S.A.T.S/Shout at devils 制作秘話 ジャケ編

S.A.T.Sの1stCD/Shout at devilsが7月13日にnarrow gauge recordsからリリースされます。DISC UNIONの予約告知でジャケが公開されてますので、これについてちょっと書きたいと思います。そもそもdevilとかdeathとか、歌詞とかで語るのちょっと止めようぜって十代の頃、当時のメンバーに言われ長らく封印しておりました。
ある日突然、もういい歳になったので、今言わなきゃいつ言うんだ!と勝手に思い込み、CDの1曲目、
"In my hands and heads,it's the world war"の元ネタの歌詞を作りました。(歌詞はギターで歌い手の澁により、大幅改良しましたが…)それ依頼、悪魔的なイメージってのが少し有ったのですが、昨年12月に行ったレコーディングの最中、我々S.A.T.Sをもじったタイトルで案が降臨してきました。ちょうどラフmixを行ってた最中で、筆談でメンバーに見せた所、澁が縦書きにして黙って返してきたので、これで行こう!ってのはその場で決まっておりました。

レコーディング中の元ネタ落書き

で、自分でPC使って描いてみたものの、なんかデモジャケの様で足らない…narrow gaugeからのリリースが決まってから、「今回は誰かにジャケ制作を依頼しようか」と提案をした所、澁が一言、「S.A.T.Sは音の表現もあるが、こういうデザインだとかそういうのも含めてバンドとしての表現だから俺達でやったほうが良い」ときっぱり言い、その時に「だよね、やるしかない!」と思ってしまった(笑)そうこうしてるうちに澁が携帯の描画ツールかなんかで作った背面が赤くムラムラに塗られた画像が送られてきて、こんな感じが良いのではとの事。

↑トレイラーの冒頭、澁の赤いムラムラ元ネタ

でこれをIllustratorで表現しようとしましたが、全然上手く行かず、赤い塗装の背面で作るもしっくりこない…んーなんか象徴的に関連付けられる背景は無いか…採用のギターの絵はその昔、渋が入院した際に、指に絵の具を付けて描いた物。オリジナルカラーでタイトルをレイアウトするも、しっくりこない。そうだ赤色に色調補正し、背景に使おう!と決め、何色もパターンを作り今回のジャケットに決めました。まだ、現物は見てないので、上がりはお楽しみですが、シンプルなジャケながら調整は2ヶ月位かかりました…ジャケの内側、インナー、盤面とかは割愛しますが、無い知恵絞って作ってみましたので、リリースの暁には手にとって見てみて下さい。
書き出すとレコーディングの話やら、色々有るんですが気まぐれで又書くかもです。

最終形