hanarebanare_kashi

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カクシタ

君の手の温もりから分かったのは 君とあの子が繋いだ手の温もり この手の冷たさで分かってしまったのは 私とあの子が君に詰めた差だ どうしようも無い事は どうしようも無いけどさ 君の塩コショウの加減は知らないし でも冷めたらきっと美味しくは無いから 温めてよ あなた食べてよ 君にはお似合いなのよ あの子がお似合いなのよ 頭の中はぐるぐる あの子の悪い所を探すけど どこにも見つからないの あの子に敵わないのよ 頭の中をぐるぐる 黒い気持ちが満たして 心が満たされないのよ あっ

    • 月夜

      月が降る夜に君の横顔を見てた この地球のように終わらないと夢見てた 「月が綺麗だね」馬鹿じゃ伝えきれないね 君の周りの奴らが全員嫌いだ。 羨ましいから、恨めしいになる 地獄に落ちれば良いのにな。 好きになる前は君を目の前で見れた あの時のように話せる訳もなく 君がいない夜は意味もなく曲をかいた どうしようもなくて、また僕は夢に逃げた

      • てんき

        忘れたい事は忘れられず 見上げた空は曇り空 太陽みたいに笑う君はもう 海に消えたのかな 伝えたい事は伝えられず 見下ろせば言葉の水溜まり 結局誰にも気づかれないまま 消えてしまうのかな 溢れ出す涙 求められず 逃げ出した外は深夜1時 「最後の最後はみんな1人だ」 だから大丈夫 雨が降る夜もあったけど 止まない雨はなかったよね 私の頬を伝うこの雨は 止みそうもないみたいです サンサン輝く 愛するあなたにお別れを もう私なんて照らさないでも良いからね サンザンチラつく 

        • 僕らのドラマ

          テレビから流れてきた 君が好きだったあの歌を聞いてた 急に思い出した 2人で並んでみていたドラマを 24.00疲れてアパートに帰ると 何故か散らかった部屋に寝転ぶ 君を見つけた 「一緒に片付けよ」って 散らかしといてよく言うよな。 「笑って誤魔化すなよ」って寝転ぶ 君踏みつけた そんな、くだらないやりとりが今じゃ 愛しい 幸せになろうよの2人の未来は 幸せだったよねの1人の過去になった 急に思いたって 君が好きだったあの歌を聴いてた やっぱりさ思い出した 2人で並ん

          一番の嘘

          黙ってないでこっち向いて嘘をついてよ 笑って泣いてこっち向いて嘘と言ってよ 「騙さないで」なんて言って 本当は分かってた 「分かって」なんて言って 僕をまた、騙し込んだ どうでも良いとかは もう言わないからさ 君がいいと思えば 気味がよかったんだよ 急に放ったクラッカー 君にもらった花束 「枯れてしまう」となぜか思ってしまった 僕はちょっとだけ辛くなった 愛した分だけ辛くなるって どこかの本で読んだけどさ 愛、知った分だけ強くなれるから 僕の名前を呼んでくれよ 黙って

          life

          2人並び家に帰る 間にレジ袋 君の歩幅に合わせ 少し早歩き 街頭に照らされた君の横顔が やけに眩しくてさ 靴を並べ家に入る 合間にキスをして 今日は少し夜更かしでもしようよ お酒飲んで火照らされた?君のその顔が 赤く染まっていた そんなに泣くなよ、笑ってよ ほんとに君のこと愛してたよ きっと僕らはこれからも 何となく過ごしていくんだよ 君が好きだったチョコアイスが 今日も冷凍庫にぽつんと転がってた 君がいなくなって月日は流れた 君がいないこの非日常に慣れた ゆらゆら空

          もし、もし

          「あ、もしもしごめんね。最近調子はどうだい?」 友として話がしたい 偶然だちから聞いたけどさ、夜勤してるらしいじゃんか 風俗かな?キャバクラかな?後者だとまだいいよ そんな事はもう言えない 損な事だとは言えない 特に何も言いたくない 徳じゃない?と言いたくない もし、もしも僕ら もし、もし別れてなかったらさ もしもしと夜に何も気にせずに 電話してたかな そんな事はもう言えない 損な事だとは言えない 特に何も言いたくない 徳じゃないと聞きたくない ねぇ、本当にこれで最後

          強がり

          愛してやるから、そばにおいでよ 本当に僕が言いたかった事は 愛しているから、そばに置いてよ たった2文字に蓋をして 書き足したんだ きっと上手くはいかないだろ また、泣いて眠れなくなるんだよ 君の髪と、アルコールの匂いが鼻についた どうせ上手くはいかないだろ まあ隣に僕を置いてみなよ 枯れ木も山の賑わいだろ? 焼け石に水じゃないよ 真夜中の公園に君に呼ばれて駆けつけた 「私あいつの事が、許せないよでもね」 思わず抱きしめた それは聞きたくなかったから もう俺にしとけよ

          さよならを

          溶けかけの雪が朝に舞って 君の吐息を濁らせた 「僕らなら終わりはないよね」 寒いとは何も言わずに 僕の上着のポッケに手を突っ込んで 目を見てニヤリと笑ってたよな 「明日の朝こそ早く起きて 見たい映画を見に行こうね」 君はまた僕のせいにして 起きないのは君の方だろ でも寝顔が見れるならそれでいいよ 映画よりずっと見てたいのよ 「もう、私達」その先の言葉は聞きたくないよ 「もう、私達」その先の言葉は 言わないでってさ空に叫ぶけど 僕の声は届かないね まだ消えないでよ なあ、

          花火

          7月終わり 暑い夏 最寄りの駅で君を待つ 「別に退屈だっただけだよ」 なのにドキドキしてしまう チューベローズの匂いがして 君が来た事に気づかされた 「私明日休みなの」 だからとことん飲み明かそう 急にパッパッパッと咲き乱れて 僕は頭をかき乱した 変にドッドッドて音が鳴って 君の事を見れなくなった 「あいつの声が大好きなの」って 言わないでよ僕の前で 「私ダメな人間なの」って 泣かないでよ服を着てよ 9月の終わりぬるい夏 最寄りの駅で君を待つ 浴衣姿が可愛すぎて 僕は