マガジンのカバー画像

自分マガジン うんちく編

163
ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

ジングルの意味を初めて知りました

今は五月後半、これから夏に向けて段々と暑くなる時期ですが、季節感の無い話題ですみません。『ジングルベル(Jingle Bells)』は、冬のクリスマスの時期に歌われるクリスマスソングの代表作です。この曲は子供の頃から知っていますが、50年以上ボーッと生きて来て、「ジングルベルという”特殊なベル(鈴)”があるんだ」くらいの認識でした。しかし本当の意味は違います。 ジングル ( jingle) は、鈴など小さな金属の音色を示す擬音語で、日本語のチリンチリンに相当します。ですので

面の皮、キャッチャーミットか!

世の中には、厚顔無恥と言って面の皮が厚い人がいます。私のことではありませんよ・・・。 この前、何かの動画を見ていたら「どれだけ面の皮が厚いんだよ!。面の皮、キャッチャーミットか?」というツッコミの台詞があって、私の琴線に触れました。こんなシチュエーションがあれば、一回は使ってみたいと思っています。 キャッチャーミットはピッチャーからの速球を一試合で何度も補給するため、丈夫に出来ています。皮が通常のグラブより厚いかどうかは知らないのですが・・・。私は運動が苦手ですが、体育の

ヤングのためのオジサン用語#9 チョベリバとチョベリグ

チョベリバは、1990年代半ばに女子高生(ギャル?)の間で使われた若者言葉のひとつで、”超ベリー・バッド(very bad)”の略です。それ以前から使われていた”超バッド”より最悪であることを意味します。バッドが通常の最悪なら、超バッドは比較級、超ベリーバッド(チョベリバ)は最上級に当たります。 この言葉は1995年頃から使われ始めましたが、1996年にテレビドラマの『ロングバケーション』で使われて一気に知名度が上がり、この年の新語・流行語大賞のベストテンを受賞しました。た

赤気じゃ~! 低緯度オーロラの話

ここ数日の活発な太陽活動の結果、大きな太陽フレアが何度も発生しました。太陽フレアは太陽の表面が大きな炎のように見える現象で、このときに大量のプラズマ(主にプロトン、つまり水素原子)が放出されます。太陽からは常時、プロトンの放出があり”太陽風”と呼ばれていますが、太陽フレアの発生時にはトンデモナイ量のプラズマが地球にもやって来ます。 このプラズマが地球に到達しても、地球には地磁気があるので、直接大量のプラズマを浴びることはありません。しかし、一部のプラズマは地磁気の隙間を縫っ

オジサンのための現代用語のまとめ#1

今日から4連休です。お金と時間に余裕のある人は遊びに行くようですが、私は家で引き籠りです。そんな引き籠りのオジサンのためのちょっとした息抜きのために、このまとめ記事を書きました。興味がありそうな記事が合ったら覗いてみて下さい。

ヤングのためのオジサン用語#8 ロハ

今はほとんど使われていませんが、片仮名で”ロハ”というのは、無料やタダのことを意味します。昭和の時代では通用していましたが、令和の時代にはたぶん通用しないでしょう。 横書きでロハと書かれてもピンと来ないと思いますが、縦書きでロハと書くと漢字の只という字になります。おそらく、無料⇒タダ⇒只⇒ロハという進化をしたものだと思いますが、一種の隠語です。 目的は違いますが、死という感じをタヒという2つのカタカナで表わす書き方がネット上では見られます。タヒは死という漢字の下半分を表現

長い名前の省略形いろいろ

関税と貿易に関する一般協定(General Agreement on Tariffs and Trade; GATT)や、包括的核実験禁止条約(Comprehensive Nuclear Test Ban Treaty; CTBT)のような長い名称の条約などは、その英語名称の頭文字を使って3-4文字程度の名称に省略されます。これは実用上仕方のないことで、テレビニュースなどで毎回正式名称を連呼していたら、ニュースが時間内に放送できません。 会社名なども省略形の対象になります。

オジサンのための現代用語#33 HAUL

今回は現代語というより、YouTubeの専門用語です。海外の動画を見ていたら、”HAUL”というキーワードが出てきました。HAULを日本語で発音すると、ホォールが近いかもしれません。 HAULは”引っ張り出す”という意味で、主にYouTuber女子たちが”引っ張り出してきた購入品を紹介する”という意味で使われます。要するに、『購入品レビュー』が”HAUL”です。 HAULは単体ではなく、『TRY ON HAUL』のように使われます。これは、購入した服を自分自身が”お試しで

重言!? 真夜中のミッドナイト

サンドウィッチマンさんのコントに出てくる架空のラジオ番組名『真夜中のミッドナイト』を始めて聞いた時には、脳ミソが痺れました。有りそうで、絶対に無い”それらしい番組名”が絶妙です。 実はこのような意味が重なる表現は昔からあって、重言と呼ばれています。重言のわかりやすい例は、「馬から落馬する」や「頭痛が痛い」などです。多くの場合は誤用と見なされますが、意味を強調したり語調を整えるための修辞技法として”あえて”用いられる場合もあります。先程の例の正しい表現は以下の通りです。  

オジサンのための現代用語#32 バイブス

通勤途中でラジオを聴いていると、音楽番組の中で"バイブス"という言葉をよく聞きました。音楽関係の専門用語らしいのですが、意味がイマイチわかりませんでした。いい機会なので、検索して調べてみました。 バイブス(vibes)という単語は、もともとバイブレーション(vibration)という英語を短縮してできた略語です。このバイブスは、友人同士などのコミュニケーションの中で使われる砕けた表現です。 vibrationは”振動”という意味がありますが、その他に、”ぞくぞくする”や”

オジサンのための現代用語#31 チート

チート(cheat)は、『詐欺、いかさま、不正行為』という意味の英単語です。この単語は動詞としても使われ、チーティング(cheating)と言えば、試験の”カンニング”のことを指します。実はカンニングは、英単語"cunning"(カニング; 狡猾な、ずる賢い)が元になった和製英語です。そのため、カンニングといっても英語圏では通じません。 チートはもともと悪い意味でしたが、”いかさまのようにすごい、ずば抜けた能力”と意味が拡がり、ポジティブな言葉として使われるようになっていま

ヤングのためのオジサン用語#7 くしゃみ3回、ルル3錠。

今日は三月三日で、桃の節句の日、すなわち雛祭りでした。私は男兄弟で育ったので、お雛様を飾ってもらったことはありませんでした。三月三日は、その数字をもじって耳(ミミ)の日でもあります。今日は”数字の3”に因んだ記事を書きたいと思います。 今でも続いている風邪薬のCMに、『ルル』のCMがあります。ルルは昭和26年(1951年)に三共から発売された歴史ある風邪薬です。ルル以前の日本の風薬はアスピリンやサルファ剤が主成分でしたが、ルルは眠気やだるさなどの副作用が出にくいトンジルアジ

蘊蓄を披露して何が悪い!

最近はニュース以外でテレビを見ることが少なくなりましたが、NHKの『ブラタモリ』はほぼ欠かさず見ている唯一のテレビ番組です。ウンチク好きの私には堪らない教養番組?です。 タモリさんの地理学や地質学に関する知識には舌を巻きます。昔から「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、坂道や崖を愛するタモリさんだからこそできた番組だと思います。その番組が残念ながら今年度限りで終わります。 『笑っていいとも!』がレギュラー番組だった時代は、東京近郊限定のブラタモリでしたが、イイトモが終

中途半端なラッキーセブン

少し前に全体ビュー数を調べた時に、ビュー数に7が3つ重なっていました。ただし、連続しているわけでもなく、何とも中途半端なラッキーセブンです。 そういえば『ラッキーセブン』は昔から使っているのに、その由来を知りませんでした。何となく、アメリカ発祥なのだろうとは思っていましたが、気になったので調べてみました。Wikiに書いてあったのは、野球の大リーグ由来の話です。軟式野球は7イニング制ですが、高校野球やプロ野球は9イニング制で行なわれます。特に終盤の7イニング目は”ラッキーセブ