まなみママ@介護とキャリアを語りあうスナックやってます

仙台市出身/ケアテック系スタートアップで広報やってます/株式会社aba広報&NPO法人…

まなみママ@介護とキャリアを語りあうスナックやってます

仙台市出身/ケアテック系スタートアップで広報やってます/株式会社aba広報&NPO法人タダカヨ理事/「働きながら介護する」を聞く書く話す/著書に『子育てとばして介護かよ』(KADOKAWA)/朝マックの誘惑に抗う日々/月1で赤坂でケアについて話すスナックのママやってるから来てね

マガジン

  • 対話のコミュニティメンバーが"書いた"noteまとめ

    • 19本

    対話のコミュニティメンバーが"書いた"noteで、メンバー同士で読んでもらいたいものはこのマガジンに入れていきます。ハッシュタグ #対コミ書くこと会 をつけて下さい

  • 引き継ぎノート部

    • 7本

    家族の「程よい距離」を探りつつ、将来の老いや介護について話し合い、備えるための知恵と工夫をシェアするマガジン

最近の記事

「介護が始まっても、人生って終わらないんですね」と彼女は言った

介護やキャリアについて語りあう「昼スナック」をなぜ、やってるのか。 理由やきっかけはいくつかある。そのうちのひとつが『子育てとばして介護かよ』の出版トークイベントだったと思う。 ある日突然出くわした、認知症介護の日々をnoteに書き始めたのが2018年。2本目を書いたところでKADOKAWAさんに声をかけてもらい、2019年秋に 出版された。 2019年11月に「<働くわたしたちと親の老い>会議~『同居しない』という選択」、翌2020年3月に「<働くわたしたちと親の老い

    • あの夜の義父は無事だったけど、大丈夫じゃなかった。肺炎騒動の幕開け

      「あの夜のお義父さん、大丈夫だった!?」 先日、「初めての救急要請」のnoteを書いたら、何人かの方から連絡をもらった。心配おかけしてすみません! 大丈夫でした。いや、大丈夫でもなかったんだけど。どっちや! まず、「身体の左側が痺れる」と聞いて、てっきり脳出血由来の何かを疑い、緊急手術もありえる……と思っていたんだけれど、結果は……肺炎による脱水症状。どうも、ずっと左側を下にして寝ていたせいで痺れたらしい。そりゃ、痺れるわ! 私と夫が病院に駆けつけたとき、義父は脱水状態

      • 初めての救急要請。遠隔地から救急車を呼ぶときに覚えておきたい「搬送先がわかったら連絡ください」

        9月9日は「救急の日」らしいので、生まれて初めて救急要請した日のことを書こうと思う。 始まりは夫からの電話だった。 「おやじが調子悪いらしくて、おふくろから電話があったんだけど、何を言ってるのかよくわからないから電話してもらえる?」 意味わかんねぇ! と内心思った。 たしかに私は介護のキーパーソンかもしれないが、なんでもかんでも話を持ってくるんじゃねぇ! ぐらいに思った気がする。 ぴりついた空気が伝わったのか、電話の向こうの夫はややあわて気味に事情を説明した。 「自分で

        • 手を挙げられない小学生だった私が、ノールックで立候補できる勢になれちゃったおかげで出会えたもの

          小学生の頃、授業中に「ハイハイハイ!」と声高らかに挙手する同級生は異世界の住人だった。 「やりたい人~!」と問われたとき、ノールックで手を挙げられるようになったのはいつ頃からなんだろう。 気づいたら、手を挙げられるようになってた。 週刊誌記者時代に、取材対象者に当たるまでドアチャイムを鳴らし続けるという罰ゲームのような現場を体験してから、ハードルはさらに下がった。 当たっても外れても、イヤな顔をされるのはわかってる。でも、仕事だからチャイムを鳴らさなくてはいけない。も

        「介護が始まっても、人生って終わらないんですね」と彼女は言った

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        • 対話のコミュニティメンバーが"書いた"noteまとめ
          19本
        • 引き継ぎノート部
          7本
        • 別居嫁介護日誌
          68本

        記事

          「身体介護はやれません」を死守するはずだった私が介護技術に夢中な理由

          介護が始まったばかりの頃、「介護教室」と名がつくものは徹底的に避けていた。直面したのが自分の親ではなく、義理の両親の認知症介護だったというのも大きいのかも。 生来のおせっかいと、おっちょこちょいと長女気質によって、うっかり介護のキーパーソンに立候補。その結果、どこに行っても「よくできたお嫁さん」「親孝行ですね」と持ち上げられ、心底うんざりする羽目になってた。 せっかちの仕切り屋、さらに、ええかっこしいが重なるともう、にっちにさっちもいかない。「はいはい、私がやらないとしょ

          「身体介護はやれません」を死守するはずだった私が介護技術に夢中な理由

          ケアラララジオ、はじめました

          介護とケアについてちょっとセキララにおしゃべりする「ケアラララジオ」、はじめました。 #005 介護とキャリアを話し合うスナックどんな感じ #004 介護離職すると暮らしはどう変わる?  #003 ビジネスケアラーが気になる理由 #002 介護離職の理由って介護? #001 介護離職を決めた日 「介護離職する前に相談してほしい」というメッセージ、繰り返し目にするようになったけど、”相談できる”にみんなが到達できているわけではない。どうして介護のことって、あんなにも相談しづ

          23時56分の悪あがき

          思いがけず飲んでしまって、もうこんな時間。悪あがきでアップしておく。 今日は広報を担当しているabaの全社会。普段はフルリモートなのでやりとりはSlackやオンライン会議が中心だけど、月イチ全社会はリアルにabaメンバーに会える貴重な機会なの。 みんなでピザをパクついた後、abaのいまとこれからの話を聞いたり、ワンテーマで話し合ったりする。 フルリモートは凄く便利でありがたい。たぶん、フルリモートじゃなければ、エントリーしようと思わなかった。でも、対面で会える機会がある

          義父に泣きながら懺悔された日

          義父に泣かれたことが一度だけある。 たしかすでに自宅ではなく、介護付き有料老人ホームでの暮らしが始まっていたと思う。タクシーではなく、夫が運転するレンタカーの助手席に私が座り、後部座席に義父母が座っていた。 駅ビルで昼食を終え、施設に戻ろうとした途端、後ろから嗚咽がもれ聞こえてギョッとしたのだ。 どうした、どうした。 施設になんて帰りたくないんじゃ~~~~! と、義母が泣くならまだわかる。こよなく自由を愛する民である義母は、自宅で暮らしていた頃も、隙あらば、デイケア(

          「私は何をどう届けたいんだろ?」の問いの答えは1年3か月後にひょいと現れた

          肩書きが定まらない。 それはここ数年、ふんわりと悩んできたことだ。 別に肩書きなんてどうだっていいじゃんとも思う。 肩書が欲しいなら名乗ればいい。 「ライターは名乗ったその日からライターです」と言われて、フリーライターになった25歳の冬からそうやって生きてきたわけだし。 その一方で、もう少しわかりやすくならんものかという思いが捨てられない。初めましての人と話すときに、ちょっと困る。 紙媒体もWEBも、出版も広告もやるフリーランスのライターで編集者で、たまたま夫の両親の介

          「私は何をどう届けたいんだろ?」の問いの答えは1年3か月後にひょいと現れた

          「行ってみたいけど……」スナック初心者のフレンズからもらった質問まとめてみました

          赤坂で月に1回、「スナックのママ」をやってます。 もともとお客さんとして通っていたお店で、オーナーママに「やってみない?」と声をかけてもらい、おっかなびっくり始めました。気づけば1年半ぐらい経ってるかも。 いろんな人が遊びにきてくれます。「昔、職場の人に連れて行ってもらったけど、久しぶりに来たよ」という方もいれば、「まったく初めて」「ここがスナックデビューです」という方もいます。 行ってみたいけど、様子がわからなくてちょっと不安。もう少し詳しく教えて……! とリクエストい

          「行ってみたいけど……」スナック初心者のフレンズからもらった質問まとめてみました

          「技術が足りないときはモノに頼る」の教えの真実とやさしさ

          千葉県流山市で開催された「流山市介護の仕事フェア2024」に参加してきました。お目当ては市民向けの「プロ直伝!介護講座。 「介護技術で遊ぶ会」いつも一緒している、雨澤慎吾さんをはじめ、リバーサイド・ヴィラのみなさんが《力に依存しない寝返りや起き上がりなど、介護のプロから「目からウロコ」の介護術》を伝授してくれるとのことで、これは必見~~! と思い、遊びに行きました。

          「技術が足りないときはモノに頼る」の教えの真実とやさしさ

          写真を撮っても結局は忘れてしまうワインを眺めながら気づいたこと

          おいしい! また飲みたい!! そんなワインに出会うたび、エチケットの写真を撮ってきた。 きっとまた飲みたい。 覚えておきたい。 その瞬間、たしかにそう思ってるんだけど、びっくりするぐらい覚えてない。 忘却の彼方までの距離が短い。 結局のところ、真剣に覚える気がないのだと、じぶんか情けなく、悲しくもなる。 でも、ふと思い直す。 わたしはワインの銘柄は覚えりないけれど、だれと一緒に飲みにいけばいいかは、わりと覚えてる。 この人と一緒のときは、たいてい美味しいワインに出会

          写真を撮っても結局は忘れてしまうワインを眺めながら気づいたこと

          もらうより手渡したい「ありがとう」とその先にあるもの

          ハナモフル(ハナちゃん)とイベント登壇してきました

          もらうより手渡したい「ありがとう」とその先にあるもの

          未知の世界に踏み出すためのいくつかの方法

          「新しいことを始めてみたい気持ちはあるけれど、最初の一歩が踏み出せないんです」 そんな風に相談されることが時折ある。 「それはまだ自分にとってのタイミングが来てないだけかも」と答えてきたけど、「いや、そういうんじゃなくて最初の一歩の踏み出し方がわからない」と聞かれる機会が立て続けにあったので、もう少し考えてみた。 誰かの一歩と一緒に踏み出す自分ひとりの一歩だとなんだか重たく感じるけど、誰かの一歩と一緒に踏み出すなら、そこまで重くないかも。例えばこんな感じ。 パーソナル

          未知の世界に踏み出すためのいくつかの方法

          お仕事の依頼・問い合わせフォーム

          介護・ケアについて書いてほしい/話してほしい、講座・ワークショップを開催してほしい、イベントに登壇してほしい等のご依頼・ご相談は下記フォームよりお問合せください。

          苦手と得意の境界線はどこにあるのか

          むきだしの感情をぶつけられるのは、あまり得意ではない。 いやそんなのはみんな苦手なんじゃない? と言われるけど、得意な人はいる。感情ほのものが得意というより、身のこなしがうまい。引きづられない。穏やかに、ポーンと受け止め、でも必要以上にくらわない。そっと押し返す。 その感じを目指してはいる。でも、そううまくいかないことも多々ある。 気持ちを持っていかれる。感情を巻き込まれることに対して、どちらかと言えば不快感が強い。コントロールされたくない。支配されたくないという気持ち