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おばけキャッチが強い奴と闘うために広島に行ってきた

雲形ひじきと申します。

今日はジャガイモでもフィナンシェでも創作でもないnoteをお送りします。

まあ、つまりただの日記だ。

最初に言っておくと、並の人よりちょっとだけ得意なことについて話すので、鼻に付く表現が多々あることはご容赦願いたい。

でも、自分の日記で謙遜してもしょうがないし、調子に乗りつつ正直な気持ちを書いていくね。読みたい人だけ「なんかムカつく~」って言いながら読んでね。

ちなみにこの記事は新幹線の車内で書き始めている。
広島に向かう新幹線だ。

東京から広島までは新幹線で4時間ほどかかる。
広島には今まで行ったことがない。

初めての広島

私の広島のイメージは、仁義なき戦いの舞台!孤狼の血の舞台!つまり、広島=ヤクザしかない。偏りがあって大変いけない。

なぜ広島に行くことになったのか?

やっぱりヤクザ映画の聖地巡りでもするのか?

答えはタイトルが語る通りだが、詳しく書いていく。

おばけキャッチとは

まずはおばけキャッチの説明をしておこう。

目次を見てわかる通り広島の顛末に行き着くのはだいぶ先になるので、適宜読み飛ばしてほしい。

おばけキャッチとはボードゲームのひとつである。

ボードゲームって言うのは、人生ゲームみたいにテーブルの上でサイコロ振ったりカードを配ったりペンや紙を使ったりなんだりしてアナログで遊ぶゲームのことね。

毎年大小玉石混交のボードゲームが世に生み出され行く中で、おばけキャッチはたくさんの人に遊ばれていてわりと知名度がある方だと思う。ボードゲームカフェにあるのはもちろん、ヨドバシカメラ、ドンキ、ハンズとかでも買える。

どんなゲームなのか、ルールなどの詳しい説明はこの記事を読むとよいかも

私とたまに遊んでくれるかもしー隊長の記事である(かもしー隊長については後述)


私とおばけキャッチ

私が初めてこのゲームを遊んだのは10年ほど前のことだ。

友人がボードゲームをやりたいと言い出したので、友人のつてでゲームをいくつか持っていてルールも説明してくれるような詳しい人を呼び、遊ぶ機会が設けられた。

ボードゲームと一口に言っても、

大喜利のようなパーティーゲーム、終わるまで何時間もかかる要素が多い重いもの、協力して目的到達を目指すもの、謎やパズルを解くもの、フィーリングが大事なものとジャンルは様々である。

その中でおばけキャッチは反射神経で反応するスピードゲームに分類される。

小さい子供からできて、1ゲームがサクッと10分くらいで終る軽いゲーム、すなわち軽ゲーのひとつだ。

私は

最初からこれが得意だった。

ルールが簡単なだけに

正解のコマをいかに早く判断できるかで勝負が決まるのだが

私には悩まなくても正解が見えた。

だから取る、すると誰よりも早い。

え~どれだろうとみんなで迷うのがこのゲームの楽しい要素だとしたら、ひとりだけ別ゲームである。

勝てるゲームは良いゲーム

私はおばけキャッチが好きになった。

その後も仲間内でやる機会が何度もあったが

やはり私が一番強い。

私対その場にいる全員、すなわち巨人討伐戦でやっても圧勝。

おばけキャッチの女王の名を欲しいままにしたのである。

強い人と闘いたい

そのうち差が付きすぎて「遊びたい」と言い出しにくくなった。

頼めば優しい仲間たちは遊んでくれるけれど

どうせ私が勝つってみんながわかっていて

その圧倒的な差につまらない思いをするんでしょう。

他にたくさん遊ぶゲームがある中でわがままばかり言ってられない。

でも好きだから遊びたい

ニンゲン弱イ、オレトアソブトコワレル

デモアソビタイ

オレ、強イヤツサガス、オレトオナジクライ強イヤツ!

と言うことで、クローズな世界しか知らなかった私は

おばけキャッチに関しては

少し世界を広げることにした。

俺より強い奴に会いに行く、あわよくば倒す

まるで少年漫画の主人公である。

かもしー隊長

そんな気持ちで迎えた2020年、Twitterで見つけたのがかもしー隊長だ。

もともと中野のボードゲームカフェの人がひとりおばけキャッチの動画を上げていて

早い!

ってなったのだが、この速さには種と仕掛けがあり

そのリプにかもしー隊長のひとりおばけキャッチの動画がついており

早い!

こっちは種も仕掛けもないガチRTAらしい

東京、しかも行きやすい吉祥寺でボードゲームカフェをやっている人だという

会いに行けるじゃないか

と嬉しくなってDMを送った。

あの動画を見て遊んでくださいと連絡をよこす人と言うのは

よほど自信があると思われたのか

ボードゲームカフェに初めて訪問したときは

道場破りの人だ!

という扱いで受け入れられた。

いや、まあ、そうだよね、私は遊び相手を探しているだけなんですけど

結果、私とかもしー隊長は非常にいい勝負ができるということが分かった。

初回に至っては2枚差で負けたのである。

私にも負けることがあるんだ!キャッキャッ

これは大変興奮した。

その後も吉祥寺のキャラバンベースこときゃらべには数か月に一回のペースで遊びに行くことになる。

ほら勝ったり負けたりしているでしょう?

Twitterではほかにも

アンディさんという方も我こそは!と名乗りを上げてくれて、きゃらべで何回か一緒に遊んだりした。

かもしー隊長のすごいところは

負けるとすごく悔しがってくれて

それが全然嫌な感じじゃなくて

何度も遊んでくれるんですよ

コワレナイオモチャ!
タタイテモコワレナイオモチャ!!

アプリもあった

おばけキャッチにはスマホやタブレットでできるアプリもありまして

アンドロイド版は今はもうないのだが(なんでだよ!おばけキャッチアプリのためだけにiPad買おうかいまだに悩んでるぞバカこらぁ)

一時期黙々とやってました。

最初こんな感じの点数だったのが

最終的に8000点超えた。集中力さえ続けばいくらでもできる。

ちなみにこのアプリには、リアルのカードには出てこない組み合わせも登場するので、ひたすらカードで練習して努力で早くなったかもしー隊長は苦手なんだそうだ。

私?

実際には出てこない組み合わせだってことにすら気づかないくらい反射でやってましたけど

ハハッ、天才型!

アプリリリース当初は対戦とかもできて世界の知らない人とマッチングしたり、ランキングが発表されていたのにわりとすぐなくなってしまいましたねぇ。

CPUのクレイジーモードだけが友達さ

この地球上にはきっとすごいおばけキャッチャーがたくさんいるに違いないのに。

iosの人はよかったらやってみてね。

巨大おばけキャッチ

おばけキャッチについて謎の行動力を発揮するようになったひじき

おばけキャッチネタのツイートはゲーム仲間がRTしてくれるので、今度は

巨大おばけキャッチが行われるという情報をつかんだ。

巨大って何……?

幸いにも行きやすい場所でやるらしい。

どんな人が主催してどんな人たちが来るのかわからんけど

おばけキャッチだし

行ってみよう~

と参加した。

第1回

結婚式の余興用に作られたものらしいけど、
すごい、本当に巨大だ。

ちなみに1枚差で2位でしたの、これ手足のリーチと体力が必要

1位はあべりょさん(あとでまた登場する)

この巨大おばけキャッチに参加したことによって主催のアプリコさん、らびさんと仲良くなり

その後もちょくちょく一緒に吉祥寺でご飯食べたりきゃらべで遊ぶようになった。

おばけキャッチでご縁がつながっていくのが嬉しい。

第2回

あべりょさん不在もあり優勝!
参加メンバーは毎回ちょこちょこ入れ替わるが、なんとなく顔見知りもできてくる。


第3回

3回目も優勝!
ジャガイモ食べ比べイベントの前日になにをやってるんだお前は。主催だろうが、準備すること山ほどあるだろうが。
大会だけサクっと参加して、メダルをもぎ取ってイベント用の買い出しに戻りました、はい。

イベント会場で運営

アプリコさんに巨大おばけキャッチセットをお借りして、吉祥寺パルコの屋上で行われた古本市にて巨大おばけキャッチの運営もしました。

自分が遊ばなくても、インスト(ルール説明)をして人に遊んでもらうだけで楽しいんだなあ。
古本市参加者にはこれで「あのときのおばけキャッチの人」という認識が芽生えたもよう。

広島へ

はい、広島の話をしようね、お待たせしたね!

私がおばけキャッチのためならどこにでも飛び込むと言うことはこれでおわかりいただけただろうか。そのための長い前説であった。

自分も書きながら再認識した、こいつやべぇやつだ

おばけキャッチの大会が開催されるというニュースは

巨大おばけキャッチの持ち主のアプリコさんが見つけてきてくれた。

ただし3人1チームのチーム戦

そして場所は広島

東京だったら、かもしー隊長とワタル隊員を引き連れて参加するのにね~
なんてその時は笑い話で終わった。

終わったように見えた。

しかし、まあ、

大会があるなら参加したいとずっと言っていたこの身である。

メビウス(メーカー)、すごろくや(大手ボードゲームショップ)、ジェリージェリーカフェ(大手ボードゲームカフェ)
どうして大会を開催しないんだ!

とブツブツ言っていたのに、言ってるだけだったのか

いざ大会があるとわかったのに

腕に覚えのある猛者が集まるチャンスなのに(知らんけど)

参加しないのはだめじゃない?

広島、行けばいいんじゃない?

と、会場となるボードゲームカフェにDMを送ってみた。

丁寧に書いたつもりけど

またやべぇやつの道場破りみたいに見えるんだろうな!ふんだ!

東京から行くので、チームが組めなくても見学だけしていいですか?もし可能なら大会後にちょっと遊んでもらえますかという内容だったのだけど

運よくチームを組んでくれる人が見つかったと連絡をいただいた。

すごいな、どこの馬の骨かわからぬ強いのか弱いのかもわからぬ私とチームを組んでくれるって?

ということで正式に大会メンバーとして参加することになった。

競技かるたか?

情報共有のために大会メンバーのオープンチャットに入れてもらえたのだが

なんかねぇ

大会前に何度も集まって練習会開くし、個人でも毎夜めっちゃ練習してるみたいでねぇ

当日はネームプレート作ったり、配信したりするようでねぇ

広島ではおばけキャッチが盛んな県民的競技なのかい?

添付されている動画も誰の手かは伏せられているが

早い!

おおおおお、これはなんかすっごいそわそわする!

どうしようどうしよう

私は自主練習をするタイプじゃないんだよ。

何を準備していけばいい

えーと、広島……

ヤクザ抗争史を復習する?

と、途中まで読んでみて

違うな今回はヤクザじゃない、呉に行くわけじゃないから

広島でおばけを捕る、つまり広島でもののけ退治……

わかった

陰陽師と天狗眼だ!!

おんてんを読もう

同人誌版は読んでいて1巻は実家に置いてあるんだけど、2・3巻をすんげぇこじつけを機に揃えましたね。

全部は読み終わらなかったけど、やっぱおもしろいな!よしこれで白太さんになれるぞ!(ならない)

あとは
怪我をしないように変な風邪をもらわないように当日までの体調管理はいつもより気を付けたつもり。

負けるのはまだいい、行けないのが一番いやだ

あっちの本気度が伝わってくるから、これまでの強さでは通用しなかったらどうしようという不安や恐れもあって、たかがおばけキャッチにって思うかもしれないけど

当日までめっちゃドキドキしてたよ

きゃらべの井戸を確認

何をすれば少しでも安心して当日迎えられるか

大海を知らない井の中の蛙ならば

うちの井戸の点検をしよう

かもしー隊長で確かめるんだ

5勝0敗

うん、井の中では大丈夫

よし!誇りを失うことなく、景気づけになったけど、「行ってきまーす!」って調子乗って吹聴して行ってらっしゃーい!ドンドンパフ~みたいな送迎されてズタボロに負けたらやっぱり恥ずかしいので、かもしー隊長には言い出せなかった。この小心者!

大会を見つけてくれたアプリコさんだけには帰りの電車でタイミングよく伝えられて、やっぱり一人で抱えるよりはちょっとすっきりした。

あとTwitterでぶつぶつ言ってたら

巨大おばけキャッチで決勝戦を戦ったあべりょさんに広島行くのがバレましたね。

あべりょさんは広島にいたことがあって参加者と面識があるらしく
あべりょさんがほとんど勝てないくらい強いんだって、ひぇぇえ、そ、そうですか(すぐ動揺する)

東京から強い人を送り込むのでって言い出して、ちょ、待てよ!

大会当日

仕事は午後休を取り東京駅へ急いだ。
お昼にカレーを食べつつ「瀬戸内を飲み込んでやる!」というゲン担ぎで瀬戸内レモネードを飲む。

単にレモネードが好きなだけだよ

新幹線ではうとうと寝て、本を読んで、こうやって日記を書く時間もある。となりで酒かっ食らって独り言が止まらないおっちゃんがちょっと後半うるさかったが。

到着してからはあまり時間がなく、グルメも観光もお預けだ。

駅からホテルに向かう途中に目に留まった味楽の焼肉丼を買って、汗だくでチェックインして、シャワーを浴びて、丼をかっこんで、髪の毛乾かして、
アプリコさんに作ってもらったおばけキャッチTシャツ(非売品)に着替えてGO!

街の中に川があるんだね~、あ、ケーキ屋があるフィナンシェください!

旅先でもフィナンシェ採集は怠らない。

会場のPlayful Place(プレプレ)はパルコから少し行ったお店の集まるにぎやかなところにあった。

すでに店内は参加者でにぎわっている。

参加者総勢27名+スタッフと観戦者

ぎゅうぎゅうである。

主催の方に挨拶して、私のチームメイトはまだ来ていなかったので練習している人たちを眺める。

ここからはツイートに補足してく形で。なにしろ翌日は移動時間が結構あって一人旅だから誰かとおしゃべりに興じるわけでもなくツイートが捗っていたのだ。

私は人のプレイを見て、それが早いことはわかっても自分より早いかどうかが判断できない。ので、受験の日に周り全員俺より頭よく見えるみたいな気分になったが、でもそんな状況おばけキャッチに関しては今までなかったわけで、興奮は隠せない。

強イヤツ、イッパイイリュゥ!
(少年漫画の主人公って言うよりバトル漫画のバーサーカーなんだよな)

予選

私とチームを組んでくれた心優しいたっちさんとKeyさん
初対面にもかかわらず、戦略的に座る位置を考えてくれたり、「アウェイなので声かけて応援してください」って言ったら声出してくれたりとありがたかった。

予選Bは我らが「東京キャッチーズ」と「おまけマッチ」「ふくさわねっぴ」がぶつかる。

この広島では毎年12月に個人戦のおばけキャッチ大会が行われているらしく、チーム名「おまけマッチ」のぺるてぃさんは2018・2019年の王者、「ふくさわねっぴ」のさわこさんは2022年の準優勝という経歴を持つので、優勝候補のチームと目されていた。

そんな予選Bは死のリーグ、敵うわけもないのでサクッと殺されて終わりましょうとたっちさんが教えてくれ、それならしょうがないし、気楽でいいなと。

3人中2人ずつが対戦するので、オーダー表は1戦目ひじき&たっち、2戦目ひじき&Key、3戦目たっち&Keyで行くことにする。

2勝したらそこで試合終了

で、すぐ消えると思われていた「東京キャッチーズ」が

まさかのストレート1位通過ですよ

たぶんBリーグの誰もがびっくりしたと思う。

初戦のさわこさんとは互角だったと思うけど、あとはトントンと決まった。

緊張はしたけれど、やっぱ遊ぶと楽しいからな!

アウェイ戦はどうしたって雑念に押し潰されそうになるので、主審であるなかとーさんの「このあたりに出しまーす」に「はい!」と答えることで気持ちを切り替えていた。

まだ他のリーグも開催中だったときはギャラリーも少なくて、Bリーグの人だけがエッエツてなっていたのが

他の人達も試合が終わって、Bリーグの結果を知って

エツエッ何この……東京の?ひじきさん?

みたいなざわつきが聞こえてきて、ひぃぃぃ番狂わせしてすんませんすんませんと身を縮める。

そんな中、さわこさん、まだお若くて予想外の予選落ちすごく悔しかったと思うのに「お早いですね」って声をかけてくれたので、あとでサシで戦いたいですってお願いした。

準決勝

準決勝は「小ミニオンズ」と。

結果的には2022年3位のイマムラさんが強くて1戦目同点にしか持ち込めなかった。
これはギャラリーが増えて、歓声や反応のアウェイ感がめっちゃ増したこともあるけど、そこは強くいかなければいけなかった。

おばけキャッチはメンタルスポーツなので!

3戦目で11枚取ればうちの勝ちで、私は出られないので見守るしかない。

たっちさんもKeyさんも最後まであきらめず手を伸ばして健闘してくれたけど、届かず。

どっちが勝つかなという話を誰かが後ろでしていて「でも、ひじきさんと当たりたいかも」と言っていたのをダンボ耳は聞き逃しませんでしたよ。

3位決定戦

3位決定戦があることを忘れていて、もうすっかり配信観戦してくれた人にLINEで報告とかして観戦モードになっていたひじき

「チームくろうさ」とのこの回は、周囲の目はあったけれど優勝争いじゃないし、リラックスしていた。

「早……」って言われることには慣れてる、なんならもっと言ってもいいのよと思いながら

53枚一人で取るというけっこう気持ちの悪い数字を叩き出してたき出して勝利。

ばんさんが配信カメラに向かって「みんな~化け物っているんだよ~」

決勝(観戦)

2人で声かけあってフォローして、これぞチーム戦!って感じの展開を観戦できた。上位勢の戦いはどちらが勝ってもおかしくない緊張感、見ごたえありますね。

エキシビション

今日一番見たい4人の組み合わせでやりまーすって主催の方が言っていて、ふーんそういうのもあるのかって聞いていたら、呼び出されて……私?

まあ、確かに戦いたかったメンツではある。

普段お手つきしない私が3回くらいしちゃう、コマの配置からのわずかな距離が決め手となる強イヤツラとの闘い。
大変良いものでした。十数枚しか取れないなんて普段はない強い人達なので獲得枚数を見て「少ない」って言いたくなっちゃうのはわかる。さわこさんとは1枚差で、これはやっぱりサシキャッチしたいなあ。

野良試合

チームメイトの2人は決勝戦前に帰ってしまったので、ひとりぼっちだわと思っていたら、大会〆後も続々と対戦申し込みがあり、ホテルまでは歩いて帰れる距離だから終電を気にすることなく

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ

広島めっちゃかまってもらえるじゃん。

にっこにこで最後までいることができた。

「あるもの、そのもの」のことを「トゥルー」と呼んだり、プレイスタイルも違うのがおもしろかったなあ。

私の動きは初速が速く見えるわけでも掴みかかる感じでもないスッと優しくタッチするだけなので珍しかったみたい。

広島勢は男女ともにけっこう勢いよく掴んでいくんだよね。

「次に来るものが視えてるんですか?」って聞かれても、いや、カウントすらできないんです。

ほんとボドゲ向いていなんです、私。

おばけキャッチが早いだけで、あとはからきしで。

これで出禁じゃなければ、また来たいですとお伝えして

大満足で宿に帰りましたとさ。

翌日観光

5時40分に起きて6時半に広島駅を出る。

ザ・観光地の宮島でも尾道でもない

東広島の安芸津に行くのである。

ジャガイモのために!

安芸津町赤崎地区で大正時代から作り続けられてきたジャガイモ

東広島市を代表する農産物らしいと出発直前に知ってしまったので、片道2時間かかろうが行くしかなかった。私、芋研ゼミのゼミ長なので!

傾斜地に水はけのいい赤土なので、よいお芋が育つのでしょうな。

品種はこの時期デジマが中心で、アイノアカもあった。

広島市内も観光したかったので時間があまり取れぬ。というか電車の本数が限られている。

8時40分に安芸津駅に着いて

9時20分には帰りの電車に乗るという

もう芋のためだけに来たよ!

ソフトクリームもコロッケもじゃがドックもおいしゅうございました。

ちょうどおんてん3巻で瀬戸内の島が舞台だったので、こんなところかなあと道中ぼんやり車窓から眺めた。

呉は遠いから行かないって言ったのに、めっちゃ通過しましたわ。

古い東映映画の港の不思議なピュルルル音を幻聴するくらいに。

なんか「くれ」とか「ひろ」とか「さか」とか「あと」とか2文字の駅多くねぇか?

市内に戻ってきて、お好み焼きは少年Bさんに教えてもらった「ひらの」で食べたかったんだけど、また今度。

このアンデルセン強いぞ
なんでアンデルセンに芋とリンゴがあるんだよ

この日はフラワーフェスティバルというイベントが開かれているしく、路面電車の車窓から屋台と人ごみを見学。

お昼はアンデルセンのレストランで。おいしいパンは人生に必要だよ。

ちゃんと!原爆ドームも見ました!
仁義なき戦いの広島死闘篇、代理戦争、頂上決戦はエンディングに原爆ドームが映ってナレーションが入るので、これだ~と。

軽く集まったフィナンシェ

気づいたら3万歩以上歩いていた。お散歩大好き。

帰りの新幹線でまたこの日記を書きながら東京に戻った。
隣の席は席を立っては戻ってくるお兄さんだった。ほとんど座ってなかったんじゃないか。

いや~初めての広島がおばけキャッチの大会のためになるとは。
文学フリマ広島あたりで行くことはあるかもしれないとは思っていたんだけど。

今度は同じ場所で12月におばけキャッチの個人戦があるそうである。

またあのメンツが勢揃いするのだろう。

日にち次第だけど

……出てもいいかな?

また遊んでもらえるかな。

それまで、この東京の変な奴のこと覚えててもらえるかな。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
おばけキャッチで遊んでくれる人はいつでも募集しております!

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