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読書記録

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#トレイルランニング

マナーの限界

マナーの限界

先日読んだ『「しがらみ」を科学する』という本が面白かったので、その流れで山岸さんの著書を何冊か読みたいと思い見つけた。特に、1999年本ではあるが『安心社会から信頼社会へ』というのはコロナ禍において必要な視点であり、課題がまさにそこにあると思っているので、またamazonして届いていないが読むのが楽しみだ。

なお、この本は、社会心理学者である山岸俊男(*しがらみ〜の著者)さんと行動生態学者の長谷

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再読 『登山者のための法律入門』

再読 『登山者のための法律入門』

知人のSNS投稿でこの本について触れられていた。それを見て、以前買って読んだことを思い出し、再読しようと思ったら見当たらず。結局、オンラインで注文して2度目の購入をした。

と言うわけで、再読に加え、再購入だ。

この本に限らず、本には読むべきタイミングのようなものがある。読みたいとおおって読んでみてもいまいち中身が入ってこなかったり、改めて読んでみるとたくさんの発見があったり。また、社会情勢は変

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『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』を読んで

『社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門』を読んで

日々の読書から。

大変印象的な一節があったので引用。

寄付者から協力者になってもらう。寄付モデルにおいて寄付者は顧客であり、1回お金を出していただくだけで放置しておいたら、2度とお金を出してもらえない。継続的に彼らに情報を発信し、関係づくりができる仕組みをつくり、彼らが継続的に寄付し、そして時にはクチコミの発信源となり、他の寄付者を連れてきてくれるようなサイクルを作っていかねばならない。 (中

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『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』を読んで。〜ジュニアトレイルランで僕がすべきこと〜

『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』を読んで。〜ジュニアトレイルランで僕がすべきこと〜

人として「何事においても心がけるべきこと、大切にすべきこと」を思い出せてくれる本として読んだ。

礼儀正しく振る舞うことがどのように自身の仕事に生きてくるかといういわゆるビジネス書として読むものとして勧められているのかもしれないが、ビジネス以前に人としてどうあるべきか?それを大切にしていれば結果として、色々なことがついてくるのだと僕は思うので、根本となる部分に時々立ち返って、今自分はどう振舞ってい

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『アスリート×ブランド』を読んで

『アスリート×ブランド』を読んで

僕は「ジュニアトレイルラン」と題して子どもたちが主役の子どもたちのためのイベントを各地で行っている。

昨年で10周年を迎え、延べ1万人が参加している。

僕は26歳から山を走り始めた。大人になって山を走るようになって知った楽しさ。その楽しさを伝えたくて始めた企画。

大人になってから出逢うなんでもったいない、子ども時代から多様な経験をして欲しくて始めた企画だ。

くどいようだが、ジュニアトレイル

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『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』を読んで

『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』を読んで

先日読んだ、『ドイツのスポーツ都市』を読んで興味深いな〜って感想を書いて、著者のSNSをたどっていったらタイミングよく最新刊が出るじゃないか!ってことで早速読んでみました。

ドイツはフライブルクの街づくりや、住宅街を子どものための遊び場にする取り組みがあったりと参考にすべき事例があるのを知っているので、今回もとても興味深く読みました。

何より大切なのは著者も冒頭で述べているけど、
(以下引用)

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