思いました。

02. 現職でできるところまでやってみる


現職デザイナーである以上、「実務で何をやったか」を中心に聞かれますし、働くイメージをしてもらいやすいと思います。

もともと私がいた会社のデザイナーは、ディレクターが作成したワイヤーフレームを元にデザインを整えるという業務フローになっていました。1年目のデザイナーで実力も信頼もまだないですし、ずっとこのフローで仕事が動いていたのにいきなり覆すことは難しいです。なので、このフローの中でできることを1つずつ増やしていくことにしました。

Step1. プラスαの提案をしていく

作成済みのワイヤーフレームをデザインに起こすときに、ただそのままデザインを整えるのではなく「ここをこうするともっと良い…!」みたいなUIをできるだけ提案するようにしました。自主制作で学んだ知識をもとに根拠を一緒に説明する(専門用語を並べてルールだから、というのではなくできるだけ噛み砕いてわかりやすく)と通りやすかったです。

Step2. 1から提案してやりたいことに近いことをやる

すでに要件が決まっている施策はどうしても整える業務にとどまることが多いです。そのため、与えられた業務以外で改善すべきところを提案していました。実際のユーザーにインタビューして…というのは難しくても、近くにいる社員に話を聞いたり、作ったプロトタイプを触ってもらって簡単なユーザーテストをしたりして少しでもやりたいことに近いことをやることで自分自身のやりがいにもつながりますし、ちゃんと知識をアウトプットとして活かせることを示せるのでポートフォリオにもまとめやすかったです。

Sterp3. 仕組みのデザインにも手を出してみる

仕組みが整っていなかったりシニアデザイナーがいなかったりすることはネガティブと捉えられがちですが、その分ジュニアでも裁量を持てるチャンスがあります。
もともとデザイナー1人体制がずっと続いていたため、そのデザイナーがやりたいようにツールも自由でローカルでデザインされていたところをFigmaを導入して簡単なデザインシステムやデザインを蓄積する土壌を作ってみたり、デザイナー採用のためにデザイナー発信の資料を作ってみたりとできることを色々とやってみました。
デザインの実力では仕組みが整った環境で経験をより積んでいる人に勝てないかもしれないと思ったので、プラスαでできることをアピールできたと思います。

03. noteやtwitterでアウトプットを発信


正直自分を面接という限られた場でPRするのは苦手です笑
ただ、その場でうまく話せなかったとしてもこれまでの実績を発信しておけば全部ではなくとも見てもらえることが多かったです。
見てもらえなかったとしても、過去のアウトプットは忘れてしまうところ自分の投稿をみて思い出すことができるので自分のためにもなると思います。

noteで成果や考えたことをまとめる

ポートフォリオにnoteの投稿も載せていたのですが、「noteをみて興味を持った」と言って頂けたり、内定頂けた会社でも「noteの投稿が決め手」だったと言って頂けました。あとは、内容ではないですが「noteのまとめ方がわかりやすく、情報設計などきちんとできそう」というフィードバックを頂けることもありました。

文章を書いたり構成を考えるのに時間がかかりますが、振り返ってみてあの時書いていて良かったなと思います。

Twitterで発信と繋がりづくり

もともとTwitterはInstagramの登場で撤退していて使うのに抵抗があったのですが、Twitterのおかげでモチベーションを続けられたなとも思っています。
アウトプットの発信&デザイナーとの繋がりづくりを目的にして、作ったデザインやnote、人間性がわかるようなゆるっとしたツイートをしつつ、先輩デザイナーをフォローしたりDailyUIをやっていた頃は同じ時期にアウトプットしていた方とコメントしあったりしていました。

Twitter経由でスカウトをいただけたり、面接官の方と既に相互フォローだったり、デザイン業界の狭さを感じつつやっていて良かったと思いました。



読んでいただきありがとうございました!🙇🏻‍♀️

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