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小腸イレウスからの帰還

【ご報告】
先日3月7日、退院しました。
と、、そもそも入院してたんかい!て話なんですけどね。汗

入院の経緯ですが、
今月2日の未明に目が覚めるほどの耐え難い腹痛が襲ってきまして、たまらず救急車を呼びました。そしてそのまま入院してたんです。

病名は小腸イレウス。何それ?と思い調べたら、いわゆる腸閉塞でした。腸がパンパンに腫れて通り道が狭くなり、水分や便が通れなくなってしまったようです。もし腸が捻れていたら、捻れた箇所が壊死する可能性があるためすぐさま開腹手術!となっていたんだそうです。よかった…

諸事情あって早く退院できるよう主治医の先生に相談したところ親身に乗ってくれまして、最短の入院で済むよう組んでくれました。逆に長引くリスクもあったんですが、運良くいい方に転がり都合6日間の入院でした。

入院中は腸を休めるため3日間食事を止め、点滴で繋ぎながらずっと横になっていました。なので退院したとはいえ体力的には入院前と比べるとまだまだ程遠い感じです。今は日常生活を送りながらのリハビリで、仕事はまだお休みさせてもらってます。

3日間の絶食後の食事は三分粥→五分粥→全粥→普通の炊いたご飯と日に日に上がりました。おかずも薄い味付けというか素材の味が引き立つメニューというかそんな感じだったのですが、お陰で食のありがたさが骨身に染みました。ただのお粥が甘すぎるくらいに甘いんです!里芋の甘み、鮭の旨味、野菜の和え物の優しさ、塩分の必要性、味噌汁を一口啜るだけで全身から湧き出てくる「はーっ」というため息、全部がありがたいんです。

この経験、実は2度目なんですよ。
社会人1年目の25才の時、下腹部にキャベツくらいの大きさの腫瘍が見つかり摘出手術を受けました。その時小腸も一部切除し縫い合わせたので、腸の回復を待つため絶飲食に。この絶飲食は1週間続きました。その時最初に口にした重湯(お粥の上澄み液)の味の濃さと胃のズッシリ感と愕然さと充実感とありがたさと言ったらそりゃもうハンパなかったんですけど、20年以上経った今ではそんなこともすっかり忘れ去っていました。今回それを思い起こさせてくれたわけです。

なってみて初めて分かったり気づくことってやっぱりあるなあ、としみじみ感じました。怪我の功名ですかね。

今回の閉塞の原因ですが、医者の見立てだと20年前の手術の影響の可能性が高そうとのことでした。腸は縫った後が癒着してしまい、その影響て通り道が細くなるのはどうしても避けられないんだそうです。
今まで20年以上ずっと自覚症状もなかったんですが、今後はずっと付き合っていくことなりそうだなーと思ってます。
だからと言って何をどうするってわけでもないですが、、、バランス良くよく噛んで食べるくらいでしょうか。

みなさんも健康には気をつけてくださいね。

あ、あと最後に、食べ物のありがたさについての補足です。
これはわざわざ皆さんが絶食などの体験をしてまで感じなくていいと思ってます。そんな体験はしない方がいいとも思ってます。せいぜい、お腹すいた時に食べるご飯を味わって食べたらそれでいいと思います。さらに加えると、もしここまで長文読んで何かしら感じて頂けたなら、僕はそれでハッピーです😄

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