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節約生活の終わり

iPhoneのアラームのスヌーズを停止する。
それなのにアラーム音が鳴り止まない。
どうして……
さっき止めたのに……

最近とても疲れている。
精神的な疲れではなく、肉体的にだ。
37℃なんて気温が続いて、体力が奪われ、帰宅した時にはヘロヘロで夜9時には寝る生活が続いている。

                 *

男の子「いやー、稼いでもお金を使う時間がないからさ」
女の子『じゃあ、今が貯めどきですね』
男の子「いや、今が使いどきでしょ、まだ貯めるには早いから」

20歳くらいの、これから付き合うのかな?という感じの、微妙に敬語が入り混じった、しかしながら相手の話をひとつ残さずすくい取り、楽しそうに笑いながら話している男の子と女の子の会話だ。


私は傍らで、「今が使いどきでしょ、まだ貯めるには早いから」に対して半分正解、半分間違い、なんて思いながら聞いていた。
20歳なら、どんどん自己投資をしてやりたいことを経験しまっくたら良いと思う。人生を楽しんで、その経験を糧にしていくといい。
老婆心ってやつですね。

そして、まだ貯めるには早くなんてないということ。
貯金があると、人生の選択肢が増える。
『あー会社の環境が悪いなぁ。人間関係が辛い。』なんて時には、転職しようと決断出来る。お金で解決できる事は、出来るだけそうしていったらいい。お金では解決出来ない事が、世の中にはけっこうあるから、せめてそこらへんはサクッと乗り越えていきたい。

さて最近の私はというと、ギッチギチの節約生活を終わりにしました。いままで収入の半分を貯蓄・投資に回していたので日々の生活がとても小さかった。ケチめかしいなんて言葉を投げられたりしました。

お金を「使わない」のと「使えない」には明らかな違いがある。
あるのに使えない生活から、あるのに使わない生活へと変更することにしました。

約半年間、あるのに使えない生活をしてきたので、無駄使いはもとより、ひとつ買い物をするにも本当に必要かどうかを予算と照らし合わせて買い物をするようになった。
お小遣いが千円に満たない小学生の時に、いかにしてやりくりしていくかという感覚だ。
ある程度、強制的に自分を変えざるを得ない状態に持っていくことは、新たな習慣を得るチャンスなのだと思う。半年続けて、この体質を手に入れたので、これからも維持し続けたい。

収入の半分とまでいかずとも、42%は貯蓄にまわし、いつでも行動できるように備えている。
これが正解、なんて無くてそれぞれの環境があってのことなので自分の場合はこうしているとしか言いようがないのだけれど、他の人ってどうしているんだろうと気になったりしますよね。
素敵な人が何を買ったのかよりも、普段お金を使わない人が買い物をしたと聞くと「何を買ったんだろう」と俄然気になってしまいます。

たまに、物欲が沸々と湧いてくるのだけれど、洋服が欲しくなったときは美容院に行って自分の見た目をこざっぱりさせようと思います。
素敵なお洋服も、もさもさの髪の毛では輝かないのではないでしょうか?

こういう事を繰り返して、内省して成長し続けていくんだなぁと、せっかく生きているのだから楽しもうと新たな決意をした夏です。

暑い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。

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