第二回 誰でも一度はやっている?

 第二回です!今回は前回話した論理的な文章を実際にどのように書くか、ということについて話していきます。

文章が論理的であるかどうかの基準になるものとしては、

文章と文章の繋がり

を見られることが多いです!特に、小論文を書き始めてまだ日が浅い人は、この点が苦手な人が多いように感じます。

具体的には、資料文のグラフに日本の人口の内訳の年度ごとの推移が載っていた時に、高齢者が増加している→出生率が低下していると決めつけるのはかなり乱暴な理論構造ですよね。書いている本人はしっかり内容が通じていると考えているかもしれませんが、読み手からしたら、その二つに明確な因果関係があるとは考えませんよね(むしろ考えちゃう人はやばい)

このようなミスはしばしば読み手と書き手の認識の違いから生まれます。

読み手としては、高齢者が増加している → 出生率が低下している

書き手としては、伝わると勘違いして、この二つを結ぶ→の間にある無数の要因等を省略してしまうことがあります。

しかし、読み手からすると、いきなり乱暴な結論が出て、論理が飛躍していると判断することになります。

意外と自分はやっていないと考えながらもこのミスをしている人は多いので注意しましょう。