イモを探しに朝市へ
おつじゃがです!
Twitterで長々と呟いた茅ヶ崎の朝市にジャガイモを探しに行ったレポを一気に読みやすいようこちらにもまとめておきます。
文字数制限がない分、少しだけ言い回しとかを変えましたがほとんど同じです。
(8月になったらちびっとだけ追記するかもしれないししないかもしれない匂わせ)
6月24日~25日にかけて神奈川県の茅ヶ崎に行ってまいりました!
サザンオールスターズやサーファーや湘南なイメージの土地ですね。
文野華影さんと青川有子さんとの丸の内芋研ゼミランチを楽しんだ昼下り、
その後
「え、その格好でいまから?」
と身軽さに驚かれながら東京駅から東海道線で一本。
茅ヶ崎駅では芋研ゼミ生の千萱べこさんと待ち合わせ。
初めて降りる駅前にきょろきょろしながら、宿にチェックインし、夕ご飯を食べることにした。
海が近いので魚が食べたい!とゼミ長が言い、海鮮居酒屋へ。
お通しが南蛮漬けで、
イナダとカマスの刺し身、
梅キュウ
ハマグリのアヒージョ
真ダコの唐揚げ
なめろうとアジフライは見つけたら食べなくてはいけない病なので
妙齢の女性二人らしい注文の量をしばしご覧ください。
たんぱく質を摂取してマッチョになった後は、
長芋納豆豆腐でスタミナをつけ、
ナスとチーズの鉄板焼で油分をつけ、
揚げバナナで東南アジア的暑さの明日を乗り切る決意
(芋の話はこのあと出るので閉じないでくれ)
隣駅の辻堂に行ったときに湘南クッキーの自販機があって面白いなと思ったが、
茅ヶ崎駅前は撤退したらしく散歩がてら跡地だけ見た(写真は辻堂の)
ホテルは部屋がバリアフリーなのはいいが、
トイレの扉が鍵無自動的に開いていく危険仕様だったのでフロントにストッパーを所望したり
見て!エッチなビデオあるよ!と有料サービスのラインナップだけ見たりして
就寝
5:00起床
丸の内おされクロワッサンをもぐもぐ(クロワッサン?)
海へ向かう。風が強い。
そもそものきっかけは芋研ゼミ生のじゃがいも好きひらまりこさんからの情報「茅ヶ崎の海辺の朝市という開始1時間前から並んで機械的に購入するやばい朝市がある」というものだった。
そこで買い物するためにここまで来たのである。
会場となる野球場の周りを歩いてみたところ、市が立ちそうな気配は影も形もなく、地元のマダムが4人ほど日陰で腰掛けておしゃべりに興じているのみ。
7:00には行列との前情報だったが6:15は早すぎたか?
木の下のベンチでぼんやりしていると少しして、おじさんに声をかけられた。
おじさん「おはようございます。伊右衛門農園さんの野菜に並んでますか?」
ひじき「伊右衛門農園さんの野菜は買いたいんですけど、初めて来たので勝手がわからなくて。並んではないです」
ピンポイントで狙ってる農園を名指しされたので内心ビビる。
おじ「ちょうどここに伊右衛門農園さんのお店が出るんだけど、みんな直前まであっちの日陰に並んでて移動してくることになってるんですよ」
井戸端マダムー!
あれやっぱり待機列だったのかー!
最後尾プラカード持って!
案内してもらってマダム10人(増えてる)の後ろに並んだ。
毎週常連のマダムたちしかいないので、東京から前泊してこの朝市のために来たと言ったらめちゃめちゃ驚かれた。
え、なんで、何が目当てで?
ひじき「幻のジャガイモを求めて」
おじ・マダムズ「ジャガイモ……?」
ひじき「タワラマゼランが変異した幻のRを」
通常紫色のタワラマゼランの皮が赤く変異した芋がこの朝市で売っていることがあると教えてもらったのだ。
(変異芋の栽培については、農園のご迷惑になってはいけないのでふんわり書かせてください。変な受け取り方をされないかドキドキ)
地元マダムにはタワラマゼランは普通に通じて、「あー赤いやつ、先週あったっけ?」「マゼランはあったよね」とワイワイし始める。
7時半位に伊右衛門農園さんの軽トラが到着し、設営開始。
待機列も移動。
もう一つ別に形成されていた待機列は
「(別の農園の)ミニトマトの列よ。いろんな色があるの。せっかくなら二手に分かれて並んで買ったら?せっかくいらっしゃったのだし」
日傘マダムに言われて、べこさんを送り出す。
日傘マダムが優しく話しかけてくれるので、マダムキラーぶりを発揮して買い物システムを聞き出す。
15分くらい前になったら野菜が広げられたトラックの荷台前に移動してもう一度列になるの。その時に今日はどんな野菜があるか確認して買うものを決めて。先着10〜11名に買い物カゴが渡されるから、一方通行に野菜を取っていってお会計するのよ。
余所者初見つらくねぇか、いや余所者は基本来ないのか。
余談ですがマダムキラーエピソード
野菜チェックタイム。
ふくよかマダム「この子赤いの買いに来たんだって。赤いのある?」
伊右衛門「今日は持ってこなかったですね〜」
そうか……まあ、いいやタワラマゼランとその他野菜を買えればいいかとちょっとだけしょんぼり。
ふくよかマダム「農園に行ったらあるんじゃない?掘らしてもらいなよ」
ひじき「そんなこと初対面で聞けないですよ!」
おじ「おまえが聞いてやれよ」
ふくよかマダム「そうね、聞いてあげる」
そうこうしているうちに運よく先着11名に入れたので第一陣での流れ作業で大量の野菜(ナス、枝豆、トウモロコシ、唐辛子、人参、ジャガイモ)を買う。ナスもう私でなくなったぞ、怖い
会計が終わる頃、
伊右衛門「掘りにきます?」
???へ???
伊右衛門「朝市終わって帰って10:30くらいなら」
ひじき「行きます!」
トマトを捕獲して戻ってきたべこ「ひじきさんと一緒にいると楽しいことが起きるね」
おじ・マダム達のおかげです。ありがとうございます。
他の軽トラ屋台で、おかひじきやズッキーニやタワラ小判を購入して、エコバッグがはち切れそうになって、公園をあとにした。
ホテルに戻って涼みながら、時間に間に合うようにタクシーを呼んで農園へ。
そこからさらに畑まで車に乗っけてもらい、
「はい、じゃあマルチを破って植物体を引っこ抜いて、こう掘って」
軍手を借りてまさかの収穫体験をさせてもらいました。
この農園のことを教えてくれたじゃがいも好きひらまりこさんも収穫はしてないというから勝ったな!(何が)
土からなんかいい匂いがした〜。マルチかけるんだね。
大きいのもあり小さいのもあり自分で好きな芋を選んで量り売りしてもらい、農園をあとに。
お忙しい中、わがままを聞いていただきありがとうございました!
ミニストップでハロハロを食べて涼み、
駅前に戻る。
車窓から湘南クッキーの自販機を見かけたぞ!
あとは危険を感じる炎天下、お昼のお店を探し歩き(まだ午前中だったの!)
ケーキ屋でフィナンシェを買いつつ品種別のイチゴのコンフィチュールに撃ち抜かれたり(のえるさん見てる~?)
台湾茶で一息ついてから、電車の揺れに増幅される凄まじい睡魔にガクガクしつつ闇市帰りのような大荷物で帰宅しましたとさ。
今は連日おいしい夏野菜を楽しんでおります。
芋をめぐる冒険、今回も大変たのしゅうございました。
他の芋研ゼミ旅行の様子
サポートいただいた分は、美味しいものへと変身し、私のおなかに消えた後、文字になって出力されます。