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硬い身体でヨガを楽しむ

ヨガを毎日している。
始めたきっかけは友達がヨガをしていると聞いて、「でもヨガって体が柔らかい人しかできないでしょ?」と定番の返しをしたら『いや、私も体硬いけどやってるよ。スッキリしていいよ、ワタナベもやろう!』と誘ってもらったのが始まりだった。

屁理屈を並べて否定しなかった自分を褒めたい。「じゃあ、やってみようかな」と素直に思えた。
友達の優しさもあったかもしれない。

体が超絶柔らかい人からすると、硬い人のほうが「伸びて気持ちがいい」という感覚が沢山あって羨ましいらしい……半信半疑だったが、続けていこうと心に決めたキッカケになった。
ヨガの最中に自然と涙がヨガマットへ垂れる事がある。
体が伸びるのが気持ちよすぎて、知らぬ間に泣いている。

                 *

大人になって、何かを始めるというのはワクワクする。
生活が良い方へ変わる気がするし、あたらしい習慣を作るのも良い変化だと思う。「習慣とは21日継続すると出来上がるもの」だと同僚から昔聞いて鵜呑みにした。本当のところなんてどうでも良くて、いわば自己暗示である。

バレットジャーナルの習慣トラッカーの、ヨガした日に丸をつけていく。
カレンダーが丸で埋め尽くされていく。
小さい頃の、夏休みのラジオ体操のハンコみたいだ。
継続できていると認識できて、これからも続けようと思える。
今では、やらないと気持ちが悪くなってしまうほどに習慣化した。

ヨガをした後、精神がスッキリするのが毎日の土台となってくれている。
これから仕事に向かわなくてはならない朝、気持ちが整うのがありがたい。
仕事に集中しすぎているとき、呼吸が止まりがちだった私だけど、今では緊張する場面では深呼吸をするようになった。

毎日の薄い積み重なりが、いつしか地層となり大地になる。
小さな自信へ繋がるヨガを始めて良かった。
何歳からだって遅いことはない。私もやっと2年経つくらいだ。

物欲が高まった時にも有効で「ヨガができたら他はいらないな」なんて思ってしまったりもする。いい事だらけですね。
これからも格好つけないで続けていきたいです。

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