なつのり

なつのり

最近の記事

カードゲームのデッキ構築とネーム切るのは似てる

私は決闘者だ。何を隠そう、私はネタデッキをこよなく愛するデュエリストなのだが、最近二次創作の漫画を描くことが多くネームに頭を悩ませることも多い。 そして、デッキ構築(デッキデザイン)とネーム作業の共通点について気づいたのでまとめていきたい。 ネームとは漫画の設計図であるが、これが難しい。初心者の頃は、どこが面白いのか、どうやって始めるのか、コマとコマの連結が上手く行ってない気がする、など悩みが多いものだ。 これのどこがデッキ構築と似てるのかと、これを読んでる方もお思いだろう

    • 油彩で推しを描くということ

      私が二次創作活動を始めてちょうど1年が経った現在。 我が推しナリタタイシンの誕生日も近かった。 そこで久しぶりに筆を取ってみた次第であり、油絵の具について気づいたことをまとめおく。 先に結論だけ述べておくと、油絵の具とはデジタルで絵を描く時に忘れられた「絵の厚み」の概念により唯一無二の表現方法であったと感じられたのである。 以下、仔細に述べる。 油絵の具の表現における特徴 油絵の具は、「塗って覆い隠す」というイメージが強いだろうが、実はそれではまだ半分である。油絵の

      • ひさしぶりにお絵かき覚書

        最近、ちょっとイラストがうまくなった。 イラストがうまくなるとはどんなことなのか、言語化してまとめていきたい。 前提として、①イラストは携帯の画面から50センチ離れて見たとしても映えるものがよいとされている。 ②たくさん描くことは、上手さには繋がらない。味、には繋がる。 ③技巧的な上手さと見栄えは似ているが、実はちがう。 だいたいこの3点について述べていく。 ①遠くから見て映える絵  上手いな〜っていう絵を見たとき、いつ感じるかというと、やっぱり見た瞬間。さなが

        • プロフィール帳大好き民の墓場❦

          どうもなつのりです。 プロフィール帳文化、皆さんの学校にはありましたか?私の小学生の頃はありました。なんか知らないけど、あれを聞かれるのがステータスな部分てありますよね。 Twitterでは、いいねの数だけやるとか。 そこはなつのり、一味違います。聞かれてもないのに書き始めることにしました。皆さんの爪痕を刻みつけたいので(マーちゃん節) さっそくいってみよ〜 1身長 聞くな。個人情報 2年齢 アラサー社会人 3性別 聞くな。ジェンダー社会(嘘。漢です) 4特技 冷蔵

        カードゲームのデッキ構築とネーム切るのは似てる

          才能に嫉妬しない方法

          チェンソーマンのエンディング作った人の一部が高校生だったそうですね。 若い才能というのは、同じ夢を持つ者にとって恐ろしいものです。ですが、なぜ怖いと思うのでしょうか? 創作者として「こわい」と思うことは、やはり取って代わられること、であると思います。「自分が描く必要がない」「あいつが全部作ってくれる」そうなってしまうともう完全にやられてしまったということになりますよね。 ですが、果たして本当にそうでしょうか? 私としては、何かの作品が完全に取って代わられるということは決

          才能に嫉妬しない方法

          絵の完成度を上げるとき

          自分の限界を超えた絵を描こうとする時、大概ぶち当たるいつ完成させるかという問題。 私は高校時代の石膏デッサンでいちど3週間同じ絵を描き続け、「もうこれ以上どこ描けばええんや」というくらい完成度を上げた絵を描いたことがあります。そのことから得た知見をメモっておきます。 結局のところ、完成度を上げるということは無数の選択肢の中から最善を選ぶということになります。 この表情でいいのか、この形でいいのか、この色でいいのか、進めるたびに判断に迫られます。正直、判断に迫られてる時は

          絵の完成度を上げるとき

          イラストの上手くなる過程と脳汁

          こんばんは、インターネットお絵描きマン なつのりです。 自分がイラストが良くなっていく過程で手ごたえがあったことをまとめていこうと思います。私自身まだまだ精進のさなかですので、あくまで参考程度に・・・ ①自分の想像通りの線を引ける努力量 ②神経を通しながら線画を描く過程 ③絵を描かない時間に高める解像度 ④塗りの時の見本やサンプリングの用意 ①努力量についてですが、これは私は幸運にも美大受験とその課題で恐らくクリアしてきました。もちろんまだ発展途上ですが、初めて見るもの

          イラストの上手くなる過程と脳汁

          二次創作界隈の派閥

          二次創作にどっぷりつかるまでは、二次創作者たちはそれぞれ同じジャンルならみんなある程度仲間意識があるのかなと思っていましたがどうもそうではないらしい。半年活動して気づいたことをまとめていきます。 まず二次創作方向には3つの派閥があると考えます。 ①ドラマ・感動系 ②パロ・ギャグ系 ③エロ系 の3つです。この3つは緩やかにつながっているものですがここでは便宜上3つに分けました。 ①ドラマ・感動系 は、原作の解釈の理解度を競い合うもっとも硬派な二次創作ジャンルです。②のパロ

          二次創作界隈の派閥

          イラストにデッサンって必要?

          デッサン勉強しろ イラストを描いてる人は一度は言われたことがあるセリフだと思いますし、勉強しなきゃと思ったことある人もいると思います。 美大にいた私からすると、デッサン力は、特別必要なものでもない。というのが結論です。 まず、デッサン力は「形をとる力」だとしましょう。確かに、そっくりそのまま見たものを写す力は最低限必要です。コップの形を比率を合わせて描けなければ、小物を描くことが難しいので。 しかし、こと人体に関していえば、長い人類の表現の歴史から見ると、別に完全に合

          イラストにデッサンって必要?

          絵の個性と流行り

          漫画家を目指していたときの完成しなかった原稿を見ていました。 当時の俺は「うひょ〜かわいい〜」と思って描いていた顔が、今見ると「ぶっさ…」となってしまう出来でした。 なぜこうなるのか?そして、どうやって克服していったのか。つらつら語っていてます。 まず、一次創作の場合、程度の差はあれど私は大体独りよがりで、客観性のないキャラクタデザインをしてしまいます。「これがかわいいんじゃ!」と今の基準からだと目の小さいキャラを作ってしまったり、妙にリアルな等身の絵柄にしたり、今思う

          絵の個性と流行り

          自己紹介から

          なつのりという名前でウマ娘二次創作を主にインターネットお絵描きマンをしております。 美大日本画卒(大学院まで行ってた)のですが、どうも私はイラストが下手で、ずっと低迷期でした。 なんだか暗い漫画のネームを切ったり、よくわからんイラストを練ったりしても年間でできたのは半端なものばかり。 そんなときに、「もう誰も見てくれないし、プロの漫画家になるのは無理なのかもな」と思っていたところで、ウマ娘のナリタタイシンのファンアートなら描けるな〜というところから二次創作の道へ。 二

          自己紹介から