27歳のオタク

27歳オタク最近よくこう思う。
価値観が合うと思っていたオタク達がどんどん減っていっている。

「今のシーンリアコすぎ♡」
「今の〇〇くん(二次元キャラ)彼氏すぎてムリ」
「今のは結婚した」
「無理尊い…」

などと言って盛り上がっていた同世代がどんどんいなくなっている。

理由はすぐわかる。キャリア育成や、親の介護をしなければいけなくなったり、自分自身病にかかったり、結婚を考えたり、彼氏ができたり、居ないにしてももうあと30歳という大台まで3年しかないという27歳という年齢に現実を見ているんだと思う。

20代前半をオタクに捧げ、出会いなんかより現場に行き三次元の人を見たとしてもやっぱ二次元にはかなわんよなと勝手に決めつけ、ぬるっと生きてきたがこのままだと私ってどうなるの?このアルミとかブロマイドアクスタってこれからの私に必要?と思い始めたり、私この仕事オタクしやすいから選んだけどこれってどうなの?等


自分自身A3の痛バって肩も腰痛くなるしなんならイベントに参加すると次の日にどっと疲れが出る年になった。悲しいかなイベント参加日と次の日も回復日として休まないと仕事にならないようになってしまったのだ。イベントが癒しだと思っていたのに。
そんな時に遠征の帰り道にもう小さい痛バにしようかなイベント参加率減らしてその分何か別の事に使おうかなと思っていた時、丁度インスタで一般人の友達がハイブランドのバッグを買っていたのを見てそこから貯金を始めた。こそこそ隠しながら電車を乗り継ぎ会社の人に会いませんようにと祈りながら現場で会う人にしか価値がわからないようなバッグに何万とかけている事に疑問を持ってしまったのだ。

のめり込んでオタクをしてきた人からするとオタクというものは片手間に出来るものではない。
何かしら取捨選択してきたはず。その捨ててきたものを拾うためには大部分を占めているオタクを捨てるしかない。
今この瀬戸際にいるのが27歳だと思っている。

私自身はそういうオタク友達を見ながら寂しさを感じる。好きなコンテンツで繋がった以上、飽きてしまったり別の作品に移動する際にオタクの縁は切れがちである。オタクを辞めたり、別作品に移動するにしてもTwitterは繋がっていたいと思うしたまにでも浮上して近況を教えて欲しいし可能ならご飯に行ったりしてこんなことしたねって話したいなと思う。

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