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経営計画立てるなら、「亀」を飼おう

岡﨑拓也

株式会社枠のオフィスには、亀がいる。比喩でもなんでもない、生きていて、ときどきのっそり動く、本物の亀だ。

主食は小松菜

この亀、「ケヅメリクガメ」という品種で、最大80cmくらいの大きさに成長する。いわゆる「ゾウガメ」は成長すると100cm~120cmくらいの大きさになるので、動物園にいる大型の亀を想像してもらうと、大差はないと思う。

話は変わるが、経営において大事なのは「目標設定」だ。目標が要らない会社というのは、この世界にない(と、は思う)。誰の目から見ても達成したのが明らかな方がいいので、だいたいの会社の目標というのは「売上●億円!」とか「どこどこに自社ビルを作る!」みたいなモノが多い。

ただ、どこどこに自社ビルを建てられなかったとしても代表が死ぬわけじゃないし、会社が爆発するでもない。要するに、この世の多くの「会社の目標」というものは、状況に応じて変えてしまうことが可能なわけだ。

そんな環境下でも目標を達成するには、それこそ「その目標を達成しないと、代表の自分が死ぬ」だとか「●年までにどこどこに自社ビルを建てられなかったら、会社を爆発させる」ぐらいの危機感を、自分たちで覚え続けなければならない。そんな恐怖政治、考えただけでも頭痛がするし、胃も痛くなる。は絶対に死にたくないし、白井さんだって上ノ薗さんだって、爆発したくないはずだ。だから、亀を飼うことにした。そう、タートルだ。

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先ほど話した「ケヅメリクガメ」は、体が成長する速度が速く、1年間ごとに10cmほどのペースで大きくなっていく。きっと3年後には、今使っている水槽には体が入らなくなるだろう。水槽だけならまだいい。完全体の80cmになると、ワンルームの会社の中で、自由に歩けるスペースなんて1mmもなくなってしまうだろう。

そうなると、この亀太郎(突然ですが、この亀は「亀太郎」といいます。名付けたのは白井です)のために、場所を用意する必要がある。かなり大きくて多少汚れても大丈夫なオフィスが必要不可欠だ。であれば庭付きの方がいいから、庭付きのオフィスを借りなければいけない。庭付きのオフィス、結構な家賃になりそうだ。ということはだ、それだけの家賃を賄えるように売り上げは●●万円くらい必要になるだろう。

これらの目標をすべて達成しないと、愛しの亀太郎を手放さないといけない。

これに近いのが、ある意味で社員という存在だと思うのだが、かなしいかな社員は、その会社以外でも生きていけてしまう。でも亀は、このオフィス以外の場所に放り出されたら、一人では生きていけないだろう。もちろん、亀太郎を荒野に放り出しはしないので、そう考えると「亀を飼う」という目標設定のあり方は、「会社が爆発する」ということにとても近いんじゃないだろうか。

「ケヅメリクガメ」が成長する速度は、亀の中でも抜群に早い。「枠」を設立してまだ数ヶ月しか経っていないけれど、のんびりしている暇は、なさそう……


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岡﨑拓也
株式会社枠、代表取締役(人) 東京大学卒業後、NHK入社。教育分野の番組を主に制作。2018年8月に退職。フリーランスを経て、2021年6月に株式会社枠を創業(代表3人と亀1匹)。京都に住んでいましたが、大阪に引っ越しました。