堯友(ギョウユウ)

高野山という和歌山県にある辺境の地で僧侶として、生きています。 仏教やスピリチュアルな…

堯友(ギョウユウ)

高野山という和歌山県にある辺境の地で僧侶として、生きています。 仏教やスピリチュアルな話を時に真面目に、時にユーモアを交えて書いていこうと思います。 筑摩書房さんより出版されている「空海散歩」という法話集の5~10巻に少しだけ寄稿しています。

最近の記事

パペットと話してみよう(さよなら編)

さっそくですが、本日のご相談内容です。 ペンネーム『久遠』さんからのお便りです というわけで、本日は久遠さんのご相談をオーちゃんと語っていこうと思います。オーちゃん、今回のご相談だけど、どう思ったかな? オーちゃん『うん、まずはそのグループとの関係性で疑問なんだけど、そのグループの人達っていうのは才能のある人じゃないと受け入れてくれないのかな』 グループの在り方もそれぞれだから、確かなことは言えないけれど、そんなことはないんじゃないかな。才能が要求されるなんて、よっぽど

    • 部屋と神様と私

      こんにちは、堯友です。 今日も相変わらず、神様に関わる電波な話をします。 『なに言ってるんだ、こいつ』と思われた方は「はいはい、いつものやつね」と生暖かく見守っていただければと思います。 それは昨夜、布団の中でゴロゴロしていたときのことでした。時刻でいえば、午前2時頃だったと思います。今日が仕事休みなので、思いっきり夜更かししていました。そんな、草木も眠る丑三つ時に、彼はやってきました。 『こんばんは、堯友さん』 あ、よりにもよって今日来たのか。夜が明けたら、部屋を掃除

      • 色々なスピリチュアルメッセージ

        こんばんは。 あれこれと思うところがあって、何人かの人から頂いた 自分宛てのスピリチュアルなメッセージを整理していました。 僕は自分の声が苦手なので、例えば会話を録音していても 結局は聞き直すことなんてほとんどないのですが、今回は 自分の心の棚卸も兼ねて、頑張って自分の声と戦いつつ メッセージを整理しようと思ったのです。 ちょっと長い引用ですが、今年の2月くらいに頂いたメッセージを自分の感想を挟みつつ書いていきます。 会話の中でのメッセージなので、内容がまとまっていませ

        • パペットと話してみよう(毒親編)

          では、本日のご相談内容です。 ペンネーム『毒親育ち』さんからのお便りです。 では、ですね、早速、わたくし堯友とパペットのオーちゃんこと、オータス君でこの方の悩みを紐解いていこうと思います。 「さて、オーちゃん、今回のお便り。『毒親育ち』さんのお話、どう思ったかな」 オータス君『そもそも、どうしてお母さんは自分の子供にこんなひどい言葉を言ってたんだろうね。不思議だねぇ』 「うん、そうだね。僕もごくごく普通の家庭で育ったから、子供に平気でこういう事を言っちゃう人って、どう

        パペットと話してみよう(さよなら編)

          初指名、いただきました

          今回は初のご指名を頂いた話をしようと思います。 指名といっても、別に水商売的なやつではありません。 自分に名指しで、護摩祈祷の依頼を頂きました。 昨日のことなんですが、僕が寺務所に入った時にちょうど電話の 受話器を置いた事務員さんが「おめでとう」と言ってきました。 話がわからずに、「なんのことですか」と聞き返したら その電話の内容というのが、僕を名指しでの護摩祈祷の依頼と いう事でした。 僕のいるお寺では毎月28日(お不動様のご縁日)に護摩祈祷をしていまして 先々月、4

          初指名、いただきました

          ある少女とヌイグルミ

          今回のお話は小説というか、小話です。 その少女、いや、まだ幼女といったほうがいいだろう。その幼女、カオルがそのヌイグルミと出会ったのは迷子になったのがきっかけだった。 久しぶりに父母と3人で来たデパートに浮かれて、あちこち見ているうちに 両親を見失ってしまったのだ。さっきまでのウキウキ気分はどこへやら、不安に押しつぶされそうになり、泣き出した時にそのおじさんは現れた。 『泣かないで。どうしたの? お父さん、お母さんとはぐれたのかな』 そのおじさんは手に持っていたヌイグルミ

          ある少女とヌイグルミ

          扉はどこに

          ※ちょっと、不思議なお話。かつ、説明のしづらい話です 先日、朝、目が覚めた時に一つの鍵を手渡された(ような気がした) 渡してきたのは、とある方を通じて知り合った神様(のような存在の方)だ。 「扉を見つけたら、これで開いてください」 そういって渡された一つの鍵。何に通じる扉なのかも、どこに扉があるのかもわからない。もしかしたら、夏へと続く扉かもしれない。昔読んだ古典的SF小説を思い出しながら、そんなことを考えた。きっと、神様は何を聞いても教えては下さらないだろう。それだけは

          時には龍のように

          この週末にスピリチュアルに関する知見と洞察を深めるべく、あるセミナーを受けてきました。その参加者の1人から、手紙をいただきました。以前より、オンライン上での親交はあった方なのですが、実際に会うのはこれが初めてでした。別のイベントで一枚のポストカードを見た瞬間に「これは堯友さんに渡そう」と感じたそうです。 最近は匿名掲示板を使って、人にメッセージを渡してばっかりだったので、自分宛てのメッセージなんて久々だなと思いながら、「家宝にします」と有り難くポストカードを頂戴しました。

          時には龍のように

          実相大学、はじまります

          もうすぐ、くまさん主催の実相大学がはじまります。 「なんだ、それ」と思った方は下記をご覧ください。 くまさんが八幡様という神様から20年かけて教わってきた知識を 1年かけて、伝えてくださるというセミナーです。 人によっては、「胡散臭い」と感じるでしょうが 『実相』、この世の真の姿といいますか、この世界が どういう風に成り立っているのか、この世の本当の在り方は どうなのかを知りたい僕としては願ってもない企画なわけです。 というわけで、参加申し込みをして、無事に入学のチケット

          実相大学、はじまります

          梵天勧請とシンクロニシティ

          意味不明なタイトルから始まりました。今回の投稿のテーマはシンクロです。ですが、その前に梵天勧請というものについて、さらりと説明しようと思います。 お釈迦様が悟りを開かれた際に、その内容の難しさに理解できる人は誰もいないだろうとお考えになられ、その悟りを自分一人だけのものにしようとしました。その時にお釈迦様の前に梵天という神様があらわれ、お釈迦様に向かって、その悟りを多くの人に伝えてくださいと導いたという逸話です。 宗教に関わる偉人の伝承にはつきものといっても良いような超常

          梵天勧請とシンクロニシティ

          単なる偶然と言えば、それまでの話

          先日、お寺に一通のメールが届きました。 海外在住の日本人女性からなのですが、高野山でヨガの合宿をしたいとのこと。うちのお寺は以前からヨガ団体が宿泊することが多く、ホームページでもその際の写真を掲載しているせいか、新規のご依頼もちょくちょくあります。 というわけで、ヨガ合宿に使いたいという問い合わせ事態は珍しい事ではないのですが、差出人の名前を見た瞬間に「あ、この人知ってる気がする」という感覚に陥りました。なんだか、奥歯にものが挟まったような感じですが、どういう知り合いか、

          単なる偶然と言えば、それまでの話

          高野山内での不正受給問題 再び

          同じ高野山内に住む僧侶として、こんなことは書きたくはなかったのですが高野山内の寺院における、コロナ禍での雇用調整金の不正受給がまたまた発覚しました。 以前も、この話題は取り上げましたが、それに続き3例目ですね。 一番最初に不正受給が発覚した寺院の住職は、全国的にニュースに取り上げられ、高野山の名を汚したことを恥じ、自ら山内寺院の住職を辞そうと進退伺を本山に出したところ、他の住職から「まぁまぁ」と宥められたそうです。今になって思えば、この話ですが、宥めた他の住職方のなかにも

          高野山内での不正受給問題 再び

          人のせいにはしたくないから

          僕は自分のことは自分で決めることにしています。仮に誰かから、「こうしたほうがいいよ」と言われても、参考材料にはしますが最終的な決断を下すのは自分自身だと心に決めています。 もし、誰かから「こうしたほうが良い」と言われて、結果的にそれに従うことになったとしても、決めたのは自分自身だとすることが大事だと思うからです。他人のアドバイスに従ったために、自分の思うような結果が得られなかったら、あなたはどう感じますか? そのアドバイスをくれた人を恨んでしまうという方もいるのではないで

          人のせいにはしたくないから

          無意識に眠る願い

          最近、太極拳に興味が湧いてきました。実は10年以上前ですが、デスクワーク中心だったころに運動不足解消に太極拳を習いたいなぁと思っていたころがありました。ただ残業も多く時間も取れないしなぁと諦めたまま、その思いは無意識の海に沈んでいきました。 それが復活したきっかけですが、自分の職場に新しくやってきた人が太極拳を以前に習っていたと言っていたからです。その人は子供の頃からスポーツが好きで、球技から武道まで様々なものにチャレンジして、その結果として体を痛めたそうです。で、その痛み

          無意識に眠る願い

          考えるな、感じるんだ(霊感あれこれ)

          一歩間違えると、新興宗教の勧誘みたいなタイトルですね。 本日は霊の感じ方は人それぞれという話をしていこうかと思います。いきなり妖しい事を言い始めたぞと思われた方は回れ右をお願いします。 なぜこういう話題かといいますと、例えばこのNoteの記事やX(twitter)の僕のつぶやきを見たときに「どこからともなく花のようなお香の香りがただよってきた」と仰る方がちらほらいまして、面白い感じ方だなと思ったからです。霊感といいますと、世間的にはお化けが視えるということを指していると思

          考えるな、感じるんだ(霊感あれこれ)

          その名を背負う意志

          こんにちは、堯友です。 普段から懇意にさせて頂いていますアニキこと、おりられオジさんが「仏様と共に歩もう」の応援メッセージの記事を書いてくださいました。 色々と有難い言葉が並びました。その中でも、強く印象に残ったのは八幡様(おりられオジさんは八幡様という神様と会話ができる、世間でいうところの霊媒体質な方です)がおっしゃった、『どうぞ遠慮なく、人々の心に、気高くも温かい、友の心を差し上げてください』という言葉です。 ここで白状しますと、実は「仏様と共に歩もう」の書籍には初版

          その名を背負う意志