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愛すべき シザーマン


haaaa......tsurai.......



ホラーゲーム好きすぎてつらい〜〜〜!!



これは「#ホラーゲームシリーズ」としてどんどん語っていこう!

と思っています。


映画も結構サスペンスものが好きなんですが、

ホラーゲームといっても、ただ怖いだけじゃない

脚本が素晴らしいホラーゲームが大好きなんです!

特に、クロックタワーシリーズから「クロックタワー3」を

今日は語っていく〜!




クロックタワーの主人公は非力


勇者が、悪者に立ち向かい、剣を振りかざし、突き刺して勝利!

・・・という王道ゲームストーリーが大流行りしていた時代に

クロックタワーは生まれました。


何故、クロックタワーが大ヒットしたのか?


上記の通り、当時日本で人気だったゲームは敵と真っ向から戦うというもの。アメリカで成功を収めたゲーム業界が日本へ参入し、同じように他のゲームもそのように作られていました。

それはかつて、

かの有名メタルギアソリッドシリーズを手掛けた

ゲームクリエイター小島秀夫によって、概念から壊されるのです!

彼は、

「敵と戦うんじゃなくて、ひっそりと敵地にひっそりと潜入し、見つからないように進んでいく」

といった、逆転的発想からメタルギアソリッドを作りました。

(メタギアも大好きなので、またそれは別のnoteで〜!)


その影響を受けて作ったのが、クロックタワーシリーズ。


主人公は、両親の死別後孤児院に引き取られたジェニファーという女の子。


そしてあの有名な敵キャラ”シザーマン”からひたすら逃げるだけ。

そうなんです、クリア条件は「逃げ切ること」。


これが当時小学生の私から見て

「かっけええええ!!!!!」

だったのです。。。。。。。

「逃げる」という概念を、ゲームの中に確立させたの、ハンパなくないですか???設定すごすぎる。

そして、 逃げる+ホラー という要素がまた最高に怖い演出をしてくれる。

そこからわたしのクロックタワー愛がシリーズを通して加速していくのです。。。。

(クロッククワーシリーズのついて全て語るととんでもないことになるので、今回は以下のを・・・!)


特に!特にすきなのが〜!

「クロックタワー3」なのです〜!!!

画像1


で、で、今超見て欲しい映像のリンクが貼れなかったんですが....↓

「クロックタワー3 メイキング映像 Making of CLOCK TOWER 3」
https://www.youtube.com/watch?v=Upb088E3mqc

こちらです。泣きます。私は泣きました。55分あります。

まず監督が「深作欣二」。

1973年(昭和48年)から公開された『仁義なき戦いシリーズ』は邦画史に残るヒットを記録。映画『柳生一族の陰謀』『復活の日』『魔界転生』『蒲田行進曲』『里見八犬伝』『忠臣蔵外伝 四谷怪談』『バトル・ロワイアル』など、発表した一部の映画がヒット・話題作となった。


はいもうすごい〜。


あの『ねえ、友達殺したことある?』の監督ですよ。



そこで疑問になるのが、



ゲームに監督なんているの?ってことです。



はい、説明します。


クロックタワー3は、モーションキャプチャーで撮影されたのですが、

ゲーム中にイベントがあるじゃないですか。

その映像監督というわけです。


スクリーンショット 2020-05-06 23.06.36

↑うん、わたしもそう思うよ!


私はこの3を始めてプレイした時の衝撃は忘れられません。

当時は深作監督のことを知らないでプレイしてましたが、


「なんだこの、、、、忘れられない言い回し、、、、芝居かかった感じが逆に好き、、、、、あとアリッサの声かすれすぎ、、、、、、好き」


という感想(笑)


3のことは絶対noteに書こうと思ってたので、

まず1週間前くらいにメルカリで取り寄せ、

今日クリアしました。

これで全部の記憶を思い出した状態です。。。!



そして、ふと「メイキングとかあるのかな?」と私のメイキングおバカ熱の名の通り検索してみたらなんと、



スクリーンショット 2020-05-06 23.08.02

あったわ!!!

(もう一回リンク貼っておきます!)

https://www.youtube.com/watch?v=Upb088E3mqc


あったのよ!!

スクリーンショット 2020-05-06 23.07.29

スクリーンショット 2020-05-06 23.34.17


いや〜〜〜〜マジで最高すぎて正座して見ました。

アップしてくれたひとありがとうございます!!!


そして、あのイベントシーンのいい違和感はこれか!!と確信しました。

深作欣二、只者じゃありません。

まず、モーションキャプチャーの収録範囲が当時はとてもとても狭かったらしい(それでも他のゲームではそれで作っていたんだけど)、


ので、深作さんは


東映の一番でかいスタジオに

超でかいモーションキャプチャースタジオ作っちゃいました。


スクリーンショット 2020-05-06 23.41.18

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「大物監督っぽい〜!」


とかふざけながら見てたら、、、、、、

そのあとの工程に戦慄しました、、、、、、。


その1. 主人公アリッサのオーディションに160人。

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オーディションで160人見るって、1週間くらいかかるんじゃないかな。体の柔軟性、アクションシーンもあるので、それも含めて見ていたんでしょうね。。。

(その下にあるデニス役、アリッサのお笹馴染みにも165という数字が....震)





そして、アリッサ役を射止めたのが、藤村ちかさん。

スクリーンショット 2020-05-06 23.41.57

綺麗な人だー!

彼女が

「オーディションが朝7時から夜10時まであるというのが人生初めてで...」と話してて、泣きそうになりました。私も聞いたことないです。



その2. 本読みで助監督が効果音を生演奏

スクリーンショット 2020-05-06 23.48.12

こうして、配役全員決まったところで本読みに入ります。


ほ、ほんよみ....?

(確認ですが、これ、ゲームの制作風景です)

本読みのシーン、お芝居の雰囲気が出るように、効果音を実際に流してるんですが、それがなんと生演奏。


スクリーンショット 2020-05-06 23.48.56

デニス「アリッサ〜!」

効果音:どんどんどん!!!!!


スクリーンショット 2020-05-06 23.48.34

敵「ぶっ殺してやる!」

効果音「ガンガンガンッ!!!!」





いやいや、面白すぎでしょ!!!!!笑





この助監督さんの役、超やりたい。。。。



3. ワンシーンの撮影に7時間。

スクリーンショット 2020-05-06 23.59.34

アリッサが、母親からの手紙を読み、ベンチに座り、再び歩き出す。


このワンシーン、ゲームの冒頭のシーンなんですが


リハーサル4時間、撮影時間7時間という地獄みたいな時間。

スクリーンショット 2020-05-07 0.00.01

スクリーンショット 2020-05-07 0.00.20

うお・・・・。



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藤村ちかさん、ストレスでめっちゃニキビできてるやん。。。。泣


でも、この時間があの素晴らしいシーンになってるんだなぁと思うと、

何回でも見なきゃと思いました。

欣二ぃ。。。!


はい、これ前後編分けます。


もう語りきれん!!!!!



クロックタワー、周りに好きな人いないんですけど、

だれかいますかね。


後編は、わたしがなぜこのシリーズで3が1番好きなのか?を話したいです。


ヒントは、

おじいちゃんの愛情です。