よそ者という視点。だから私は旅に出る。
「田舎を盛り上げるのに必要なのは、若者・よそ者・馬鹿者だ!」
という名言を聞いたのは、何年前のことだったか。
瀬戸内海に浮かぶ人口600人程度の小さな島。
町のご意見版のようなオヤジに聞いた言葉だ。
今でもずーっと胸に響いている。
当時は、海外でのお仕事を終え、もっと日本を知りたい欲求がむくむくと湧き上がっていた。
妻と日本各地を回ろうと、島の旅館でアルバイトをしていた時のことだった。
「都会にヒトモノカネが集中し、地方は疲弊している。」
そんな言葉や意識が飛び交っている