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笑えない話を笑えるところまで持ってく儀式 第2部

つづきです。

エニカでは、もちろん貸し出し期間に運転者は、保険に入ります。

今回、単独自爆事故なので、関係してくるのは車両保険ですね。

保証されるのは、限度額300万円で、
・修理費用
・使っている車の時価価格
・新しい車の購入費用
で、一番安い金額が適用との事。

気持ち的には、大事にしてきたキャンパーなので、直せるなら直したい。

返却されないままの愛車は、何せあの写真でしか見ていない。厚木にいるとの事で、まずは、実車を見にいこう。
もしかしたら、屋根の穴とフロントガラス、ちょっと板金なら200万程度で収まる可能性もあるだろ!前向きに行くぜ!

到着からの確認!





うーん。前の換気は、相変わらずバッチリ!
やっぱ夢じゃなかったみたい。ざんねん。






ん?おやおや?後ろも換気バッチリになってる!知らなかったなぁ。気が利いてやがる。





おや?そこにあるのは、椅子かな?

って事で、修理屋さんに言われる前に、そして、中を確認する前に、食い気味に「廃車っすね。これ。」と言うと静かに頷いてくれました。悲しみ。


そーなると、新しい車の購入金額って安くなる意味わかんないので、時価価格になってきます。この辺りの金額のラインを保険屋さんと戦わなきゃになるわけです。

さあ、テンションあげて、やってやるぜ!

保険会社に電話してみると、「このやりとりをなさるのは、加藤様ではなく、保険に入っていらっしゃる〇〇様(事故った大学生)になります。」

は!?ちょ待てよ(40代 2回目)

戦うのは、なんと、俺じゃないんですって。

保険に入ってた大学生なんですって。まぁ、そうなりますよね。。

でも、俺の車なのに、直接やり取りできずに、大学生を通してやり取りになるわけです。

マジかよ。

俺のスタンド、朝バッテリー上げちゃう系のドジな大学生って貧弱な感じで心配マックス。

でもスタンドくんには頑張って貰わなきゃなので、メール。

「ここから保険会社と戦うのは、あなたになるそうです。責任を感じるなら、一緒に頑張っていってくださいね。」

「了解しました。一緒に頑張りましょう!」

おやおやぁ?それ、スタンドのキミが言うセリフかしら?なぁんか引っかかるお返事だけど、マァいいや。頑張ってくれるなら。

「この件、早く動かしていきたいので、ガンガン連絡したり、立ち会ったりして下さいね、よろしくお願いします。」

「明日から三週間弱父島の方にボランティアに行ってしまうので、立ち合いは難しそうです。。。」


は!?ちょ、待てよ(40代 3回目)


父島

おぉーいいとこそーじゃん。
おじさんも行きたい。
なんなら母島さえ行きたい。

ボランティアっていい若者だなぁ…ってコラァ!その時間、俺のためにボラってくれよ。
頼むよ。。。
アナタ、一緒に頑張ろうって誓ったじゃんよ…
どうして行ってしまうのよ、父島に。

父島

父島って。
なんなの父島って…
情報少なすぎるよ。

父島のバカァ!


でもね。卒業して働くまでの刹那の間、青年から大人への季節にボランティアでしょ。もう知るか!行ってこいやぁ!って感じで、特に突っ込みませんでした。立派な大人になって下さい。

という事で…
貧弱な電波の遠隔スタンドくんを使いこなせる自信はこれっぽっちもないけど、戦いの火蓋は、今、切られる。。。

いやぁ、本当にこんな事ってあるんだなぁ。

またつづく。

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